TAJIHM の 兵庫の山めぐり <南但馬 
 
氷ノ山    ひょうのせん 1509.6m 養父市
若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 氷ノ山
 
【2025年8月】 2025-144(TAJI&HM)
 
    養父市尾崎より  2025 / 8

 8月は当然暑い日が続くが、その中でここなら涼しいだろうとの考えで氷ノ山に向かったのは2025年8月のお盆休暇中の一日、15日のことだった。夏場なので短時間で山頂に立とうと、大段ヶ平コースを登ることにした。
 横行林道を走って大段ヶ平の駐車場に着いたのは10時前だった。いつもながら数台の車が止まっていた。氷ノ山を見るとその上空は雲が広がっていたが、曇りと言うほどではなく、雲の多い晴れと言えそうだった。駐車場の気温は27℃ほどで、あまり暑さは感じなかった。これなら山頂での涼しさを期待出来そうだった。登山口を通って自然林の樹林帯に入ると、気温は26℃となり涼しい風を受けるようになった。森の散策をしている雰囲気だった。緩やかな上り坂が続くうちに樹林は減って、周囲にネマガリダケが増えてきた。上空の雲は次第に減って、青空が広がろうとしていた。そうなると陽射しを受けながらの登りが増えてきた。樹林に囲まれることはあったが、陽射しを受けている方が多かった。大屋町***避難小屋までは順調だったが、神大ヒュッテが近づく頃にははやバテ気味になってきた。そこで神大ヒュッテの前で小休止としたが、なかなかバテ気味の体は元に戻らなかった。神大ヒュッテを離れても陽射しを受けることが多かった。夏場の登山をして大段ヶ平コースは、登山時間は短くても陽射しを受けることがけっこう多いことが分かった。千本杉の木陰で一休み、古千本杉でも一休みと、休み休みの登山になってしまった。それでも山頂避難小屋が見えて来ると少しは元気が戻って、後は休まず歩いて山頂に到着した。その山頂が予想以上に涼しかった。小屋に入ると気温は22℃だった。窓は開かれており、涼しいばかりの風は爽やかそのもので、まさに極上の涼しさだった。小屋の外も同様で、夏の氷ノ山は兵庫の山では別格の涼しさだと改めて認識した。この日の視界はうっすらしていたこともあり、ひたすら風の涼しさを楽しんだ。ところで山頂そばのもう一つの避難小屋に立ち寄ってみると、入口は施錠されておらず中に入ることが出来た。ただ中の空気は淀んでおり蒸し暑さも感じた。すぐに山頂へと引き返した。山頂は常に10人前後のハイカーがおり、まずまずの賑わいだった。そのハイカーに混じって山頂では80分ほど過ごした。下山は往路を戻るのみ。昼を回っても山頂の涼しさは続いていたが、登山道を下り出すと、そちらの空気ははっきり生暖かさを感じた。それでも下る方向なので、暑さは感じるもののバテ気味になることは無かった。ただ陽射しを受けながらとあって大汗をかきながらだった。下山でも神大ヒュッテで小休止をとり、後は休まず歩いた。大屋町避難小屋を過ぎるとほぼ木陰の自然林となり、その美しさを愛でながら散策間隔で登山口へと戻って行った。
(2025/8記)
<登山日> 2025年8月15日 9:47大段ヶ平駐車場スタート/9:50大段ヶ平コース登山口/10:17大屋町避難小屋/10:34〜42神大ヒュッテ/11:18〜12:38山頂/13:02〜05神大ヒュッテ/13:18大屋町避難小屋/13:45登山口/13:48駐車場エンド。
(天気) 晴れとは言えたが、雲の多い空の下をスタートする。登山口辺りの気温は26℃。登るうちに雲は少し減ってきた。山頂の気温は22℃。風は涼しく爽やかだった。視界はややうっすらしていた。登山口に戻ってきたときは快晴になっていた。
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大段ヶ平の駐車場に着いたときは、山頂にはうっすらガスがかかっていた スタートしたときは、ガスは消えていた バイオトイレは正常に使えていた

(←)
大段ヶ平コースの
登山口に入った

 (→)
  登山口標識は「大
  段平登山口」だっ
  た
登山口から山頂までは2.8kmだった 駐車場からなら3kmほどだった 登山口から周囲は鬱蒼とした自然林だった その森林浴感を楽しみながら歩いた 暫くは緩やかな道だった
登山道に大きなブナの木を見た 山頂まで2.5kmの標識を見る 周囲にブナ林を見ることがあった
樹林の切れ目からは笹原の広がる風景が眺められた 陽射しを受けながら丸太の階段を登った また樹林帯に入ると、山頂まで2kmの標識を見た
大屋町避難小屋まで歩いてきた ブナ林を眺めた 山頂まで1.5kmの標識を見る 中間地点だった
陽射しを受けながらの登りで、バテ気味になってきた 神大ヒュッテの前で小休止とした 小屋のそばで、山頂まで1kmだった
陽射しを受けながらで、バテ気味となって登って行く 千本杉まで登ってきた 千本杉を見上げた
千本杉を抜ける木道は老朽化が進んでいた 千本杉を過ぎると、山頂まで500mだった ネマガリダケに囲まれた道は、陽射しを強く受けた
また杉林に入った 古千本杉だった 古千本杉を過ぎると、山頂避難小屋が見えてきた 少しは元気が出て、休まず歩いて山頂に近づいた

(←)
氷ノ山の山頂に
着いた

 (→)
  広場側から避難小
  屋を眺めた
山頂の一等三角点(点名・氷ノ山)を見る 避難小屋での休憩を終えると、休憩小屋に向かった 山頂休憩小屋のそばに立って小屋を眺めた
小屋の中に入れたが、空気が籠もっていたためすぐに外に出た 休憩小屋の前から山頂の避難小屋を眺めた 小屋前の空き地は建築時に使った資材置き場の名残だった 山頂に戻って妙見山の上空を眺めた 青空が増えていた
視界は少し良くなったようで、北の方向を眺めた

上の写真の右手と
なる北東方向を眺
めた
休憩を終えると、大段ヶ平へと引き返した 前方に千本杉を見る 左手が開けて鉢伏山を見た

(←)
鉢伏山を大きく見


 (→)
  古千本杉を見上げ
  た
千本杉の木道を歩いた 千本杉を過ぎて、このブナの木を眺めた また神大ヒュッテの前で休憩とした
神大ヒュッテ前のブナを見上げた 下りを続けて前方に見えてきたのは須留ヶ峰だった 下るうちに木陰が増えてきた
大屋町避難小屋まで戻ってきた 道が緩やかになって、森林浴の世界に入った 森の雰囲気を楽しみながら戻った
登山口に戻ってきた 駐車場へと戻って行く 駐車場から氷ノ山を見る 午後の空は明るかった