愛知県豊田市の北西に位置し瀬戸市との境界尾根に立つ猿投山は、そこより南には高い山が無いため豊田市では良く目立っており、豊田市のシンボル的な山と言えそうだった。その猿投山を1995年の7月に登っていたが、それから25年後に突然と言った感じで登ることになった。8月のお盆休暇が終わると、豊田市に仕事で暫く滞在することになったが、20日は平日だったが仕事が休みになった。そこで近くでハイキングをしようと猿投山に出かけた次第だった。県道349号線を走って猿投神社の前に出ると、神社の東側車道に入って猿投山の方向へと向かった。神社の先で駐車場が現れると、そこが猿投山の登山者用駐車場で、トイレ棟もあり既に10台ほど止まっていた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めに車で走ってきた車道を更に北へと歩いて行く。駐車場に止めずに道そばの空き地に駐車している車も多くあった。車道歩きを10分ほどした後、登山道に入った。登山道は階段部分が多くあり、すぐに大汗になってきた。途中で一度林道を横切ることがあり、30分ほど登るとコースは二手に分かれた。左手は西の宮への道で、右手は東の宮だった。右手の方を辿ると程なく林道に出た。その合流点からは左の方向へと歩くと、すぐに東の宮の鳥居が現れた。鳥居のそばにはトイレもあって休憩ポイントでもあった。鳥居を潜るとまた階段道が始まった。ぽつりぽつりと下山者とすれ違った。鳥居から東の宮までは900mの距離とあって18分かかって東の宮に着いた。ベンチが置かれていたので、そこで14分ばかりの長休憩をとった。登ってきたことよりも、蒸し暑さでバテ気味になっていた。そこまで来れば山頂まで900mとなっていた。後は山頂でゆっくり休みたいの思いだけで足を運ぶ感じとなり、東の宮から15分で山頂到着となった。駐車場からは1時間46分だった。先着者は一名だけで、静かな山頂だった。山頂はベンチが多く置かれており、そこは木陰でもあったので休むには良い所だった。展望も北の方向が開けていた。但し生憎のモヤがかった視界のために、遠方は判然としなかった。パノラマ写真が設置されており、視界の良い日には中央アルプスが望めるようだった。山頂では20分ほど休んで、下山は西の宮には向かわず登ってきた道を引き返して東の宮に向かった。この下山では往路で寄り道していなかった途中の展望ポイントに立ち寄った。登山コースから少し離れた位置にあって、展望台の名の通り東の方向が広く開けていた。但し山頂と同様に薄ぼんやりとした視界だった。この下山では一度道誤りをしてしまった。途中で林道を横切るのだが、そこを麓に下り着いたと勘違いして林道を少し歩いてしまった。上り坂になったことで誤りに気付いたが、10分ほどロスしてしまった。その道誤りや展望台に立ち寄っていたことで、山頂から1時間半かかって駐車場に戻ってきたが、再び汗みずくになっていた。駐車場は30℃を超す暑さだった。
(2020/10記) |