TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北海道の山 
 
函館山    はこだてやま 334m 函館市(北海道)
 
1/2.5万地図 : 函館
 
【2020年9月】 2020-164(TAJI&HM)
 
   茂辺地ふれあい漁港公園より  2020 / 9

 函館山は山頂からの展望が全国的に有名で、その山頂まで車道が通じているとあって、観光名所でこそあれ登山対象の山では無いと思っていたのだが、調べてみるとハイキングコースも充実しているようだった。そうなると函館に行く機会があれば、是非登ってみたいと考えていた。
 2020年9月の最終週に出かけた北海道山行は道南の山を登るのが目的で、一番は大千軒岳だった。その大千軒岳を快晴の28日に登ると、もう気分的に山行は成功したことになり、後はどの山を登っても良かった。翌29日も朝から快晴だったが、前日の疲れが残っていたことでもあり、この日は観光登山をすることにした。当然目標は函館山だった。1時間とかからず登れそうだったので、ホテルでゆっくり朝食をとると8時20分時過ぎにホテルを離れた。ナビを函館山の西麓、山頂まで続く車道の起点辺りにセットしてレンタカーを走らせると、山麓の駐車場にすんなりと到着した。駐車場のそばが旧道コースの登山口だった。平日だったが早朝登山を楽しむ人は多いようで、20台ほどのスペースはほぼ満車状態になっており、残りのスペースに車を止めた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。登山道は整備され過ぎているようなことはなく、適度な幅の未舗装路で歩き易さも適度だった。始めに何度か山頂に通じる車道を横切ったが、以後は純粋に自然林の里山道を登る雰囲気となった。その自然林の佇まいは悪くなかった。合目の道標があり、コースの分岐点にも標識があって、地図を必要とせず登って行けた。ちらほら下山の人とすれ違うも、静かな登山だった。その里山の雰囲気が終わったのは七合目の先で、山上のつつじ山駐車場に出るとすっかり観光地の雰囲気となった。そこからは旧道コースを離れて車道歩きで山頂に向かった。ロープウェイの下を通るとき、はや函館市街が一望となった。車道歩きは短く、10分も歩けば山頂展望台のそばに着いた。平日の上に朝の時間帯とあって、展望台を訪れている人は数人しかおらず、自由に山頂展望を楽しめることになった。有名な函館市街の風景だけでなく、津軽海峡の風景や下北半島の風景が快晴の下で楽しめた。その山頂で30分ほど過ごすと、下山は旧道コースの表示に従って、ずっと旧道コースを歩いて駐車地点へと戻って行った。ところで山頂には三等三角点(点名・函館)があり、標高は332.6mだった。地図の最高点は334mとあったので、三角点そばの建物の位置かと思われた。
(2021/10記)
<登山日> 2020年9月29日 8:37登山口駐車場スタート/9:03旧道コース五合目/9:14旧道コース七合目/9:25〜54山頂/10:09旧道コース五合目/10:32駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。樹林帯の気温は19℃、山頂は陽射しに暖められており20℃ほどあった。風は僅かだったが、爽やかな風だった。視界は澄んでいた。
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西麓に向かうと、すんなりと登山口駐車場に着いた 
8時半だったがほぼ満車状態だった
登山コースの案内図があり、ここから始まるのは旧登
山道コースだった
旧道コースに入った
ふれあいセンターの前を通った 自然林に囲まれての登りだった 車道を横切った
キャンプ場のような所を通った また車道を横切ると、そこが一合目だった 階段を登ることがあった
車道は三度横切ることになった 二合目が現れた 傍らに石仏を見た 優しげな風景が続く
三合目が現れた そこは標高161mだった 標識を見ると、その奥に野鳥観察小屋があるようだった 石仏は函館山三十三観音巡りだった
五合目は分岐点だったが、山頂へと向かった 途中に平坦な道が現れた 六合目を見る そこは標高250mだった
ヨメナの花を見かけた 前方に山頂が望めた 東の方向が開けて、汐首岬が眺められた
七合目まで来ると、山上の施設が見えてきた 山頂との標高差は30メートルほどとなった 車道に合流することになった

(←)
左手はつつじ山駐
車場だった

 (→)
  山頂への近道コー
  スには入らず、車
  道歩きで山頂に向
  かった
左手を見上げると、そこが山頂だった 別の車道に合流した 山頂の北側に回ってくると、函館市街が一望となった
ケーブルカーの下を通った この車道で九合目標識を見た 山頂の電波塔群の前に出てきた
その建物群へと近づいた モニュメント風のものがあった 近づくと、それは三等三角点(点名・函館)だった
展望デッキへと階段を登った 前方の建物はロープウェイの山頂駅だった 一番展望の良い場所まで上がった
北を見ると、函館で一番有名な市街地が一望の風景が眺められた 函館駅の辺りを見る
市街地の背後でゆったりとした姿は姿は横津岳だった 上の写真に写る三森山を大きく見る 東に海向山と恵山の並ぶ姿を見る
場所を変えると、西の方向が一望となった
上の写真に写る当別丸山を大きく見る 同じく桂岳を大きく見る 同じく袴腰山を大きく見る
駒ヶ岳の姿は迫力があった 松前半島南部の山並みを眺める
展望デッキを下りて南側に回ると、津軽海峡の風景が眺められた 左の写真に写る鞍掛山の背後は、下北半島の大間崎辺りだった
下山は車道では無く、旧登山道を忠実に辿ることにした 標識に従って、施設の中を歩いた 遊歩道に入った
この遊歩道でも函館山三十三観音巡りの石仏を見た 山上を巡る車道を横切った 遊歩道の続きに入った
つつじ山駐車場に下りてきた ここからは往路と同じ道だった 自然林の中へと入って行った
太い杉の木は、江戸時代後期の植林のようだった 往路で見落としていた四合目標識を見る 車道を何度か横切る位置まで下りてきた
(←)
旧道コース登山口
に戻って来た

 (→)
  当別丸山に向かう
  とき、茂辺地ふれ
  あい漁港公園に立
  ち寄って函館山を
  眺めた