TAJIHM の 兵庫の山めぐり <静岡県の山
 
千葉山    ちばさん 496m 島田市
 
1/2.5万地図 : 向谷
 
【2013年2月】 2013-10(TAJI&HM)
 
   尾川丁仏参道の途中より  2013 / 2

 島田市での仕事があり、その前日が休日の移動日だったこともあって、早めに島田市に到着してハイキングを楽しむことにした。その島田市では千葉山が市民に親しまれている山のようだったので、これを登りたいと考えたものの、ガイドブックの「新・分県登山ガイド 静岡県の山」を見ると、バス便のことは書かれていなかった。遠来者としてはバス便に頼るしか無く、そこでインターネットで調べてみたところ、島田市が運営するコミュニティバスでアプローチ出来ることが分かった。それもガイドブックで紹介の往路コース復路コースの登山口のどちらの近くにもバス停があるようだった。ただバス便は一時間に一本程度なので、どのバスに乗るべきかを慎重に計画して、行動計画を策定した。その計画とは、JR島田駅を9時24分に下車して、駅前より大津線のバスに乗り、尾川バス停で下車をする。そこよりガイドブック通りに尾川丁仏参道を歩いて千葉山山頂へ。下山は南西尾根をひたすら歩いて相賀地区へと下る。その近くにも相賀線のバス停があるので、おおよそ15時半までには着いて、その時間辺りに来るバスに乗ろうというものだった。当日は快晴。そのハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただきたいが、往路は尾川バス停より尾川丁仏参道をひたすら歩いた。緩やかな上に道幅はたっぷりあり、よくマウンテンバイクの人とすれ違った。その参道からは、茶畑の広がる風景がときおり眺められた。その茶畑の中からは千葉山の姿を眺めることもあった。椎の木坂を過ぎて車道に出ると、その車道を歩いて門前茶屋の前に出た。そこは智満寺の門前で、後は急傾斜の石段を登って智満寺の境内に出た。境内には参拝者が多くおり、すっかり観光地の雰囲気だった。その境内を通り過ぎて、奥の院のある山頂への小径に入った。境内と山頂は140mの標高差があったので、漸く登山の雰囲気となった。但し階段の道が多かった。その山頂の区域はほぼ杉林になっており、巨木が目立った。大きな木には名前が付いていた。圧巻だったのは山頂で、ひときわ太い杉が点々とある様は壮観だった。山頂で昼食を済ませると、下山は南西尾根上に付くハイキングコース道を下った。途中には展望広場、どうだん原、柏原と伸びやかな場所があり、けっこう展望を楽しめた。南の方向は遠州灘で、そちらはごくうっすらとしていたが、西には栗ヶ岳から経塚山の山並みが比較的はっきりと眺められた。そして最後は新東名高速道の高架下に出てきた。そこからバス停が近いのか分からなかったが、適当に県道64号線に出て家並みがある南の方向へと歩くと、北中学校の前に出た。そこにバス停があり、登山口からは10分の距離だった。待つこと7分で島田駅行きのバスが来たので、すんなりと帰路につくことが出来た。
 この日の行動を振り返ると、下山で歩いたハイキングコースは往路の尾川丁仏参道コースよりも登山道の雰囲気に優しさがあり、また春のような陽気ということもあって、歩いていて楽しかった。他にも茶畑の風景が眺められたり、古刹智満寺に山頂の智満寺十本杉と、この千葉山は本当に見所が多かった。これだけ満足出来る千葉山なのだから、島田市としてもバス便利用での千葉山ハイキングをもっと推奨すればと思ってしまった。
(2013/3記)(2021/3改訂)
<登山日> 2013年2月3日 10:06尾川バス停登山口スタート/11:02〜17途中の茶畑で休憩/11:28車道に出る/11:41門前茶屋/11:46智満寺本堂/12:03〜18山頂(奥の院)/12:32〜42配水池展望台/13:00どうだん原/14:04柏原/14:23赤松地蔵尊が建つ登山口/14:33北中学校バス停エンド。
(天気) 快晴。朝の気温は13℃ほど。樹林の中では11℃まで下がったが、風が僅かだったため、少し肌寒く感じる程度だった。陽射しのある所では十分な暖かさだった。昼を回って気温は19℃まで上がって、春の暖かさだった。視界は北の方向は特に悪くは無かったが、南の方向はかなりうっすらとしていた。
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島田駅を9時24分に降りた そして36分発
の天徳寺行き島田市コミュニティバスに乗った
尾川バス停に9時57分に着いた 料金の100
円は安い! そのバス停のそばが登山口だった
すぐにはコースに入らず、まずは周辺を散策
した そして千葉山を遠望した
登山コースに入った 尾川丁仏参道の名が付い
ていた
始めに茶畑のそばを通った 登山道に入った 広めの幅の登山道だった
コースは緩やかに続いた 登山道に木の陰が映っている 丁仏参道の名の通りに石仏が点々と置かれていた
登山道を離れて尾根に出てみると、そこに整然
とした茶畑を見た
登山道歩きを続ける 石仏のそばには丁石があ
り、こちらは十二丁だった
参道と平行して車道が現れたが、茶畑用の作業
道のため入らないようにとの注意書きがあった
お堂の中に置かれた石仏を見た 二十丁だった 茶畑の上空は快晴だった 優しい道のため、よくマウンテンバイクが通っ
ていた
丁仏参道は舗装されている所もあった 道そばで青々としていたのはシャガの葉のよう
だった
展望の良さそうな茶畑が現れたので、立ってみ
 北に向かってど
 っしりとした山
 が現れた それ
 が千葉山だった

  千葉山の右に見え
  る444mピーク
  は山頂のそばまで
  茶畑だった
丁仏参道に戻って少し進むと、「縁結びの杉」
を見た
広い道から狭い道が分かれた その椎の木坂を
登る
椎の木坂を越えると、車道に合流した
暫く車道を歩くことになった 車道のそばに現れたのは千葉茶農協の建物だった 広い駐車場が現れた 智満寺の駐車場だった
駐車場のそばに建っていたのは門前茶屋だった 千葉山智満寺への石段を見る その石段を登って行った
本堂の前に出た 境内の一角に鳥居を見た 鳥居を通って山頂へと通じる遊歩道に入った
登りだして、足下に本堂の屋根を見る 遊歩道は山頂にある奥の院への参道でもあった 周囲は社叢ではと思われる杉林だった
この山頂への遊歩道でも石仏を点々と見た 山頂が近づいた 山頂に着く 「千葉山智満寺奥之院」の標柱があった

 別の角度から山頂
 を眺めた 標柱の
 別の面には「山頂
 標高496m」と
 書かれていた

      奥の院は一段低い所
      に建っていた
智満寺で有名なのが「智満寺十本杉」で、その
一つの「大杉」を見る とにかく巨木だった
「大杉」のそばに「達磨(だるま)杉」を見る
 これも巨木だった
昼休憩は奥の院のそばでとった
昼休憩の後は、南西尾根のコースを下って行く
ことにした そちらも易しい道だった
こちらの道に入っても「智満寺十本杉」があり
これは「雷杉」だった
こちらは「常胤(つねたね)杉」だった
杉林の中を登山道は緩い下り坂で続いた 周囲の杉林は間伐がされていないようだった 休憩舎への道が分かれたので、そちらに入った

 小さなピークに建っ
 ていたのは配水池
 だった

  配水池のそばに休
  憩舎があり、その
  前 は広場になっ
  ていた

 広場からは南の
 方向が遠州灘ま
 で一望だった

   左の写真の中央に
   大井川が眺められ
   た

 西の方向の山並み
 を望む

   左の写真では木に
   隠れ気味だが、経
   塚山を見る
粟ヶ岳を大きく見る その斜面には植栽で
「茶」の字が作られていた
往路の尾根を眺める 尾根が茶畑になっていた
ことが良く分かった
これから下って行く南西尾根を見る 足下にペ
ンションが見えている
広場の先から始まる遊歩道を下った 吊り橋を渡ることになった スカイペンション「どうだん」の前に出る
ペンションのそばを通って再び登山道に入った この尾根でも石仏を見た 登山道はごく緩やかに続いた
石垣のそばを通った どうだん原に出た 春の季節はドウダンツツジが見事とか
どうだん原の一隅にはベンチが置かれていた どうだん原の先も緩やかな易しい道だった 伊太田代への道が分かれたが、柏原を目指す
木陰が優しい雰囲気を作っていた 登山道で「千葉山ハイキングコース」の標識を
見る
送電塔に出会った 駿遠志太線33番鉄塔を見
西麓の相賀地区を見る 遠方は経塚山のようだ
った
また送電塔に出会った 大井川島田線76番鉄
塔だった
尾根から少し東に外れて歩くことがあった

 尾根の西側を歩く
 ようになったとき
 大井川の西に広が
 る山並みが眺めら
 れた

   八高山を大きく見
   る

 再び尾根を伝うよ
 うになって、ササ
 の中を歩いて行く

     後方に千葉山を見
    ることがあった
  

 木立の隙間から北
 西に見えたのは高
 山のようだった

   芝生が広がる広場
   に出た ここが柏
   原(かしわっぱら)
   だった
広場の一角で三等三角点(点名・柏原)を見た 柏原からは間近に大井川が眺められた 柏原の先は南西方向へ大井川を見ながら下った
登山道はプラ階段になっており、巡視路のよう
だった
送電塔が現れた 駿遠島田線35番鉄塔だった 一度木立に囲まれた中を歩いた
また送電塔に出会った 大鐵五和線2番鉄塔だった 新東名高速道が目線の位置になった 登山口が見えてきた
登山口とは道路を挟んで赤松地蔵尊が建っていた 赤松地蔵尊側から登山口の方向を見た 高架下の車道を歩いて県道64号線へと向かった
県道64号線に近づいた 交差点から県道を南へと歩くと、北中学校が現
れた
北中学校前のバス停にて待つこと7分でバスが
来た