TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
鳥ヶ嶽 (呉妹富士) 164.3m 倉敷市(岡山県)
 とりがだけ     くれせふじ
1/2.5万地図 :箭田
 
【2024年8月】 2024-140(TAJI&HM)
 
   備中呉妹駅より  2024 / 8

 2024年のお盆休暇は特に予定を立てておらず、近くの山で過ごす予定にしていたのだが、一日ぐらいは県外の山を登ることにした。そして「駅から登る岡山の山100座」を取り出して選んだのが倉敷市は旧真備町の鳥ヶ嶽だった。その別称である呉妹富士の名に惹かれてだった。ナビを備中呉妹駅にセットすると、山陽道をひたすら走って玉島ICで降りた。後は北へと県道54号線を走ると、さほど時間はかからず備中呉妹駅に到着となった。8月に入って快晴が続いており、旧真備町の地も快晴で気温は35℃まで上がっていた。駅に無料駐車場はあったが、それは電車利用者に対してだった。ただお盆休み期間でもあったので駐車場は閑散としており、そこで遠慮しながらも駅から一番遠い位置に駐車とした。その駐車地点からは鳥ヶ嶽が呉妹富士の名に相応しい姿で眺められた。その鳥ヶ嶽へは往路コースとして南斜面のコースを登ることにした。地図にも破線路が描かれており、正面コースと言えそうだった。駅前から真っ直ぐ鳥ヶ嶽に向かうと、国道486号線を横切った。その交差点にはコンビニのセブンイレブンもあった。更に北へと歩くと、もう一度車道を横切ることになった。その横切った近くから山裾に近づけそうな枝道を見たので、それに入った。民家の前で終わりそうに見えたが、その民家を回り込むように道は続いており、前方に墓地を見た。その墓地の手前より山頂方向へと山道が始まっていた。鳥ヶ嶽の登山道と確信したが、標識も目印も無かった。登山道ははっきりしており、道なりに進んで行くと竹林を抜けることになった。その先で急坂が始まった。低山でもあるので暑い季節で無ければ一気に登って行くのだが、猛暑とあって急速にバテてきた。そのため何度も足を止めることになった。自分でも予想外のバテ方だった。何とか山頂に着いたときは息は大いに上がっており、木陰を見つけると倒れ込むようにして横になった。山頂と言えども気温33℃の中での休憩だった。暫く休むうちに体が楽になってきたので、漸く展望を楽しむ余裕が出てきた。山頂は開けており、東の方向が良く見えていた。そちらに見えていたのは小田川とその背後の山並みだった。この猛暑では山頂に立ったことで良しとして下山するのが正解なのだが、せっかく遠路はるばる来たことでもあり、今少し東へと尾根歩きを楽しむことにした。出来ればその尾根歩きから麓へと下りたいとの考えもあった。やはりその考えは失敗だったようで、尾根はヤブっぽい所もある上に、アップダウンもあってけっこう疲れることになった。陽射しを受けることも多くあり、すぐにバテてきた。それでも休み休みながらも東へと歩いた。尾根からは展望があり、北や西の山並みが眺められたのは少しは慰めとなった。地図では尾根道コース以外にも麓へ通じる破線路が描かれていたのだが、その小径はどうもヤブ道のようだった。仕方なく尾根道を進むことになったが、170mピークの手前まで来たとき、その尾根道もはっきりしなくなった。もうヤブコギをする気力は無く、そうなると山頂に引き返すしかなかった。何度も休憩をとりながら少しずつ山頂へと戻った。山頂に着いても暫し体を横にして休憩をとった。そして南面コースに入った。その南面コースの途中でも何度か休憩をとったので、登山口に戻ってきたときは、そこをスタートしてから3時間半が経っていた。あきれるほどの長時間を鳥ヶ嶽で過ごしたようだった。低山の鳥ヶ嶽と言えども夏場に登るのは敬遠すべきだったと、大いに反省した。備中呉妹駅に戻る途中でコンビニに立ち寄ったのは言うまでも無い。
(2024/9記)
<登山日> 2024年8月15日 11:02備中呉妹駅スタート/11:15南コース登山口/11:40〜12:38山頂/休み休み東へ尾根を辿る/13:20[170m]ピーク手前まで/休み休み山頂に戻る/14:33山頂/休み休み登山口に戻る/14:59南コース登山口/15:13備中呉妹駅エンド(途中のコンビニに立ち寄る)。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。山頂の気温は33℃。ほのかな風あり。木陰では少し涼しさを感じた。視界はまずまず良かった。
<< Photo Album 2024/08/15 >>

(←)
井原鉄道の備中呉
妹駅に着いて、ホ
ームを見上げた

 (→)
  駅の駐車場からは
  北の方向に鳥ヶ嶽
  が眺められた
駅を離れると、真っ直ぐ北に向かう道を進んだ 道そばに「毘沙門天立像」の標識を見た 国道486号線を横切って、更に北へと向かった
広い道に合流した 毘沙門天立像は東の方向だったが反対の西の方向に向かった すぐに右手に山裾に向かえる枝道が現れたので、そちらに入った 緩やかな坂道だった 枝道は民家の前で終わりそうにみえたが、民家を回り込んで続いていた
高台の位置に出ることになり、駅の方向が眺められた 前方に墓地が見えてくると、右手に山道が始まった 地図に破線路で描かれた南コースに入ったようだった
点々と赤テープが付いていた 登山道はやや急坂で続いた 陽射しを受けることもあり、休み休み登った

(←)
漸くの思いで山頂
に着いた 山頂も
厳しい暑さだった

  (→)
   四等三角点(点名
   ・尾崎)を見る

山頂は展望があり、
東から南東の方向
が良く見えた

(←)
木々の間から上の
写真の左手も眺め
られた

 (→)
  西の方向も木々の
  間から鷲峰山の尾
  根を見た
福山を大きく見る 小田川の流れを見る 木陰での休憩を終えると、北東へと尾根歩きに移った
尾根としては易しかったが、とにかく暑かった ときおり展望が現れた 西に鷲峰山を見る ヤブっぽい所もあった
南東に反古山を見る 北の方向、間近に見えたのは高馬山だった 陽射しを強く受けることもあって、何度も休憩をとった
140mほどのピークに着くと岩場の展望地があった 展望地から鳥ヶ嶽の方向を眺めた
右上の写真の右手を見る 西から北にかけての眺めだった
尾根歩きを続けたが、暑さとヤブっぽさで次第に歩く気力が減退してきた 170mピークを間近に見る位置まで来たが、道が不確かになったこともあり、引き返すことにした 何度も何度も休憩をとりながら山頂に戻ってきた 引き返しを始めてから1時間が経っていた
またもや何度も休みながら登山口に戻ってきた 山頂を離れてから30分近くが経っていた 炎天下を備中呉妹駅へと戻って行った 備中呉妹駅に戻ってきた そこを離れてから4時間が経っていた