◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <静岡県の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
越前岳 えちぜんだけ | 1504.2m | 裾野市・富士市(静岡県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
黒岳 くろだけ | 1086.5m | 裾野市(静岡県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 愛鷹山/印野 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2021年4月】 | 2021-65(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
裾野市大野原より 2021 / 4 |
愛鷹山系は富士山の南側にあり海岸線にも近いため、東海道新幹線の車窓からその姿は良く目にしていた。その愛鷹山系の最高峰、越前岳を目指したのは2021年4月21日のこと。丹沢登山を終えた翌日だった。前夜は御殿場市内のホテルまで移動しており、そのホテルを離れたのは8時前だった。前日に続いて空は快晴で、空気が爽やかだった。ナビを黒岳の南麓辺りにセットして西へと走って行くと、右手には富士山が眺められて、その姿は雄大の言葉がぴったりだった。主に国道469号線を走って須川地区に入ると、国道はくねくねとした上り坂になった。その途中で愛鷹山登山道の標識が現れて、そこから始まる林道に入った。その林道を1kmほど走ったとき、広い駐車場が現れた。そのそばが「山神社入口」の名が付く登山口で、駐車場には既に10台ほどの車が止まっていた。その駐車場の片隅には簡易トイレも置かれていた。準備を済ませると登山口に入って、登山道のままに登って行った。その様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めは植林地の中を歩き、自然林に替わるとまだ花を付けているヤマザクラやコバノミツバツツジを見るようになった。少し計算違いだったのは尾根が近づいて愛鷹山荘に着いたときで、そこの水場は涸れており水は流れていなかった。その水場でペットボトル1本分の水を確保したかったのだが残念だった。尾根に着くとそこが富士見峠だった。左に向かえば黒岳で、右は越前岳だった。先に黒岳に向かった。峠の位置で標高は1000mあり、黒岳との差は100mも無かった。やや急坂を登って平坦部に出ると、そこに展望広場があり名の通りに富士山が眺められたが、広々と眺められるとまでは言えなかった。前方にピークが見えていたがそれは山頂では無く、山頂へはその先で右手に分かれた小径を歩くことになった。標識に導かれて、迷わず黒岳の山頂に立った。そこは先ほどの展望広場よりもずっと素晴らしい富士の展望台で、裾野まできれいに眺められた。快晴の下で富士山を眺めるのは気持ちの良いものだった。富士見峠に戻って来ると、いよいよ越前岳に向かった。峠との標高差は500mだった。登山コースはよほど歩かれたのか、抉れている所が多くあり、そのそばにサブコースが出来ていた。そのサブコースを歩くことが多かった。そのため登山道をのんびり歩く感じではなく、目印テープに注意を払いながらと言った感じで登ることが多かった。尾根としては緩むことはなく、上り坂でずっと続いた。右手側が富士山となるのだが、樹林に切れ目はほぼ無かった。富士を見ながら登ることをイメージしていたのだが、少々裏切られた格好になった。ただ新緑の前とあって木々は裸木の姿だったので、木々の隙間からは富士の姿は見えていた。むしろ左手、位牌岳をピークとする南向かいの尾根をすっきりと眺めることがあった。峠から1時間ほど歩いて富士見台に着くと、そこも木々の生長で富士の姿は僅かに覗くだけだった。そこより更に20分ほど歩いて越前岳の山頂に到着した。それまでは数人を見ただけだったが、山頂は賑わっていた。ほとんどの人が十里木コースで登って来たようだった。その山頂は開けており展望もあったが、それは南から西にかけての展望で、肝心の富士山は富士見台と同様に頂の部分を見るだけだった。そこに着いて思ったことは、黒岳を登っていて良かったと言うことだった。山頂で早めの昼食を済ませると下山に移った。ガイド本ではそこからは南へと向かって呼子岳に立ち、後は谷筋に下りて林道で駐車地点に戻るコースが紹介されていたが、この日のうちに帰る予定をしていたため早く下山したく、往路の東尾根を引き返すことにした。歩いてきた道を引き返すだけなので、気分的には楽だった。この下山では10人ほどのハイカーとすれ違ったので、このコースも人気のコースではあるようだった。ほぼ下る一方だったので、往路では富士見峠から山頂までは1時間半ほどかかっていたが、下山は1時間少々だった。更に25分で登山口に戻ってきた。まだ13時前だった。おかげで途中で夕食をとったりしても20時までには姫路の自宅に戻って来ることが出来た。 (2021/8記) |
<登山日> | 2021年4月21日 | 8:03山神社登山口駐車場スタート/8:44富士見峠/9:03〜10黒岳/9:26富士見峠/9:51〜58鋸岳展望台/10:33富士見台/10:51〜11:13越前岳/11:32富士見台/12:17富士見峠/12:42登山口駐車場エンド。 | |
(天気) | 快晴。富士山の上に僅かに雲を見るだけで、上空には雲は全く見なかった。気温は始め16℃だったが、黒岳山頂では20℃、越前岳では22℃まで上がっていた。風は僅かに吹くのみ。空気はひんやりして快かった。視界は遠方こそ少しうっすらとしていたが、悪くはなかった。下山を終えたときは上空にも少し雲を見たが、快晴に変わりなし。 | ||
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