TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岩手県の山・秋田県の山 
 
八幡平    はちまんたい 1613.3m 仙北市(秋田県)
八幡平市(岩手県)
 
茶臼岳    ちゃうすだけ 1578.2m
1/2.5万地図 : 八幡平
 
【2008年10月】No.1 / No.2 2008-95/2008-96(TAJI&HM)
 
   八幡平アスピーテラインより茶臼岳を望む 2008 / 10

 2008年の秋は東北の紅葉を楽しもうと考えた。そこで山を登ることよりも山の美しさを楽しむことに重きを置いて選んだのが八幡平だった。八幡平は岩手山の西、岩手県と秋田県にまたがる高原で、高層湿原になっており、八幡沼を中心に池塘が点在している。ただ山としてはメリハリに乏しく、1996年東北山行では岩手山まで来ていたのだが、八幡平を登ろうとの気持ちは起きなかった。その八幡平も紅葉の山としてなら十分に魅力が感じられて、秋の東北山行を計画したとき、すっとその名が思い浮かんだものだった。 そして計画を具体化したときに、最初に訪れる山と決めたものである。
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(10月9日)早朝の全日空機で仙台空港に下り着くと、後はレンタカーで東北道をひたすら北上した。この日の東北はぐずついた天気になっており、ほぼ雨の中を走ることになった。それでも岩手県の中ほどまで来ると雨は止み、空の一部には青空も見られるようになった。高速道を八幡平松尾ICで下りると、後はナビのままに走って八幡平アスピーテラインに入った。平日とあってこのドライブウェイを走る車は少なく、のんびりとしたドライブだった。その車道から岩手山の方向を見ると、そちらはすっかりガスで、裾野がちらりと見えるだけだった。登るほどに八幡平山頂方向が見えて来ると、そちらは上空こそガス雲が広がっていたが、稜線は見えていた。ゆっくりと走って高度を上げて行くと、始めは少し紅葉を見せていた周囲の木々は次第に色合いを鮮やかに変えてきた。標高1000mの八幡平ロッヂまで来ると、もう見事と言うしかない紅葉だった。そこで車を更にゆっくりと走らせ、ときには車を止めてドライブウェイからの紅葉を楽しんだ。その間に一度は回復しかけた空が次第に暗くなってきた。そして上空のガスが下がって来た。この日は移動が主目的で、時間に余裕があれば八幡平山頂だけでも踏もうと考えていた。時計を見るとまだ13時を過ぎたばかりだったので、予定通りに山頂のみのハイキングを楽しむことにした。その八幡平山頂への道は八幡平アスピーテラインのそばから始まっており、そこは岩手県と秋田県の県境の位置で、山頂との標高差は70mほどでしかなかった。登山地図を見ると、山頂まで30分と書かれていた。その県境位置に着くとそこは見返峠で、そばにはレストハウスが建っており広い駐車場があった。但し駐車場は有料になっていた。そこでごく近い位置にあった無料の駐車場に車を止めることにした。その頃にはガスが近くの山際を隠そうとしていた。今少し早く着いておればと思ったが、これは仕方のないことで、ガスがうっすら漂い出した中を歩き始めた。その登山道は全くの遊歩道で、しかも観光遊歩道と呼べるもので、きれいに石畳状に整えられていた。すれ違う人は手ぶらの観光客がほとんどで、中にはスーツにビジネスシューズの人も見かけた。ガマ沼周回コースの起点に着くと、右回りで歩くことにした。その頃にはガスは濃くなって、視界は20mほどになっていた。そのガスの中はひんやりとして気温は10℃まで下がっていた。もう坂は無く、単に散歩の感じで歩くだけだった。鏡沼、めがね沼のそばを通ったが、池の一部が僅かに分かるだけだった。そして20分も歩けば山頂だった。山頂と言っても地形はなだらかな丘と呼べるもので、山頂に着いた感覚は無く、そこに建つ展望台と山名標識で山頂と思うしかなかった。観光客が入れ替わり立ち替わり記念写真を撮っていた。その山頂を過ぎるとガマ沼の北辺を歩くことになったが、沼は水際を見せるだけだった。ずっと遊歩道歩きのうえにガスで周囲の見えないこともあって、単なる散歩をしているようなものだった。ただガスの中に見る一帯の木々はオオシラビソが多くを占めており、高山ならではの雰囲気を作っていた。まずはさっと歩いたと言う感じで、40分ばかりのミニ・ハイキングを終えた。その間に空の黒みは更に増しており、駐車場に着く頃にはぽつりぽつりと雨粒が落ちてきた。後はこの日の宿とした大沼に近いホテルへ向かってもよかったが、八幡平ロッヂを過ぎてからの紅葉が素晴らしかったことを思い出し、再びその八幡平ロッヂまで戻ることにした。そして改めて紅葉ドライブを楽しんだ。そのドライブも県境が近づくまでで、その先はガスと本格的な雨となったため速度を上げて大沼へと向かった。そして蒸ノ湯温泉が近づくとガス帯を抜け出し、再び紅葉ドライブを楽しめることになった。八幡平が思った以上に素晴らしい紅葉を見せてくれたことに満足しながら、大沼へと近づいた。
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(10月10日)前日はさらりと山頂を踏んだだけなので、この日はじっくりと八幡平を歩くことにした。ただ八幡平は縦走するのであれば色々なコースを選べるのだが、車を使っての場合は元の位置に戻る必要があり、そうなるとコースは限られてくる。結局は県境の登山口からスタートして登山道を東へと茶臼岳まで歩き、そして引き返すというハイライト部のピストン・ハイキングと決めた。この日は晴れの予想だった。宿泊先の八幡平グリーンホテルは標高950mほどの位置にあり、朝の空はうっすらガスがかかる程度で、ときおり陽射しが漏れてきた。その様子に次第に晴れてくるものと思っていたところ、ホテルを離れて八幡平山頂へと向かって行くと、晴れてくるどころか高度が上がるにつれてガスが漂い出し、そして濃くなってきた。県境に着いたときは周囲はすっかりガスで、前日よりも濃いのではと思われた。車は前日と同様に無料の駐車場に止めた。この日は同じ遊歩道を登り出したものの、山頂へは向かわず八幡沼の南を通る遊歩道へと入った。その道の標識には好展望地と書かれていたが、周囲は濃いガスに包まれてオオシラビソの影が見えるだけだった。程なく木道を歩くようになった。周囲は湿原風景に変わっており、池塘が点在しているのがガスの中に見えていた。黙々と木道を歩いていると、尾瀬を歩いているのかと錯覚してしまいそうで、霧の八幡平も悪くないと思えた。気温は12℃で少し肌寒さを覚える程度だった。まだ9時を過ぎたばかりで他に人影は無く、静かなハイキングだった。ほぼ平坦な木道を歩いているうちに縦走コースの分岐点に着いた。ここは右手の茶臼岳に通じる縦走コースに入った。その頃になるとガスはいっそう濃くなっており、空はどす黒い色だった。木道が終わって土道を歩き出すと、源太森への道が分かれた。このとき小雨が降り出したので雨具を身につけた。もう晴れは期待出来そうに無い雰囲気だった。ほんのひと登りで源太森に着いた。一つの山と言うよりも小さなピークと呼べそうだった。そこは好展望のピークのはずだったが、すっかりガスが周囲を閉ざしており、単にピークに立っただけだった。再びメインコースに戻り東へと歩いて行くと、左手の方向に道が分かれた。そちらを辿れば安比岳に向かうが、それほどの余裕は無いのでメインコース歩きを続けた。その頃には雨は止んで、少し上空が明るくなっていた。但し周囲はガスのままだった。そのうちにまた木道を歩くようになり、やや傾斜のある下り坂となった。木道を滑らないように慎重に下ると、少しガスが薄れて明るくなってきた。行く手の東の方向は茶臼岳の辺りがうっすら現れていた。木道を鞍部へと下りて行くと、そこは広々と平坦地になっていた。左手には大きめの池も佇んでいた。地図を見ると一帯は黒谷地湿原とあるだけで、池の名までは無かった。その池のほとりは展望地としてベンチが設けられており、休めるようになっていた。そのときうっすらと陽射しも現れたので、ベンチで一休みとした。そこまでですれ違った人は2人ほどだったが、このとき東から6,7人の団体が来て少し賑やかになった。それでもこの広い八幡平ではごく少数と言えそうだった。そこから茶臼岳へは地図を見るとごくなだらかな上り坂となっているので気楽に登って行けばと考えたが、そこが意外とやっかいだった。前日の雨で登山道は水の流れになっている所があり、飛び石伝いで歩くことになった。またぬかるみも多く、靴はたちまち泥だらけになった。それがけっこう長く続いた。水の流れが無くなっても道には大きめの石が飛び出しており、なかなか歩き易くはならなかった。おかげで茶臼山荘までがけっこう長く感じられた。黒谷地湿原では少しは陽射しが見られたのだが、そこから緩やかに登って行くにつれ再び周囲はガスとなり、薄暗くなってきた。そのガスの中を茶臼山荘に到着した。そこからはメインコースから分かれる茶臼岳への道に入った。その茶臼岳は前日の八幡平アスピーテラインのドライブでは車道から見えており、けっこう鋭角的な姿を見せていたが、茶臼山荘からだと山頂との標高差は20メートルも無く、登ると言うよりも先ほどからの緩い上り坂を続ける感じだった。そして山荘から5分も歩けば茶臼岳山頂だった。そこも源太森同様に好展望の山頂のはずだったが、ガスで何も見えなかった。ただ山頂を踏んだだけの感で、すぐに山頂を離れた。後は歩いてきたコースを引き返すことになる。上り坂の時はちょっと難儀した黒谷地湿原への道は、下り坂となっていくぶん楽だったが、歩き難いことに変わりは無かった。黒谷地湿原からは木道が始まって、漸くハイキング気分が戻ってきた。その黒谷地湿原は尾根では低い位置にあるためか、再びガスは薄れて遠くまでが眺められた。それにしてもこの日の八幡平は静かだった。湿原のベンチに3人の婦人が休んでいたが、朝から出会った人は団体を入れても15人までで、前後に人影を見ることはほとんど無かった。ちょうど昼どきでもあり、こちらも軽く昼休憩とした。その先は木道となってもう気楽に歩くだけだった。源太森辺りでは一度土道になったが、八幡沼が近づいて再び木道となる。朝は八幡沼の南側を歩いたので、この帰路では北側を歩くことにした。その頃にはガスは薄れており、陽射しの現れることもあった。一帯はほぼ平坦になっており、枯れた草地に池塘が点在する風景は、本当に尾瀬に似ていた。その中を木道がずっと続いていた。一度はガスがほぼ消えて、八幡平山頂辺りまで視界の広がることもあった。ただガスはそのまま消えてしまうことは無く、また辺りを漂いだした。そこまで歩いて来てふと思ったのは、八幡平は広々と湿原風景は楽しめたが、歩いたコースにもよるのだろうが、どうも紅葉を楽しむには見所は少なかったようだった。ナナカマドの赤こそ見かけたが、他の艶やかな赤は少なかった。このコースは高山植物の咲く夏の季節が華やぎがありそうだった。それでも高原散策の爽やかさは十分に満足出来るもので、また見渡す湿原の中にパートナーと二人っきりなのは全ての風景を独占している気分だった。その湿原の中を西へと歩いて、八幡平山頂のある丘へと近づいた。その頃には周囲に再びガスが広がっており、その中にうっすらと山小屋が見えてきた。それは陵雲荘と名付けられた避難小屋で、中を覗くと薪ストーブがありトイレもあった。部屋も清潔に整えられており、ちょっと泊まってみたい気持ちにさせられた。その避難小屋の外に出たとき、さっとガスが薄れ出した。そして現れたのが八幡沼の全景だった。小屋に着いたときは濃いガスになっていたため、そこが沼のほとりであることを忘れていたが、これはちょっとした驚きだった。そして美しい風景との出会いに素直にうれしかった。近くには展望台があり、そこで改めて八幡沼を楽しもうと向かったところ、そこに着くのを待っていたかのように再びガスが漂い出した。そして後は濃くなる一方だった。この後は前日と同様に八幡平山頂に向かった。八幡平山頂を通るガマ沼周遊コースに入ると、一気に人を見かけるようになった。ガスの中だったが、何人もの人とすれ違った。その人たちの服装は観光客そのもので、どうも八幡平山頂コースはすっかり観光コースのようだった。ガマ沼の周回を前日とは逆に左回りで回って山頂へ。その山頂を足を止めずに通過して下山へと向かった。その周囲の様子は朝と全く同じ濃いガスで、観光客とすれ違いながら駐車地点へと戻って行った。
(2008/10記)(2016/4改訂)(2021/12改訂22)
<登山日> 2008年10月9日 13:34県境登山口スタート/13:53山頂/14:16エンド。
(天気) 八幡平アスピーテラインを走っているときはうっすらと青空も見られたが、登山口を登り出す頃は上空間近までガスが迫っていた。そのガスが程なく山頂部を包んでしまった。そしてガスは濃くなった。気温は10℃ほど。風は無く、少し寒いと思える程度だった。
<登山日> 2008年10月10日 8:57スタート/9:32八幡沼東分岐点/9:43〜48源太森山頂/10:02安比岳分岐点/10:22黒谷地湿原展望台/11:03茶臼山荘/11:08〜13茶臼岳山頂/11:18茶臼山荘/11:55〜12:08黒谷地湿原展望台/12:30安比岳分岐点/13:06陵雲荘/13:13〜21八幡沼展望台/13:26八幡平山頂/13:46エンド。
(天気) 八幡平一帯は朝からすっかりガスだった。源太森に着いたときは雨も降ってきた。雨は一時的だったが、その後もガスの中を歩くことになった。気温は常に10℃ほどで変わらず。風は少しあるぐらいで、あまり寒さは感じなかった。ときおりはガスが薄れて八幡平を広く眺められることがあった。
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標高1000mの八幡平ロッヂに着いて前方を見ると、薄曇りながらガスはかかっていなかった 標高1540mの県境に着くと、上空は間近までガスが下りていた 見返峠の登山口から山頂までは1.9kmだった 登山道は階段道で始まっていた
登山道はすっかり遊歩道だった 登ると言うよりも歩いて行く感じだった 遊歩道から東を見ると、ガス雲がどんどん下がっていた 遊歩道の分岐点に着くと、左回りで山頂を目指した 標識ではその位置は「鏡沼分岐」とあった
遊歩道のそばに深い穴を見た 鏡沼のそばを通った ガスでうっすらしていた 鏡沼のガスが薄れて対岸を見る
緩やかな遊歩道を登って行く めがね沼はほとんど見えなかった 遊歩道の先に山頂展望台が見えてきた
山頂に着いた 立派な展望台が建っていた 展望台に上がったが、周囲はすっかりガスだった 展望台のそばに二等三角点(点名・八幡平)を見る
山頂を離れても、遊歩道変わらずは続いた ガマ沼のそばに立つも、ガスで対岸は見えなかった 八幡沼園地公衆トイレの前を通った
登山口へと戻って行く 見返峠の駐車場が見えてきた 下山後は八幡平の紅葉ドライブを楽しんだ

<< Photo Album 2008/10/10 >>
前日と同じく秋田岩手県境まで車を進めて、見返峠の駐車場に車を止めた 前日と同じ登山口に入った 周囲のガスは前日よりも濃かった 前日と同じく石畳の遊歩道を歩き出すも、山頂では無く茶臼岳の方向に向かった
すっかりガスの中、八幡沼南の遊歩道を歩いて行く 周囲の木々はオオシラビソが多かった 程なく木道を歩くようになった
池塘が点在している湿原風景が広がり出した 池塘が右に左に現れた 木道が湿原の中をずっと続いていた
大きな池塘のそばを通る この分岐点で東へと源太森の方向に向かった 木道は一本の道に変わると、この先で終わった
雨の中、源太森の山頂に立った 源太森を離れて主コースのハイキングを続けた 安比岳コース分岐点に着いた
茶臼岳へと直進した 長い下り坂が続いた 黒谷地湿原が見えてきた

(←)
黒谷地湿原に着
くとガスが薄れ
て湿原が広く眺
められた

 (→)
  黒谷地湿原を抜け
  て行く
池塘のそばを通ると、水は澄んでいた 黒谷地湿原を離れて茶臼岳へと緩やかに登る 登山道が水の流れになっている所もあった
茶臼岳が近づいて茶臼山荘の前に出た 茶臼岳へと向かった 先に二等三角点(点名・茶臼岳)の前に出た
茶臼岳山頂もすっかりガスだった 山荘へと戻り、更に黒谷地湿原へと往路を戻った 石のごろごろとした登山道歩きだった
黒谷地湿原が近づく頃に、うっすら陽射しが現れた 黒谷地湿原を歩く 木道が続く様を眺めた
黒谷地湿原を離れると、次は八幡沼へと向かう 少し離れて八幡平アスピーテラインが見えていた ナナカマドを見る 紅葉は終わろうとしていた
また歩き難い所を歩いて行く ガスが薄れたとき、北の山並みが現れた 帰路は八幡沼の北を通るコースに入った
周囲が湿原風の風景となってきた 八幡沼の東端に着いた 真っ直ぐに木道が続いている
木道のそばで丸い池塘を見た 八幡沼の北側も湿原が広がっていた ガスが薄れたとき、八幡平山頂が現れた
八幡沼の湖畔に佇む陵雲荘に着いた 陵雲荘から外に出てみると、一気にガスが薄れて八幡沼が現れた 陵雲荘を離れて展望台へと向かった
展望台に着くのを待っていたかのように、八幡沼にガスが広がり出した すぐに八幡沼は見えなくなった それを見てすぐに展望台を離れて山頂に向かった 八幡平山頂に着くと、この日もすっかりガスの山頂だった
濃いガスの中、駐車場へと戻った オオシラビソにからむ黄葉のツタを見る 下山後は前日と同様に紅葉ドライブを楽しんだ



   大沼散策 

 八幡平のハイキングを終えたのはまだ14時前だった。この八幡平は中腹辺りが紅葉の見頃となっていたため、残りの時間で大沼の散策を楽しむことにした。大沼は八幡平山頂から見ると西の鹿角市に位置し、近くに大沼温泉がある。丸い形をしており、一周2kmほどの遊歩道が巡っている。標高は950mほど。間近を八幡平アスピーテラインが通っており、ごく気軽に立ち寄ることが出来る所だった。アスピーテラインを下るうちにガス帯を抜けると、周囲は艶やかな紅葉が広がってきた。自然林だけの山肌はただ美しいばかりだった。その紅葉ドライブを楽しみながら大沼のほとりに建つ八幡平ビジターセンターに着いた。そこには大勢の観光客がおり、駐車場はほぼ満車状態だった。何とか車を止めて大沼へと近づいた。その大沼を巡る遊歩道をのんびりと一周するつもりだった。観光客は大沼を見下ろせる駐車場付近で休む人がほとんどのようで、沼に近づくとぐんと人が減った。そして八幡平ハイキングと同様に静かな散策を楽しめることになった。予想通りに湖畔の紅葉は見頃になっており、何度となく足を止めて、じっくりと紅葉を味わった。曇り空で風景は少し薄暗くなっていたが、湖畔の紅葉はむしろ落ち着いた色合いになっていた。間近に大きなブナも眺められ、その風情を味わいながらゆっくりと大沼を一周した。八幡平山頂ハイキングだけでは紅葉を楽しめたと言えず、この大沼散策で八幡平の紅葉の素晴らしさを満喫出来た思いになった。ところでこの大沼から100mと離れていない位置に泥火山と名付けられたミニチュア火山があり、ちょっぴり火山見物の気分も味わえた。 (2008.10.10)
ビジターセンターそばの紅葉を見る 大沼へと近づいた 沼の北辺の辺りを眺めた
水際の木々の紅葉を見る ダケカンバが水面に映っていた 沼の東側よりビジターセンターの方向を眺めた
色とりどりの紅葉を楽しめた 色づいたカエデの葉を見る 紅葉とブナの風景を見る
沼の北辺に近づくと紅葉が鮮やかになった 水際の紅葉を見る ダケカンバ林を見る
木道が光っていた 遊歩道にはカエデの落ち葉が広がっていた 東の尾根を眺める
大沼を離れるときに振り返た ナナカマドの鮮やかな紅葉を見た ビジターセンターに戻ってきて、そこから大沼を眺めた
泥火山へと木道を歩いて行った どこも紅葉が美しかった 泥火山を見る