TAJIHM の 兵庫の山めぐり <滋賀県の山 
 
鶏冠山   けいかんざん・とさかやま 490.7m 栗東市(滋賀県)
竜王山   りゅうおうざん 604.5m
 
1/2.5万地図 : 三雲
 
【2025年11月】 2025-209(TAJI&HM)
 
   《鶏冠山》 天狗岩より  2025 / 11

 琵琶湖の南部には石灰岩質の山が多くあり、奇岩、巨岩が幾つもあって湖南アルプスとして親しまれている。特に鶏冠山の尾根は金勝(こんぜ)アルプスと別の名で呼ばれているようだった。その金勝アルプスを「新・分県登山ガイド 滋賀県の山」を参考にして歩こうと向かったのは、2025年11月の最終土曜日のこと、快晴の日だった。ナビを上桐生バス停辺りにセットして車を走らせると、そのバス停の先で広い駐車場が現れた。それは一丈野駐車場で、有料駐車場だった。近江湖南アルプス自然休養林管理運営協議会が管理しており、小型車は600円だった。金勝アルプスはなかなかの人気のようで、9時前だと言うのに、多くの車が止まっていた。準備をするうちには団体を乗せたバスまで現れた。その駐車場の奥から林道が始まっており、そこが登山口だった。その北谷林道に入ると、程なく林道を離れて登山道に入った。始めは緩やかな道で、的確に標識があり、それに従って歩いた。小さな沢を横切ることが何度もあった。沢筋を歩くこともあった。少し進むと右手に落ヶ滝への道が分かれた。滝への道に入って緩やかに登ると、5分と歩かず滝の前に出た。落差はあったが、水の流れはごく細かった。引き返して主コースに戻ると、まだ沢筋を歩くなど緩やかな道だった。はっきり上り坂となって斜面を登っていると、周囲の山肌が紅葉している様を見た。尾根筋に合流すると、その尾根が北峰縦走線だった。北へと向かえば鶏冠山で、南は天狗山から竜王山に向かえることになる。そこからは鶏冠山に向かった。合流点と山頂との標高差は130mほどあり、やや傾斜があってしっかり登ることになった。合流点から20分かかって鶏冠山の山頂に着いた。中央は開けており、そこに三等三角点(点名・荒張)を見るものの、周囲はすっかり木々に囲まれていた。少しは展望があるのではと思っていただけに、少々がっかりの山頂だった。すぐに引き返して南へと向かった。合流点まで戻って来ると、ちょうど団体が着こうとしており、何十人もの中高年者を見た。南へと上り坂に入ると、地形ははっきり花崗岩質のもので、大きく抉れている所を通ったり、大岩を見たりした。ときにロープを掴んで岩の上を登った。その尾根歩きの途中で好展望の岩場が現れた。北西に琵琶湖を、西は音羽山の尾根だった。近くには先ほど立っていた鶏冠山も見えていた。その展望を眺めている間に大人数のグループが追い付いてきた。その通過を待ってから尾根歩きを再開した。その先も岩場は多くあり、アルプスの名が付けられたことに納得した。その金勝アルプスのハイライトと言えそうなのが天狗岩だった。巨岩が重なる様は圧巻で、多くの人が休んでいた。岩の上に立つ人も多くおり、こちらも一番高い位置の巨岩に上がった。その展望は先ほどの岩場と同じものだったが、北の方向も良く見えていた。その天狗岩の先でも耳岩があり、金勝アルプスの雰囲気を堪能することになった。耳岩の先で鞍部の樹林帯を過ぎていると、そこに大人数のグループが昼休憩をとっていた。グループの位置を過ぎると上り坂に入り、階段道を登るようになった。登り着いた所が白石峰で、そこは竜王山コースの分岐点だった。左に折れて竜王山コースに入った。すぐに現れたのは茶沸観音で、ごく小さな石仏だった。その先も緩やかな尾根道は続き、もう金勝アルプスの雰囲気は無かった。小さなピークを越しながら東へと進むと、小さな広場が現れた。そこにあったのは祠と呼べそうな大野神社神社で、案内板ではここで雨乞い行事が行われたと描かれていた。そこからは南へと緩やかに登って、僅かな距離で竜王山の山頂に着いた。山頂は狭い範囲で平らになっており、四等三角点(点名・竜王山)を見た。展望も北の方向に少しあり、北麓に見えていたのはJRAの栗東トレーニングセンターだった。その背後は比良山地も眺められた。その他の方向は木々に妨げられていたが、東の方向の木々の隙間からちらりと見えたのは、阿星山のようだった。山頂での休憩を終えると、竜王山コースを引き返した。白石峰の分岐点に戻って来ると、南西方向へと狛坂コースに入って下山に移った。標識が示すのは狛坂磨崖仏で、まずはその磨崖仏を目指して歩いた。重ね岩のそばを通ると国見岩に出た。そこからは西の方向に展望があったが、尾根から何度も目にした風景だった。南の方向を眺めたいと思っていると、その先ですぐに南の展望が現れて、今まで見なかった信楽の山並みを見ることになった。南へと下るようになると、岩場を多く歩くようになり慎重に下った。狛坂磨崖仏の前に出ると、意外と大きな磨崖仏で見上げることになった。その先も岩の目立つ歩き難い道が続き、漸くと言った感じで出合に着いた。そこは三差路になっており、西へと南谷林道に入った。林道とは名ばかりでけっこう荒れて、作業道とも言えずまだ登山道と言えそうだった。その荒れ道も歩くうちにはっきり作業道となってきた。作業道歩きは長く続き、ときに歩き易くなったかと思うと、また荒れている所が現れた。周囲は紅葉の木が多くなり、足下は落ち葉がすっかり道を隠していた。徐々に歩き易くなり、いつしか林道を歩く雰囲気となった。水晶谷コースが分岐する辺りまで来ると、周囲の木々はすっかり紅葉しており、今が盛りではと思えた。新名神高速道の下を通る頃には、舗装林道を歩くようになっていた。まだ見所はあり、少し寄り道する形で逆さ観音に立ち寄った。その先も林道歩きは続き、草津川に沿って歩いた。オランダ堰堤は名所のようで、説明板があり工事を指導した技術者の銅像も見た。草津川を横切ると優しげな散策路を歩く雰囲気となり、キャンプ場を通り過ぎて一丈野の駐車場に戻ってきた。
(2026/1記)
<登山日> 2025年11月29日 8:58一丈野駐車場スタート/9:32落ヶ滝/10:25〜28鶏冠山/11:14〜35展望岩/11:50〜12:04天狗岩/12:27白石峰/12:47〜13:02竜王山/13:21〜26白石峰/13:53狛坂磨崖仏/14:53さかさ観音/15:02オランダ堰堤/15:10駐車場エンド。
(天気) 快晴。朝の樹林帯の気温は10℃だった。鶏冠山の気温は12℃で、竜王山では14℃まで上がっていた。風は少しあり、ひんやりと快かった。視界は澄んでいた。
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一丈野駐車場は既に多くの車が止まっていた 駐車場のトイレにハイキングマップが付いていた 標識が示す鶏冠山の方向に歩き出した
クサリを越えて北谷林道に入った ほぼ平坦な林道を歩いて行く 林道を離れて落ヶ滝線に入った
分岐点の標識を見る 落ヶ滝線の始めは、畑地のそばを歩いた 山道を歩くようになった
小さな沢を横切ることがあった 遊歩道の雰囲気になることがあった また沢を横切った この後も何度か沢を横切った

落ヶ滝線から鶏冠
山への近道コース
が分岐したが、そ
こは直進した

露岩地を登ること
があった
落ヶ滝へは枝道に入ることになった 枝道に入ると、木の根が這う道を登った 落ヶ滝に着いた ごく細い流れのソーメン滝だった
落ヶ滝線の主コースに戻って東へと歩いた 紅葉の木を見た 周囲の尾根を見ることがあった 紅葉が進んでいた
沢筋を歩くため、水の流れの上を歩くことがあった 水の流れる岩の斜面を登った 広い露岩地をロープを掴んで登った
まだ登山道に水が流れている所があった 漸く尾根が近づいてきた 北峰縦走線と呼ばれる尾根道に合流した
北峰縦走線を北へと歩いて鶏冠山に向かった やや急坂をしっかり登ることになった 尾根が緩んでピークに着くも、山頂は今少し先だった

前方に鶏冠山の山
頂が見えてきた

鶏冠山の山頂に着
くと、そこは木々
に囲まれて展望は
無かった
山頂の中央に三等三角点(点名・荒張)を見た 山頂の山名標識を見る 頭上の木が紅葉していた
すぐに山頂を離れて歩いてきた道を戻った 前方にこれから向かう竜王山の尾根を見た 鞍部に戻って来ると、ちょうど団体が到着していた

(←)
更に南へと尾根歩
きを続けた

 (→)
  漸く展望が現れて
  西の尾根が眺めら
  れた

花崗岩質の尾根は
大きく抉れている
所があった

前方の尾根をはっ
きり見ることがあ
った
大岩のそばを歩いた この岩の上で休憩することにした 岩の上からは、鶏冠山が望めた

(←)
鶏冠山の左手に比
叡山を見た

 (→)
  比叡山を大きく見
  る

(←)
比叡山の左手に愛
宕山を見た

 (→)
  北に三上山を見た
三上山の右手後方に見えたのは霊仙山と思われた 尾根歩きを続けると、巨岩を見ることが多くなった 天狗岩が近くなってきた
振り返ると、鶏冠山の右手を広く眺められることがあった

(←)
上の写真に写る
伊吹山の辺りを
大きく見る

 (→)
  天狗岩が近づいた
岩場をロープを掴んで登ることがあった 天狗岩に着くと、そこは賑わっていた 天狗岩を登って行く
岩の間から比叡山を見た 一番高い位置を目指して登った 周囲の岩場にも大勢のハイカーを見た
一番高い位置の岩から眺めた風景は、先ほどの岩場から見た風景とあまり変わらなかった ただ比良山地は良く見えていた

上の写真に写る比
良山系を少し大き
く見る

天狗岩を下りて、
尾根歩きを続けた

天狗岩から少し離
れたとき、振り返
って天狗岩を眺め


天狗岩に多くの人
が立っていた
特異な形の岩を見た 耳岩に着いた 天狗岩で満足していたので足を止めずに通過した 前方に白石峰を見るようになった
階段を登るようになった まだ岩場を何度か見た 白石峰へと最後の登りにかかった

白石峰に着くと、
そこは狛坂コース
の分岐点だった

狛坂コースには入
らず、直進して竜
王山に向かった
竜王山への道は岩場は無く、緩やかで易しい道だった すぐに現れたのは茶沸観音だった 岩に掘られた石仏だった
木々がばらけたとき、そこに鶏冠山を見た ほぼ緩やかな尾根道だった 前方の少し高いピークが竜王山のようだった
易しい道が続いた 山頂手前で現れたのは大野神社だった 大野神社とは目と鼻の先に、竜王山の山頂があった

(←)
竜王山の山頂に着い
た 木々に囲まれて
はいたが、北の方向
は開けていた

  (→)
  四等三角点(点名・
  竜王山)を見る

(←)
山頂の山名標識を
見る

 (→)
  展望がある北の方
  向に目を向けた
足下に見えていたのはJRAの栗東トレーニングセンターだった 竜王山から改めて三上山を眺めた

比良山地を眺めた
東の方向、木々の隙間から見たのは阿星山と思えた 竜王山の山頂を離れると、白石峰に引き返した 易しい道を戻って行く
白石峰まで戻ってきた 白石峰からは狛坂コースに入った 西へと緩やかに下った
緩やかな尾根歩きとなって、重ね岩を見た 小さなピークを越したが、ほぼ平坦な尾根を歩いた 国見岩に着くと、そこは展望地だった
西に向かっての展望で、足下の道路は新名神高速道だった
国岩を離れると、今度は南から南西方向の展望が現れた 特徴のある山が無いため山座同定をし難かったが、おおよそで同定してみた
上の写真の左に続く風景を見る 東から南にかけての風景だった
展望地を離れると、南へとはっきり下り坂になった 大岩の間を下ることがあった 石が多くあり、けっこう歩き難かった
狛坂磨崖仏に着いた 意外と大きく高さ6.3mだった 磨崖仏から先は緩やかな道となった 自然な味わいの道を歩いて行く
コース分岐点となる出合に着いた  これから向かうのは「上桐生バス停」方向だった」 南谷林道だったが、作業道よりも細いと思えた
登山道と言えそうな所もあった 落ち葉に覆われた作業道歩きだった 小さな沢を横切ることがあった
周囲の木々は紅葉の盛りだった 道幅が広くなってきたが 車の通行は無理ではと思われる小橋を渡った
川筋に沿って歩いており、そこにカエデの紅葉を見た 新名神高速道の下を通った もう舗装林道だった 沢を見ると、そこも落ち葉に覆われていた
「逆さ観音」を見るため林道を離れると、橋を渡った先に東屋を見た 東屋のそばに「逆さ観音」が彫られた岩を見た 三体の仏像が逆さに彫られていた
南谷林道に戻った 沢はもう草津川になっており、そこに作られていたのがオランダ堰堤だった 川に作られた道を渡った
もうすっかり公園散策の雰囲気だった キャンプ場のそばを通った 一丈野駐車場に戻ってきた