TAJIHM の 兵庫の山めぐり <滋賀県の山
 
賤ヶ岳    しずがたけ 421.1m 長浜市(滋賀県)
 
1/2.5万地図 : 木之本
 
【2012年9月】 No.2 2012-85(TAJI&HM)
 
   余呉湖の北岸より  2012 / 9

 二度目の賤ヶ岳も余呉湖の南岸側にある国民宿舎余呉湖荘のそばから始まる登山道を歩いて行くことにした。二度目なら北岸の辺りから大岩山経由で尾根歩きを楽しむか、琵琶湖側からのコースで登ってもよかったが、この二度目は急な思い付きからだった。2012年9月の中旬に湖北の山を目指したのだが、その目的の山は横山岳と七々頭ヶ岳だった。どちらも関西百名山に選ばれており、湖北では名の通った山だった。その両山から近い位置で泊まることにして決めたのが余呉湖の南岸側にある余呉湖荘だった。余呉湖荘と決めてからもまだ賤ヶ岳を登る気は無かったのだが、初日の横山岳登山を終えて宿に着いたとき、部屋からは余呉湖が眺められた。そのとき余呉湖を山上からも眺めてみたいと思った。そうなると賤ヶ岳が最適な訳で、すぐに賤ヶ岳に登る気持ちが固まった。30分ほどで山頂に立てる山なので、二日目に予定していた七々頭ヶ岳の登山開始を2時間もずらせば済むことだった。これが前回と同じコースで賤ヶ岳を登ることにした次第だった。
 翌日は9月15日。ゆっくりと朝食をとってから宿を出た。車は余呉湖荘の了解を得て、そのまま宿の駐車場に止めて置くこととした。この日は前日よりも天気は良いようで、余呉湖荘の上空には青空が広く見られた。駐車場の西外れが登山口なので、何ともお手軽なスタートだった。その後は遊歩道のような登山道をずっと歩くだけであり、また多くのガイドブックで紹介されてもいるので、登山の様子は下の写真をご覧いただきたい。朝の山頂は快いばかりの風が吹き抜けており、ひたすら涼しかった。そして静かな湖面を見せる余呉湖を足下に見ながら、暫しのときを過ごした。ただ山上から見る風景としては、その余呉湖よりも青いばかりの水の色をたたえた琵琶湖の北岸の風景の方が印象が強かった。どうも上から見る余呉湖は小ぢんまりとし過ぎて、琵琶湖を見たときほどの伸びやかさが感じられなかった。時間はまだ9時過ぎとあって、山上には数人の人影を見るだけだった。おかげで観光客の中に混じってしまった違和感を感じずに済んだのは良かった。また改めて賤ヶ岳山頂の展望は一級品で、登って良かったと十分に思えたのも良かった。
(2012/9記)(2021/4改訂)
<登山日> 2012年9月15日 8:48駐車場スタート/9:02峠/9:19〜56山頂/10:10峠/10:27エンド。
(天気) 雲が少し多いかと思える晴れ。気温は25℃あり。まだ残暑と言えそうで、少し蒸し暑さがあった。山上では涼しい風が吹き抜けており、十分な涼しさだった。視界は南の方向こそ遠方がうっすらとしていたが、琵琶湖の北部、余呉湖はきれいに見えていた。
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前夜の宿は余呉湖荘 駐車場からスタートした 駐車場の前から見る余呉湖の空は澄んでいた 駐車場の西側から登山道が始まっていた
    
植林の中を自然な感じで登山道は続いていた 朝の光の中を登る 自然林も見られるようになった
      
飯浦越に着く ここからは尾根歩きに移る 賤ヶ岳方向は階段の道になっていた ササの中を通ることがあった
     
自然林の中を優しげな道が続く 山頂へと、少し傾斜が増してきた 山頂の西隅に建つ小屋が見えてきた
   
山頂に着くと東屋があったので、そこに立ってみた 青い琵琶湖が広がっていた 竹生島を大きく見る
     
上の写真に写る乗鞍岳を大きく見る 余呉湖が見える方へ移動する 余呉湖が足下で全姿を見せていた
  
余呉湖を中心に広く眺める 双耳峰の横山岳を大きく見る
   
岩篭山を大きく見る 上谷山の方向を大きく見る 余呉湖の北岸を見ると、北陸線に特急が走っていた
    

 三等三角点(点名
 ・賎ヶ嶽)は山頂
 の東隅にあった

  三角点の位置から山
  頂の広場を眺めた
     

 山頂広場の展望台に
 立つと、琵琶湖を右
 手に、左手に長浜市
 の平野部が眺められ
 た
    

 小谷山を大きく見
 る その背後の伊
 吹山は雲に包ま
 れていた

 40分近く山頂で
 過ごして、登って
 きた道を引き返し
 た
     
自然林に光が当たるようになっていた 飯浦越が足下に見えてきた 登山口が近づいて、余呉湖が見えてきた
   
登山口に戻ってきた 下山後、余呉湖の北岸に移動する ビジターセンターのそばから賤ヶ岳を眺めた