TAJIHM の 兵庫の山めぐり <長野県の山 
 
  くるまやま (霧ヶ峰)
1924.7m 諏訪市・茅野市(長野県)
蝶々深山   ちょうちょうみやま 1836m 諏訪市(長野県)
 
1/2.5万地図 : 霧ヶ峰
 
【2021年7月】 No.2 2021-120(TAJI&HM)
 
   《車山》 蝶々深山より  2021 / 7

 前日は北岳山荘を早朝に発ち、北岳経由で広河原に下山していた。そして甲府市内のホテルで一泊していた。当初の予定ではこの日は甲府市に近い山を登る予定にしていたのだが、甲府一帯は高温が続いており、また前日の登山の疲れも残っていたことでもあったので、この日は予定を変更して気楽な高原ハイキングを楽しむことにした。そこで15年ぶりに霧ヶ峰高原を歩くことにした。ホテルを出ると甲府昭和ICから諏訪ICまで中央道を走って移動した。ビーナスラインを走って車山肩の駐車場に着いたのは9時半のこと。広い駐車場はほぼ満車状態で、観光バスも数台止まっていた。駐車場を離れてコロボックルヒュッテ前の広場に出てみると、そこに小学生の大集団を見た。どうやら学校登山として車山を目指しているようだった。霧ヶ峰ハイキングはその集団の切れ目に入って、車山登山から開始した。そのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。小学生集団はガイド付きとあって、ポイントポイントでガイドの説明があったので、登山道の途中で追い抜くことになった。集団から離れると一気に静かになって、ハイカーを前後にちらほら見るだけになった。そして駐車場から44分で車山の山頂に到着した。車山は東面側からリフトで頂上近くまで来られるので、山頂はほぼ観光客の世界だった。その観光客に混じって展望台からの好展望を楽しんだ。前日までとは違って高峰群にはガス雲がかかっていたが、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなど、十分に山頂からの展望を楽しめた。車山の山頂を後にすると、後は静かな霧ヶ峰ハイキングだった。階段の遊歩道を北の方向に降りて行くと、蝶々深山への道が左手に分かれた。そこからが霧ヶ峰ハイキングの核心部だった。前方は青々とした丘の広がる風景となり、易しげな遊歩道がその中に続いていた。左手に見るのは先ほど立っていた車山だった。次の丘が蝶々深山で、丘の上は広々としており、休むには良い所だった。昼になっていたことでもあり、そこで昼休憩とした。この日は丘のハイキングを楽しめたら良かったので、霧ヶ峰を広く歩く気は無く、休憩後に物見岩がある1782m地点まで歩くと、そこからは引き返して沢渡に向かえる道に入った。その小径は1792mピークを越すことになり、1792mピークは草原のピークだった。ピークを越すと沢渡まで長い下り坂だった。標高差にして130mほど下って沢渡に着くと、そこに数台の車を見た。沢渡からもハイキングを開始出来るようだった。そこはビーナスラインから分かれた枝道が来ており、その車道を東へと歩くと車山肩の標識を見つけた。後はそこから始まる小径を歩くだけだったが、今度は長い上り坂だった。標高差にして160mの登りで、途中から陽射しを受けながらとなり、大汗をかいてコロボックルヒュッテのそばに出てきた。時間は13時半で、観光客で賑わっていた。予定通り霧ヶ峰高原の散策を楽しめたことに満足して、駐車場へと下りて行った。
(2021/10記)
<登山日> 2021年7月21日 9:34車山肩駐車場スタート/10:18〜39車山/11:14〜11:59蝶々深山/12:19〜23物見岩/12:381792mピーク/12:55沢渡/13:32駐車場エンド。
(天気) 晴れ。雲の多い空だった。陽射しは現れたり消えたりを繰り返していた。車山山頂の気温は26℃。陽射しを受けていると30℃以上に感じられた。蝶々深山の気温は25℃で、風が涼しく快かった。視界は遠方がうっすらとしていた。
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車山肩の駐車場を
離れてコロボック
ルヒュッテの前の
広場に出ると、学
校登山と思われる
小学生の集団に出
会った

広場から車山を眺
めた

写真の右隅に駐車
場が写っている
小学生集団は数グループに分かれており、その間でハイキング開始とした 南西方向に中央アルプスが眺められた
歩き出すと、駐車場が眺められた ほぼ満車だった ニッコウキスゲのお花畑が現れた 少し寄って写真を撮ったが、近づけなかった
後方は次の小学生集団だった 駐車場より少し高い位置にコロボックルヒュッテを見る 次のお花畑が現れた
上空に雲は多く、日陰になることもあった 駐車場が離れて見えた 駐車場の背後に見えたのは美ヶ原だった
前方の小学生集団に追いつくことになった 集団を追い抜くと、一気に静かなハイキングだった 登山道のそばで咲いていたのはハクサンフウロだった
石が多くあり、歩き易い登山道でもなかった 周囲の斜面に木は全く無かった 歩き易い所も現れた 前方に山頂が見えてきた
登山道の周りはササが茂るようになった 山頂が間近となった 山頂に着いた 建物は車山気象レーダー観測所だった

山頂を広く眺めた

山頂の山名表示板
を見る
広い山頂のため、三角点を見つけるのに少し手間取った 石がゴロゴロする中に二等三角点(点名・車沢)を見た 休憩は展望台の位置でとった

展望台だけに展望
は良く、東から南
にかけてが眺めら
れた

南八ヶ岳は雲に隠
されていた また
蓼科山の山頂も雲
がかかっていた
八ヶ岳連峰の天狗岳は姿を見せていた 南アルプスの山並みを見る

八ヶ岳連峰の北端
に位置する蓼科山
は、いつの間にか
姿を現していた

小学生集団が山頂
に着いたタイミン
グで、山頂を離れ
ることにした
まずはリフトへの道を歩いた 蓼科山の手前に白樺湖が望めた 途中で広い道を離れて遊歩道に入った
手前に見えてきたのはスカイライナーの中腹施設だった 辺りの斜面にもニッコウキスゲが少し咲いていた ニッコウキスゲを間近で眺められた
ウツボグサも咲いていた 八島湿原への道が分岐した 蝶々深山に向かうべく、八島湿原コースに入った
左手に車山を見ながら歩いた 前方に見るのが蝶々深山だった 木道を歩くことがあった
左手に分かれたのは沢渡への道で、距離は2kmだった 前を集団が歩いていたが、歩みが遅いので追い抜いた 蝶々深山への上り坂は、少々歩き難かった

蝶々深山の山頂が
間近になった

蝶々深山の山頂に
着いた

石が多かったが、
車山よりは少なか
った 周囲は総て
草原で風が快かっ


蝶々深山は360
度の展望地だった

南東に車山を眺め


(←)
北西から北に広が
る風景を眺めた

 (→)
  南の耳の尾根にも
  ハイキングコース
  があった

これから向かう物
見岩の辺りを眺め


美ヶ原の中心地と
なる王ヶ頭の辺り
を大きく見る

鉢伏山の背後に、
うっすらと北アル
プスの尾根が見え
ていた

うっすら見えてい
たのは奥穂高岳の
ようだった
物見岩に向かってハイキングを再開した ほぼ真っ直ぐに易しい道が続く 登山道のそばでヨツバヒヨドリの花を見た
右手に南の耳を見る 前方の丘は1792mピークで沢渡へのコースがあった 物見岩が近づくと、ササが増えてきた

(←)
物見岩のある丘に
着いた 歩くのは
ここまでとした

  (→)
   物見岩を眺めた
物見岩のそばから西の方向を眺めた 物見岩のそばから車山を眺めた
暫時の休憩で、歩いてきた道を引き返すことにした 前方の蝶々深山に向かって戻って行く イブキトラノオの花を見た
登山道のそばでこの木が目立っていた 蝶々深山までは歩かず、途中で沢渡へのコースに入った 1792mピークを通過するコースだった
草地のピークを通過する ピークより物見岩の辺りを眺めた 南西の方向、植林地に向かって下った
カラマツの植林地に近づいた 植林地を抜けて行く ビーナスラインが近いのか、車の音が聞こえた
散策マップが立っていたが、意外と詳しかった  ビーナスラインに出る前に、別の車道に出会った 散策マップを参考にして、車道を車山の方向へと歩いた

通行止めの位置に
来ると、そこより
車山肩に通じる階
段の道が始まって
いた

その階段道に入っ
た 標識は「至る
車山肩」と書かれ
ていた
距離の標識もあり、車山肩ま1kmだったで 階段の先は易しい道だった 樹林を抜け出した
シラカバが数本並んでいた 上り坂が始まった 車山肩まで160mの登りだった けっこう長い登りで、大汗をかいてしまった

(←)
左手に見えたのは
蝶々深山だった

 (→)
  車山と共に車山肩
  の施設が見えてき
  た
車山肩に戻ってきた 右手の斜面がお花畑になっていることに気付いた 駐車場に戻って来ると、車は少し減っていた