TAJIHM の 兵庫の山めぐり <京都府の山 
鬼ヶ城    おにがじょう 544m たつの市・太子町
烏ヶ岳    からすがだけ 536.4m たつの市
 
1/2.5万地図 : 河守
 
【2025年11月】 2025-205(TAJI&HM)
 
   福知山市荒河東町より  2025 / 11

 京都府福知山市は十分に日帰り登山の出来る範囲にあり、その福知山市で里山として親しまれている鬼ヶ城を登ろうと向かったのは、2025年11月の第四土曜日のこと。ガイドブックの「新・分県登山ガイド 京都府の山」では、この鬼ヶ城は尾根続きの烏ヶ岳とセットで紹介されており、それに従って両山を登ることにした。鬼ヶ城の北東麓には古刹観音寺があり、そこの駐車場に車を止めてスタートした。始めは車道の上り坂だった。民家風の建物を見ながら進んだ。曇り空の下で、色付きが進んだ木を多く見た。観音寺の本堂を通り過ぎても車道は続き、水道設備を過ぎて車道は終点となった。その先で山道が始まったが、そこから登山を始める人もいるようで、車道の終点にスクーターを1台見た。小さな沢に沿って植林地を登って行くが、荒れた所もあった。暫く登った先で登山道は二手に分かれた。左手に向かえば烏ヶ岳で、直進方向が鬼ヶ城だった。先に烏ヶ岳を登ろうと、烏ヶ岳コースに入った。分岐点から烏ヶ岳の山頂までは1.2kmだった。植林地を歩いて行くと、車道に合流した。烏ヶ岳の山頂まで通じている車道で舗装路だった。車道は山頂に建つ電波塔の管理道路でもあった。緩やかに延びる管理道路は雑木帯を通るとあって、紅葉の木を多く見た。曇り空ながら鮮やかに眺められる木もあった。登るうちに上空の雲は薄れて、ときにうっすらと陽射しをうけることがあった。南へと歩いていたが、歩く方向が南東に変わると前方に電波塔が見えてきた。電波塔は幾つかあり、山頂の電波塔の前に立ったときは、歩き始めてから67分、分岐点から28分が経っていた。山頂には小さな祠が置かれており、そのそばに一等三角点(点名・烏ヶ岳)を見た。烏ヶ岳の山頂は少し展望があり、北に由良ヶ岳を見た。また北東には青葉山も見えていた。その烏ヶ岳の山頂で15分ほど過ごすと、鬼ヶ城を目指して歩いてきた管理道路を引き返した。天気は徐々にしか良くならず、まだまだ雲は多かった。それでもときおり陽射しを受けながらだった。分岐点に戻ると、鬼ヶ城までは800m。始めに植林地をトラバース気味に南西へと歩き、北に向かえる尾根に出ると自然林の尾根歩きとなった。足下はすっかり落ち葉に覆われており、サクサクと踏み音をたてながら登った。周囲の木々の紅葉を愛でながらの登りでもあった。山頂が近づくと、急坂を落ち葉に滑らないよう注意しながら登った。そして山頂が目前になると東屋が現れた。その東屋を過ぎて着いた山頂は平らに開けており、城跡と言うよりもすっかりハゲ山の姿だった。そこにぽつんとベンチが一つ置かれていた。紅葉シーズンなのに山頂は無人だった。おかげでパートナーと二人きりで過ごせることになった。ハゲ山とあって期待通りにほぼ360度の眺望を楽しめることになった。南は福知山市の市街地が広がっていた。西は氷ノ山まで、そして北は大江山の尾根が眺められた。十分に展望を楽しみ、更に昼休憩をとったため、山頂では30分ほど過ごしていた。下山は観音寺へと戻るのみ。青空が多く見られるようになってきた空の下、再び紅葉を愛でながらのんびり下って、山頂から50分かけて観音寺の駐車場に戻ってきた。
(2025/12記)
<登山日> 2025年11月22日 10:22観音寺駐車場スタート/10:33登山道入口/11:01コース分岐点/11:08車道に合流/11:29〜45烏ヶ岳/12:05コース分岐点/12:28〜13:01鬼ヶ城/13:19コース分岐点/13:51観音寺駐車場エンド。
(天気) 曇り空の下をスタートする。烏ヶ岳では少し青空を見るようになっていた。烏ヶ岳の気温は13℃。風は僅かにあり。視界は良かった。鬼ヶ城では雲は多いものの晴れと言えるまでになっていた。ときおり陽射しを受けた。鬼ヶ城の気温は15℃。風は無し。視界は良かった。下山中はまた雲が増えたが、観音寺に戻って来ると、晴れの空だった。
<< Photo Album 2025/11/22 >>
観音寺に着くと、この本坊の前に広い駐車場を見た 駐車場に車を止めて、舗装路歩きでスタートした 紅葉のカエデを見た ちょうど見頃だった
鬼ヶ城の標識を見た 観音寺の本堂の前を通った 本堂の縁を回った
登山口標識を見た 登山口から先も舗装路だった 本堂の庭を見下ろした

水道設備の前を通
った

車道が終点となっ
た その先から山
道が始まっていた

ここまで車で来ら
れそうだった
登山道の入口から鬼ヶ城山頂まで2kmだった 山道は緩やかな道で始まった 堰堤の前を通った 鬼ヶ城山頂まで1.5kmだった
植林地を登るようになった 岩があったりして、少々歩き難さがあった 登るうちに歩き難さは減ってきた
コース分岐点に着いた 分岐点の標識を見る そこからは烏ヶ岳コースに入った 烏ヶ岳まで1.2kmだった 植林地を進んだ
舗装路に合流した 舗装路は電波塔の管理道路だった 緩やかな舗装路を南へと歩いた 周囲は自然林となって紅葉の木を見るようになった
気楽な舗装路歩きだった 曇り空ながら鮮やかな紅葉を見た うっすらと陽射しを受ける紅葉を見る
手前のピークへの道が分岐した そちらのピークにも電波塔が建っていた 山頂の手前に小さな電波塔を見た 防災用の無線塔だった 烏ヶ岳の山頂が目前になった 山頂にも電波塔が建っていた

烏ヶ岳の山頂に着
いた

広く芝地になって
いた

山頂に立った

中央にあるのは一
等三角点だった
一等三角点(点名・烏ヶ岳)を見る 山頂には小さな祠が置かれていた 山頂に置かれた山名標識を見る
山頂からは、東の方向が良く見えた 但し、うっすらとした眺めだった
上の写真の左に続く風景を見る 北から北東にかけてだった 青葉山を大きく見た
弥仙山を大きく見る 三峠山を大きく見る
由良ヶ岳を大きく見る 鬼ヶ城に向かうべく、歩いて来た道を引き返した 前方に三岳山を見た
紅葉の木々を見ながら戻った 徐々に青空を見るようになった 陽射しも現れるようになった
コース分岐点まで戻ってきた 鬼ヶ城まで800mだった 巻き道を歩く形で、鬼ヶ城の南尾根に向かった 南尾根に合流すると、周囲は自然林となった
北へと登って行く 尾根道はすっかり落ち葉道だった うっすらとした陽射しを受ける紅葉を見る
鮮やかな紅葉が増えてきた 背後に見えるのは烏ヶ岳だった 山頂が間近になったとき東屋が現れた

(←)
東屋の先が山頂だ
った

 (→)
  山頂に着くと、そ
  こは城跡と言うよ
  りもすっかりハゲ
  山だった

誰もいない山頂だ
った

パートナーと二人
きりでのんびり過
ごした

ハゲ山とあって、
展望は抜群だった

まずは南東向かい
となる烏ヶ岳を眺
めた
烏ヶ岳の右手を眺めた 南東から南にかけての展望だった

(←)
上の写真に写る三嶽
を大きく見る

 (→)
  白髪岳の尾根と黒
  頭峰の尾根が重な
  っていた

山頂からは親不知
がすっきりと眺め
られた

南から南西にかけ
ての展望だった
西光寺山の方向を大きく見る 親不知の手前は福知山市外だった
親不知の背後は五台山だった 篠ヶ峰を大きく見る 足下に見えていたのは、三段池公園だった

南西から西にかけ
てを眺めた
上の写真に写る千ヶ峰から三国岳までを大きく見る 同じく粟鹿山を大きく見る

西から北西にかけ
てを眺めた
氷ノ山の方向を大きく見た 更に氷ノ山を大きく見た
北から北東にかけてを眺めた
三岳山を大きく見る 大江山の尾根を大きく見る
下山は歩いてきた道を引き返した また紅葉を眺めながら歩いた 落ち葉道を戻って行く
カエデの紅葉は、やはりきれいだった 分岐点まで戻ると、そこからは観音寺への道に入った 植林地を下って行く
登山道の入口に戻ってきた 集落が見えてくると、すっかり明るかった 観音寺の山門を見る そのそばが駐車場だった