TAJIHM の 兵庫の山めぐり <和歌山県の山 
 
龍門山    りゅうもんざん 756.3m 紀の川市(和歌山県)
1/2.5万地図 : 龍門山
 
【2020年9月】 2020-158(TAJI&HM)
 
   龍門橋の近くより  2020 / 9

 龍門山脈の主峰、龍門山に向かったのは2020年9月中旬の4連休中のことで、この日は朝から快晴だった。自宅を7時半に離れると、姫路バイパス、加古川バイパス、阪神高速道、阪和道と走り、京奈和道に入って岩出根来ICで一般道に降りた。国道24号線に出ると東へと走って行ったが、南に見える大きな山が龍門山のようだった。紀の川に架かる龍門橋を渡って山裾に向かうと、大きな龍門山の案内板が現れた。そこには登山者用の駐車場の位置が示されていたので、その駐車場から歩き出すことにした。ところがその駐車場は登山コースから700メートル離れている上に駐車場の標識が無く、暫くうろうろしてしまった。漸く見つけたものの、広い駐車場には一台の車も無かった。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。歩き始めると龍門山の標識が点々とあって、迷わず登山口に通じる農道に入って行けた。その農道はコンクリート舗装されており、それは龍門山の北斜面に広が果樹園のもので、今が収穫時の柿の畑や青い実を付けたミカンの畑を周囲に見ながら斜面を登った。農道の傾斜は意外ときつく、陽射しを受けての登りでもあったのでけっこう汗をかいたが、登るほどに背後に紀ノ川流域の風景が広がってくるのは悪くなかった。途中で山道を歩くことがあったが、その先で林道に合流すると、合流地点から5分ほど歩いたとき、漸く登山口が現れた。そこは標高320mの位置で、駐車場か1時間かかっていた。しかもそこまで一般車でも来られるようで、登山者のものと思われる車が数台止まっていた。それを見て、わざわざ下の駐車場に車を止める登山者はいないのではと思った。その登山口は田代コースの登山口だったので、もう一つの中央コースを目指して今少し林道を歩くことにした。もう急坂は無く、西へと緩やかな道を歩いた。そして田代コース登山口から14分で中央コース登山口に着いた。その登山口のそばにも車が止まっていた。但し田代コース登山口と比べると、駐車スペースは僅かだった。既に12時を回っていたので、登山口そばのベンチに座って昼食タイムとした。中央コースはよく歩かれているコースのようで、易しく登って行けた。周囲は自然林で、目印テープが的確に付けられていた。休む必要もなく登って行けたが、展望は無かった。その展望が現れたのは明神岩に着いたときで、その大きな岩の上に立つと、紀の川流域が広々と眺められた。その明神岩のそばには風穴と呼ばれる穴を見たが、それは小さな穴だった。その近くにはベンチが置かれており、コースの休憩ポイントになっていた。そこまで来ると山頂との標高差は120mほどでしかなかった。次第に尾根は緩やかになり、笹の中を易しく歩くようになった。山頂に着いたのは13時22分のこと。明神岩の辺りで8分ほど休んでいたので、その時間を除くと登山口から1時間で登ってきたようだった。山頂は広く開けて休むには良い所だったが、周囲は樹林が囲んでおり展望は無かった。その開けた所より少し東の位置が若干高くなっており、そちらが最高点で三角点が置かれていた。三等三角点(点名・竜門山)だった。その三角点の位置は以前は展望が開けていたようでパノラマ写真が置かれていたが、今は南向かいの山稜が何とか見えるだけだった。開けた所に戻って暫時の休憩を終えると、周回コースとして歩くべく、最高点の位置から東の尾根に入った。はっきりとした尾根道があり易しく歩けた。田代峠まで歩くのだが、田代峠で標高は638mだったのでごく緩やかに下った。ときに上り坂になることはあった。その尾根の途中に磁石岩があり、岩全体で一つの磁石になっているようだった。田代峠に着くと、そこからは田代コースに入って南へと下った。登山道ははっきりしていたが多少歩き難さがあり、中央コースと比べるとマイナー感は否めなまった。その途中で登山道の右手側にナイロンヒモが張られていたが、そちら側はマッタケ山のようだった。少し滑り易い所もあって慎重に下って行くと、田代峠から36分で田代コース登山口に着いた。後は果樹園の農道を歩いて麓へと戻ったが、再び歩きながら紀の川の風景を眺めることになった。その風景を眺めていると、登山口から山頂へと歩いていたときよりも、こうして紀の川流域を眺めているほうの印象が強いように思えた。
(2020/11記)
<登山日> 2020年9月21日 10:51駐車場スタート/11:49田代コース登山口/12:03〜13中央コース登山口(昼食)/12:53〜13:01明神岩/13:22〜40山頂/14:02田代峠/14:38田代コース登山口/15:22駐車場エンド。
(天気) 快晴。山頂の気温は22℃で、風はほとんど無し。視界はまずまず良かった。
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(←)
竜門橋を渡る前に
北岸側から龍門岳
の尾根を眺めた

 (→)
  橋を渡った先で案
  内板を見た そこ
  に示された駐車場
  に向かった
漸く見つけた駐車場には一台の車も無かった まずは案内板の方向へと歩いた バス通りを東へと歩いた
杉原バス停の近くでこの標識を見てバス通りを離れた 右手前方に龍門山を見ながら歩いた また龍門山の標識を見た
また標識が現れて粉川駅からのコースに合流した 住宅地の坂道を登って行く 道幅は狭かった 大きな標識が現れた
住宅地を離れて農道を歩くようになった (車両)は林道を走って登山口に向かえるルートだった 当然、ハイキングコースに向かった
周囲は果樹園となり、背後に紀の川流域が眺められた コース標識は何度も現れた 道の分岐点には標識があったので、迷わず進めた
後方の風景が広がってきた このタンクの位置で農道は終点となった 山道に入った

暫く山道を歩くも
のと思っていたが

8分ほど歩いただ
けで林道に合流し
た 林道は車両コ
ースだった
龍門山県立自然公園の大きな案内板の前を通った 車が数台止まっている所が現れた そこが田代コースの登山口だった
中央コースを目指して林道歩きを続けた その辺りの林道はほぼ平坦な道になっていた 北に紀の川が眺められた
紀の川に架かる緑の鉄橋は竜門橋だった 和泉山脈の高峰群が一望になることもあった

中央コース登山口
に着いた そこに
も車が止まってい


登山口にはコース
マップがあった

この登山口のそば
で昼休憩とした
10分ほどの休憩後、中央コース登山口に入った 中央コースは適度な登り易さだった 標高の標識が点々とあった
コースには所々にベンチが置かれていた 石がごろごろとした所もあったが 丸太の階段道になっている所もあった
自然林の中を登って行くが、展望は無かった 533m地点を過ぎる 山頂まで1kmだった 遊歩道を歩く感じで登れる所もあった
625m地点まで来れば、中間点を過ぎていた この標識を見て明神岩に向かったが 明神岩に人が多かったので、先に風穴を覗いた 暗い穴だった
(←)
明神岩に人がいな
くなったのを見て
パートナーが明神
岩に上がった

 (→)
  岩の上は好展望
  地で北東方向が
  一望だった
登りを続けると、蛇紋原の標識が現れた 蛇紋原に出てみると、そこも少し展望があった コースに戻って岩の多い所を通った
尾根が緩んで、ぐんと歩き易くなった その辺りで標高は700mに近づいていた 笹が現れるも、道は歩き易かった
緩やかな道のままに山頂に近づいた 山頂に着くと、そこは広く開けていたが展望は良くなかった
立派な山名標識が立っていた 山頂の東の位置が若干高くなっていた そこが最高点で三等三角点(点名・竜門山)を見た
その最高点はかつては展望地だったようでパノラマ写真も置かれていたが、いまは灌木が視界を塞いでいた その灌木越しに北の尾根を眺めた

(←)
上の写真に写る大
和葛城山を大きく
見る

 (→)
 大和葛城山の東に
 続く尾根を見る

(←)
三峰山を大きく見


 (→)
 岩湧山の方向を眺
 めた
周回コースとすべく、下山は最高点を越して東の尾根に入った 田代峠までの高低差は少ないとあって、尾根は緩やかだった 磁石岩の前に出た 名の通り磁性のある岩のようだった
磁石岩のそばからは竜門橋が見えていた 黒川地区に通じる穂落コースが分かれた 緩やかな尾根歩きが続いた
山頂から20分ほどで田代峠に着いた  峠の地蔵さんを見る 田代コースに入った
易しい道として下っていたが 途中は抉れている所も現れて、マイナー感があった 右手がマッタケ山になっている所があった
小さな祠を見た 田代コースは展望の無いコースでもあった コンクリート壁が現れて登山口が近いことが分かった
田代コース登山口に着いた 峠から36分経っていた 後は往路で歩いたコースだった 林道を離れて山道に入った
空き缶で害獣除けが作られていた 農道に出ると、後はずっと作業道歩きだった 道そばにヒガンバナを見た
下るほどに、前方に紀の川流域の風景が広がった ミカン畑越しに北の尾根を眺めた
急坂を下って行く 水原地区の道に入った 駐車地点への近道に入った

(←)
杉原バス停の近く
で龍門山を仰ぎ見


 (→)
  駐車場に戻って来
  ると、午前と同じ
  く他に車は見なか
  った