TAJIHM の 兵庫の山めぐり <大阪和歌山県境の山> 
 
高森山    たかもりやま 284.5m 和歌山市(和歌山県)
岬町(大阪府)
 
四国山    しこくやま 241m
 
1/2.5万地図 : 加太
 
【2020年9月】 2020-159(TAJI&HM)
 
   《高森山》 四国山より  2020 / 9

 2020年9月は19日から4連休だった。その後半で和歌山県の龍門山登山に出かけた。一泊二日の予定だったので、初日は龍門山登山に当て、二日目は龍門山に近い山を登ることにした。そのとき思い付いたのが友ヶ島水道(紀淡海峡)を望める山を登ることで、ガイドブックの「新・分県登山ガイド和歌山県の山」を開いて該当したのが高森山だった。但しガイドブックの紹介コースは縦走コースだったので、他の情報を参考にして決めたのが、南麓にある和歌山市森林公園を起点として四国山と高森山の二山を登るコースだった。
 この日、和歌山市加太地区に入ると海際を走る県道65号線を北上した。大川峠が近づいたとき森林公園の標識が現れたので、それに従って林道状の細い道を東へと走った。そして期待通りに和歌山市森林公園の管理棟の前に着いた。そこには駐車場があって、すんなりと車を止めた。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。管理棟のそばからは尾根に出られる小径が始まっており、標識では「夏の丘」と山頂広場に通じるようだったが、少し荒れ気味の遊歩道と言った感じの小径だった。「夏の丘」には立ち寄らず、20分ほど登って尾根に出ると、そこは広々とした広場になっており一帯が山頂広場だった。一角には東屋がありベンチもあって、休むには良い所だった。広場の端に立つと展望もあって、期待していた友ヶ島水道が間近にあり、友ヶ島や淡路島南部が眺められた。その山頂広場から東に向かえば四国山で、西に向かえば高森山だった。一休みを終えると、先に四国山に向かった。四国山は山頂広場との標高差は僅か10mほどだったので、緩やかに下って緩やかに登り返すだけだった。距離も短く山頂広場から10分も歩けば四国山の山頂に着いた。山頂には展望台が立っていたのだが、その展望台に10人近くの人が密になって立っていた。どうもハイカーではなく、望遠レンズを付けたカメラを持っている姿からして野鳥観察のグループと思えた。こちらは展望台からの風景を見たく、その密の中に入って展望を楽しんだ。友ヶ島水道の風景だけでなく、南の方向が遮るものもなく眺められて、展望台の名に相応しい展望が得られた。その四国山を後にして山頂広場に戻ると、次は高森山を目指した。高森山も山頂広場との標高差は50mしかなかったが、こちらは距離があるため、間に幾つか小ピークがあり何度かアップダウンを繰り返した。それでも易しい道であることに変わりなかった。山頂が目前になると左手から「秋の丘」からのコースが合流して、こちらも緩やかなまま山頂に着いた。高森山は何となく樹林に囲まれて展望は無いと思い込んでいたのだが、意外や展望は良かった。こちらは四国山とは違って北の風景と淡路島北部が眺められた。ごくうっすらと明石海峡大橋も見えていた。その高森山の山頂には幾つかベンチが置かれており、涼しい中でゆっくりと休むことが出来た。下山は山頂手前で分岐する「秋の丘」への小径に入った。その南西方向に下る小径は始めは展望コースで、友ヶ島水道の風景を見ながら下った。途中から樹林の中に入ったが、歩き易い径のまま下って行けた。往路の「夏の丘」への小径よりも雰囲気は良いと思えた。「秋の丘」には立ち寄らずに下りを続けると、山頂を離れてから25分で林道に下り着いた。そこからは5分で管理棟の前に戻ってきた。
(2020/11記)
<登山日> 2020年9月22日 9:50管理棟前駐車場スタート/10:10〜28山頂広場/10:37〜48四国山/10:56〜11:02山頂広場/11:29〜52高森山/11:56秋の丘コースに入る/12:17林道に出る/12:22駐車場エンド。
(天気) 快晴の下でスタートするも、次第に雲が増えてきた。それでも晴れに変わりなし。高森山山頂の気温は25℃で、風は僅かながらも涼しさがあった。視界はまずまず良かったが、遠方は少しうっすらとしていた。下山中に薄晴れの空となる。
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和歌山市森林公園に着いた 管理棟がそばに建っており、数台分の駐車スペースを
見た
管理棟のそばから県境尾根への遊歩道が始まっており
山頂広場まで500mの距離だった
遊歩道を歩き出す 小さな橋を渡った 遊歩道は少し荒れていた 沢筋を離れて、登山道の傾斜が増してきた
階段の道が現れて、遊歩道らしくなってきた 周囲は常緑樹林帯だった 良い雰囲気のまま県境尾根に近づいた

平坦地に着くと東
屋が建っていた

そこは山頂広場の
一角だった

山頂広場の中心部
へと向かった

開けた所が現れる
と、そこにも東屋
を見た

東屋で休憩とした

(←)
そこは展望地でも
あって、友ヶ島水
道の風景が眺めら
れた

 (→)
  淡路島の手前に沖
  ノ島を見る
加太港の沖に沼島を見る 東屋を後にして、四国山に向かうことにした 東へと歩いて行く
四国山コースに入った 易しい山道を歩いて行く 南に展望が現れて、有田市の沖合に沖ノ島を見る
山頂広場と四国山の標高差は僅か8メートルだった コースに入って8分ほどで、もう山頂は目前になった 四国山の山頂には展望台が建っていた
展望台の上は野鳥
観察のグループが
陣取っていたが、
その中に入って展
望を楽しんだ

南に向かって遮る
ものの無い展望が
広がっていた 足
下は太陽光発電所
だった

西の方向も良かっ
た 先ほどの山頂
広場よりも友ヶ島
水道の風景が広く
眺められた
友ヶ島の辺りを大きく見る 左の写真に写る先山を大きく見る
四国山を後にして山頂広場へと引き返した 山頂広場に戻ると、四国山の見える位置があった 四国山の山頂に立つ展望台が見えていた

(←)
山頂広場の一角で
改めて休憩をとっ


 (→)
  次に高森山コース
  に入った
展望台が現れたが、展望が無い上に立入禁止だった 高森山コースも易しい道だった コースの雰囲気は良かった
但し小さなアップダウンが何度かあった ロープの張られている所があった サクラの園からのコースが途中で合流した

(←)
今度は秋の丘から
のコースが合流し


 (→)
  もう高森山の山頂
  は近かった
高森山の山頂に着いた 思いのほか開けた山頂だった 三等三角点(点名・三角山)を見る
淡路島北部と大阪湾が眺められたが、うっすらとしていた 何とか明石海峡大橋を認識出来た

左上の写真の右手
となる東の方向も
広く眺められた
上の写真に写る飯盛山の辺りを大きく見る 山頂は幾つかベンチがあり、休むには良い所だった 休むうちに上空に鱗雲が広がってきた
下山は往路を引き返した 秋の丘コースの合流点まで来ると秋の丘コースに入った 自然林の中をずっと下るのかと思っていたが

(←)
すぐに展望が現れ
て、いっときこの
展望の中を下った

 (→)
  再び樹林帯へと入
  って行った
この石柱は旧陸軍省の「由良要塞第一地帯標」とあった このコースは荒れた感じは無く、易しく下れた 秋の丘には向かわず登山口への道に入った
登山口が間近になった ここまで山頂から1kmだった 車道に出ると、南へと歩いた 前方に管理棟が見えてきた