TAJIHM の 兵庫の山めぐり <栃木県の山
 
古賀志山    こがしやま 582.6m 宇都宮市(栃木県)
 
1/2.5万地図 : 大谷
 
【2014年11月】 2014-109(TAJI)
 
   南東麓の細野地区より  2014 / 11

 2014年11月の勤労感謝の日は、宇都宮市で休日を過ごすことにした。当然ハイキングを楽しもうと考えたが、早朝に姫路を発ってとなるため、宇都宮駅に近い山を登ることにした。そこでバス便を利用出来そうな山を対象として探して決めたのが、宇都宮駅から北西方向に15kmほど離れた古賀志山だった。麓は宇都宮市森林公園になっており、そこから山頂までハイキング道が整備されているとのことだった。ただバス便が利用出来るといっても、森林公園まで行くバス便は無く、最も近いバス停からでも3kmほど離れていた。その森林公園入口バス停への路線も、宇都宮駅8時45分発の後は12時5分まで無かった。それでは下山中に暗くなりそうで、そこでレンタカーを借りる手段も考えたが、あくまで公共交通機関を利用しようと、更に遠いバス停で探すことにした。そして何とか見つけたのが立岩入口バス停だった。その付近には大谷石の資料館もあって、バス便は一時間に一本程度はあった。ただ森林公園まで3km以上歩くことを覚悟しなければならなかった。
 11月23日は姫路駅を早朝6時20分の新幹線に乗ると、宇都宮駅には10時30分に到着となった。宇都宮の空は快晴だった。但し天気予報では午後から曇りの予想だった。宇都宮駅の西口を出ると、そちらはバスターミナルになっており、10時45分発の立岩行きバスに乗り込んだ。市街地では多少渋滞していたものの、郊外はスムーズに走り、立岩入口バス停に11時15分到着となった。一帯は大谷石の産地とあって、近くに見えた山肌は大谷石そのものだった。まずは多気山に向かって歩いた。その歩道にも大谷石で作った車止めが置かれていた。古賀志山は北西方向にあるため、多気山を回り込んで歩こうと始め考えていたのだが、時間短縮したく多気山を抜けるコースを歩くことにした。そこで多気山の手前に着くと、多気山不動尊への参道に入った。不動尊は中腹辺りにあるため、暫くは上り坂だった。車の通行はそこそこあり、車を気にしながら歩いた。不動尊への車道に入らず桃畑茶屋の前を通ると下り坂になり、麓に下りると多気山の北側を走る車道に合流した。その車道には「下野萩の道」の名が付いていた。今度は西へと歩くのだが、また上り坂となり、再び小さな丘を越すことになった。左は多気山で、右は雲雀鳥屋だった。雲雀鳥屋がけっこうきれいに紅葉していた。丘を越えた先で「森林公園通り」に合流した。ここまで来て漸く古賀志山が姿を現した。周囲のなだらかな山と違って山稜がごつごつとしており、けっこう目立つ姿だった。その姿は東北新幹線の車窓からも見えていたと記憶する。さて「森林公園通り」で森林公園に向かおうとしたところ、けっこう車の通行が多いようだった。そこで更に西へと歩いて、別の南北道路に出た。その農道のような道も北へ向かえば森林公園に行けるようだった。その細道を歩いて行くと、周囲は民家が疎らな農村風景だった。その道はくねくねしながら「森林公園通り」に合流してしまったので、リンゴ園を通る裏道を見つけて、そちらで森林公園に向かった。歩くうちにまた古賀志山が見えるようになった。そして多くの車が止まっている所に出た。そこが森林公園の駐車場だった。時計は既に12時半が近くなっていた。一般的にはそこまで車で来てハイキング開始とするので、立岩入口バス停から一時間かけて歩いてきたことは、古賀志山登山としては無理があるのではと自分ながら思った。駐車場から北へと歩き出すと赤川ダム湖が現れて、そこは古賀志山のビューポイントでもあった。暫し古賀志山の姿を眺めた後に、古賀志山の北コース登山口へと向かった。そこからのハイキングコースについては多くのガイドブックに紹介されていることでもあるので、ここには詳しく書かないが、往路は北コースを登って行った。途中に水場があり、富士見峠を越えて主稜に出ると、東稜見晴し台には立ち寄らず、真っ直ぐ山頂にへと向かった。山頂までの時間は登山口から47分だったので、登山としては簡単な山だったと言える。午後に入ってからの登山だったため、下山者と何度もすれ違うことになった。50人以上とすれ違ったようで、古賀志山の人気の高さが窺われた。山頂の展望は良いとは言えなかったが、足を延ばして次のピークである御嶽山に立ったところ、そこは素晴らしい展望ピークだった。北は高原山、北西に日光連山、西には皇海山も見えていた。日光の山は頂を雲に隠されていたが、それでも十分に満足出来る展望だった。天気は一時は雲が増えていたが、山頂に立った頃はまた減ってきて、陽射しを受ける中で憩うことが出来た。その御嶽山から南コースで下山しようとしたとき、筑波山を山頂から見ていなかったことに気付いた。それが心残りとならないように、再び古賀志山の山頂に立った。そして筑波山を木立の切れ目からかろうじて眺めることが出来た。下山は予定通り南コースを下った。こちらは途中に林道歩きがあり、北コースに比べると易しいコースだった。山頂から一時間近くかかって森林公園の一角に下り着いた。時間は15時台とあって、まだ多くのファミリーがサイクリングをしたり散歩をしたりと楽しんでいた。森林公園を出でると再びバス停を目指して歩くのだが、朝に乗ったバス路線とは別のバス路線で帰ることにした。目指すバス停は森林公園入口バス停で、そこが森林公園から一番近いバス停だったが、朝は時間が合わなかったため利用していなかった。帰りの便として16時8分があったので、それに間に合うように急ぎ足で歩くことにした。ところがこれが意外とかかった。途中では走ったりもして急いだのだが、16時も10分前になって、まだ半分を過ぎた辺りにいた。これでは絶対間に合わないと諦めかけたとき、そばに車が寄ってきてバス停まで送ってもらえることになった。捨てる神あれば拾う神ありで、何とも有り難かった。おかげで余裕でバス停に着くことが出来たので、バスが来るまでの間、夕暮れの古賀志山を眺めて過ごすことも出来た。その堂々とした姿を見て、改めてこの山を選んで良かったの思いを強くした。
(2015/5記)(2020/12改訂)
<登山日> 2014年11月23日 11:21立岩入口バス停スタート/11:30多気山参道入口/11:50下野萩の道に入る/12:13森林公園に向かう細い道に入る/12:25森林公園駐車場/12:46北コース登山口/13:23富士見峠/13:33〜38古賀志山/13:49〜14:05御嶽山/14:15〜22古賀志山/14:41林道に下り着く/15:16〜36森林公園/バス停に向かう途中で親切な車に拾われる/16:00森林公園入口バス停エンド。
(天気) 立岩入口バス停を降りたときは快晴の空だった。森林公園に近づいて上空に雲が増えてきた。スタート時の気温は16℃だったが、登るほどに下がって、山頂に着いたときは12℃だった。登っているときは雲の多い空になっていたが、その後はまた雲は減ってきた。山頂では風はほとんど無かった。視界は南の空はうっすらとしていたものの、北の空は澄んでいた。
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JR宇都宮駅に降り立ったのは10時半過ぎだ
った 空は快晴だった
立岩行きのバスに乗り、立岩入口バス停で降車
とした 目の前の丘は大谷石が露出していた
北へと歩いて行く 前方の山は多気山だった
大谷石の本場らしく歩道上の車止めも大谷石で
作られていた
近道をしようと多気山への道(多気山参道)に
入った 鳥居は多気不動尊のものだった
車道を歩いて行くと、周囲の樹木は紅葉してい
車道は緩やかな上り坂で続いた 桃畑茶屋の前を通った 多気山の登山口を横目に車道歩きを続ける
下り坂に入ると、前方に「下野萩の道」が見え
てきた
「下野萩の道」に入って西へと向かった 前方に見える二つの山の間を越すことになる
峠へと上り坂が続く 峠に着くと、そこにも多気山の登山口を見た 細野地区に入ると、漸く古賀志山が望めた
「森林公園通り」を越して今少し西まで歩くと
森林公園入口に向かえる細い道が現れた
森林公園へと北に向かう 右手に見えていたの
は雲雀鳥屋(ひばりがとや)だった
南東に見えていたのは多気山だった
暫く歩くうちに「森林公園通り」に合流した 幹線は歩きたくなく、裏道を見つけて公園に向
かった
正面に古賀志山が眺められた
森林公園の駐車場に着いた ここまでバス停か
ら1時間かかっていた ここが本来のスタート
地点だった
公園からは歩道を歩いて行く 散策路の雰囲気
だった
途中で赤川ダム湖が現れたので、その堤頂に寄
り道した

 ダムからは古賀
 志山がすっきり
 と眺められた

 その上空は雲が
 広がっていた

 歩道に戻って北へ
 と歩く
ダム湖畔では紅葉した木を多く見た 陽射しに照らされて紅葉がいっそうきれいだった カエデの紅葉を見る
赤いカエデが鮮やかだった つりぼり場への道が分かれたので、そちらに入
った
左手にバーベキュー場を見る

 程なく赤川に架
 かる橋が現れた

 左の写真に写る
 山火事注意の下
 の林道が古賀志
 山へ向かえる林
 道だった 北コ
 ース登山口の標
 識が立っていた

赤川に沿って林道は北に延びていた 赤川に架かる小橋を渡って西に向かう 標識を見ると、山頂まで2.3kmだった
林道にチェーンが張られて、車は進めなくなっ
ていた
林道でも鮮やかな紅葉を見た 林道が崩れている所が現れた
林道の荒れが目立ってきた 水場が現れた 木漏れ日が紅葉したカエデを照らす

 林道はごく普通の
 雰囲気に戻ってい
 た

  登山道に入った 富
 士 見峠まで20分と
 あった
石がごろごろしている所を登った 岩壁を見上げると、紅葉がきれいだった 富士見峠が近づいて、古い丸太の階段を登った
富士見峠に着いた 山頂に向かう 木の根がむき出しになっていた 尾根でも紅葉が見られた
緩やかな道を登っていると ロープを伝いながら登るようになった 主稜に出る 東稜見晴し台に向かわず山頂を目指す

 すぐに山頂が近づ
 いてきた

   古賀志山の山頂に
   着いた 大勢のハ
   イカーで賑わって
   いた
山頂の二等三角点(点名・古賀志山)を見る 山頂からは東の方向が眺められた 山頂には電波塔が建っていた

 北側は木々が視
 界を遮っていた

 少時の休憩で西隣
 の御嶽山に向かっ
 た
鞍部へと下って行った 鞍部で南コースが分かれた 赤い鳥居の前を通った
前方に御嶽山が見えてきた 御嶽山が近づくと、岩場を登るようになった ハシゴ場も現れた

 御嶽山の山頂に着い
 たときは陽は陰って
 いたが

    休んでいるうちに陽
    射しに包まれるよう
    になった
御嶽山は絶好の展望場所だった 西から、北西、北にかけてを眺める
日光連山はどの山も頂を雲に隠されていた 高原山はくっきりと眺められた
西の尾根を眺める 皇海山を大きく見る

 北から北東、東にか
 けてを眺める
上の写真に写る本山を大きく見る 御嶽山を離れて、歩いてきた道を引き返した 途中から岩場を巻くコースに入った
筑波山を見たくなり、再度古賀志山に立つこと
にした
この日、二度目の古賀志山だった ハイカーの数はぐっと減っていた
南東方向を見ると、木立の隙間から、かろうじ
て筑波山が望めた
古賀志山をよく見ると、きれいに色付いた木々
を見かけた
古賀志山を離れて南コースに向かっていると、木立
を通して男体山が望めたが、まだ雲が残っていた
南コースに入った 程なく丸太の階段道が続くようになった 周囲は植林地が主体となった
コースは尾根を離れて巻き道になることもあった 上を眺めると、まだ紅葉が始まったばかりだった 登山道が緩やかになってきた

 前方に林道が見え
 てきた

   林道に着くと前方
   にゲートが見えた
   一般車は通行出来
   ないようだった
ゲートを抜けて北へと歩いた 林道は方向が東に変わった また車止めが現れた その先で広い道に合流した
南コースは車道を横切って山道に入ることにな
った
緩やかに登って333mピークを越す 南東方向へと下り坂が続いた
陽射しが現れると、紅葉が浮き上がった 麓が近づいて、登山コースが二手に分かれた 赤川ダム湖に近づくコースに入った
展望台が現れた 足下は赤川ダム湖だった
ダム湖畔の木々がきれいに色付いていた 公園の一角に下り着いた 林を抜けてダム湖に近づいた
鮮やかな色付きのカエデを見る 自然休養村管理センターの前に出た ダム湖の堤頂に近づいた
ダム湖の堤頂より古賀志山を眺めた 上空は曇り空に替わっていた 対岸に出て、公園の入口に向かった
森林公園の入口に着いた 時間は15時35分
だった 森林公園入口バス停に急ぐことにした
急ぎ足でバス停を目指した 33分で着かなけ
ればならなかったが、後で調べるとバス停まで
3kmだった
途中から小走りで急いだが、半分も歩かないう
ちに16時が近づいてきた
諦めかけたとき、親切な車に拾われてあっと言
うまにバス停に着いた
16時前だったので、バスが来るまでの僅かな
時間を古賀志山を眺めて過ごした
後はバス停でバスを待つだけだった 急速に夕
暮れ色になってきた