TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
鳥ヶ嶽 (呉妹富士) 164.3m 倉敷市(岡山県)
 
石鎚山 129m
1/2.5万地図 :箭田
 
【2025年1月】 No.2 2025-04(TAJI&HM)
 
    備中呉妹駅より  2025 / 1

 前年の8月に登っていた鳥ヶ嶽だったが、あまりの暑さに全く易しく登れず、バテバテになって山頂に立っていた。無理をしてその後に尾根の縦走に移ったが、途中でギブアップとなった。そこで冬場にリベンジ登山をすることにした。易しく登れる山であることを再認識するためだった。向かったのは新年三日目で、備中呉妹駅の空は快晴だった。前回と同じく呉妹駅の駐車場に車を止めると、呉妹駅の待合所でトイレ休憩を済ませてからおもむろにスタートした。今回は毘沙門天磨崖仏がある石鎚山を登ることも目的だった。そこで先に石鎚山に向かった。その毘沙門天の案内標識は駅前からあり、それに従って歩くだけだった。おかげでごくスムーズに石鎚山の登山道に入ることが出来た。登山道も幅広の歩き易い道で、途中では高齢の参拝者とすれ違った。誰でも登れる山と言えそうだった。ただ山頂が近づくと急坂が現れた。それでも登山口に入ってから13分で磨崖仏の前に出た。高さ4メートルに近い大岩に2メートルほどの毘沙門天像が刻まれており、間近で見るとなかなかの迫力だった。その大岩の上が石鎚山の山頂だった。山頂では無く、磨崖仏のそばで昼休憩とした。昼食を済ませてから山頂に立つと、南に平らな大岩があり、そこは好展望地だった。南東から南西まで広く眺めることが出来た。石鎚山での休憩を済ませると、鳥ヶ嶽へと縦走に移った。細々とした小径を歩いて行くのだが、目印テープもあって道を誤るようなことは無かった。冬場のため蜘蛛の巣は全く無く、スムーズに歩くことが出来た。またヤブっぽさもあまり感じず歩けた。むしろ冷気の快さを感じながら歩いた。緩やかな尾根歩きが続いて、石鎚山から22分で鳥ヶ嶽の山頂に到着した。苦しかった夏場の尾根歩きが嘘のような易しさだった。鳥ヶ嶽で少時展望を楽しむと、下山は前回歩いた南コースではなく西コースに入った。その西コースが急坂続きだった。南コースも急坂だったが、それ以上だった。急坂の上に滑り易さがあって、足を置く位置を慎重に見極めながら下った。ただ道ははっきりしていたので、逸れる心配は無かった。麓が近くなると十字路に出た。そこを右手に向かえば車道に早く出られるのだが、呉妹駅に早く近づける左手の小径に入った。山裾を歩くようになり、南コースの登山口近くに出ることになった。車道に出ると、そこから呉妹駅まで10分の距離だった。鳥ヶ嶽から石鎚山へと続く尾根の縦走は、冬にこそすべきだったと分かったこの日の登山だった。
(2025/2記)
<登山日> 2025年1月3日 11:05呉妹駅スタート/11:29石鎚山登山口/11:42〜12:00磨崖仏(毘沙門天像)/12:02〜09石鎚山/12:31〜41鳥ヶ嶽/13:04車道に出る/13:14呉妹駅エンド。
(天気) 晴れ。雲は多かった。山頂の気温は11℃。毘沙門天像の前では風は少なかったが、その後次第に風が強まって、鳥ヶ嶽では強風と言えるまでになっていた。視界は良かった。
<< Photo Album 2025/01/03 >>
備中呉妹駅に着いて、鳥ヶ嶽の尾根を眺めた 石鎚山は背後の170mピークと重なって見えていた 鳥ヶ嶽は呉妹富士の名に相応しい端正な姿だった
駅の待合所で小休止してから駅前をスタートした この日は先に毘沙門天立像(磨崖仏)を目指した まずは北へと真っ直ぐ向かった

(←)
西に見えていたの
は鷲峰山の尾根だ
った

 (→)
  国道486号線を
  横切って、更に北
  へと向かった
三差路に出ると、この日は右手に向かった 東へと歩き出したとき、南の方向を眺めた 標識が現れるまで東へと歩いた
標識が現れて、それに従った 石灯籠を見た 標識は的確に立っていた
これは薬師堂だった 前方に見るのが石鎚山だった 石鎚山の山頂に岩壁が見えていた
その岩壁に磨崖仏(毘沙門天立像)を見た 集落内も的確に標識が立っていた ここには磨崖仏のパンフレットが置かれていた
細い道の終点に導かれた スムーズに登山道に入った 登山道は緩やかで、ごく易しい道だった
登山道に入っても、点々と標識は立っていた しめ縄の下を通った 登山道は少し険しくなってきた

(←)
岩壁の前を通った

 (→)
 
  東に展望が現れて
  そこに見えていた
  のは福山だった
登山道の傾斜が増して、パイプの手摺りを見た ロープの付いている所もあった 石鎚山の山頂直下は岩壁だった
その岩壁に毘沙門天立像が彫られていた 毘沙門天立像は高さ2メートルほどあり迫力があった 毘沙門天立像のそばでの休憩を終えて、山頂に向かった

左に見えたのは磨
崖仏がある岸壁の
上部だった

石鎚山の山頂に着
いた

平らに開けた山頂
だった
(←)
北の方向を眺めた
前回は170mピ
ークの手前まで歩
いていた

 (→)
  山頂の南に位置す
  る岩壁の上に立っ
  た
岩壁の上は素晴らしい展望地だった 南の方向を遮るものも無く眺められた

上の写真の右手を
見る 西の方向だ
った

これから向かう鳥
ヶ嶽が望めた

近くに石柱が立っ
ており、ミカンが
置かれていた
石鎚山の山頂を離れて尾根道に入った 緩やかだった細々とした尾根道だった シダヤブの中を歩くこともあった
ときおり北の方向が眺められた 進むほどにヤブっぽさは減ってきた 前方に鳥ヶ嶽を見る
落ち葉が広がる所を歩いた 鳥ヶ嶽が近づいて上り坂に入った 山頂が間近になった

鳥ヶ嶽の山頂に着
いた

地肌がむき出しの
山頂だった

四等三角点(点名
・尾崎)を見る
山頂では西の方向を広く眺めた 左の写真に写る高山を大きく見る
南東方向の眺めも良かった 山名標識を見る
下山は西コースに入った 急坂が続くコースだった 急坂の途中で展望岩が現れた

(←)
山頂と同じ眺めを
一段低い位置から
見ることになった

 (→)
  急坂の下りが続い
  た
麓が近づいて登山道が緩やかになると、竹林を通った 間近に民家を見るようになった 十字路が現れた
十字路を左に折れて、東へと歩いた 竹林を抜け出て民家に近づいた 道なりに歩いて集落を抜けて行く
広い道に近づいた 広い道に出て東へと歩いた 南へと備中呉妹駅に向かった
振り返ると、鳥ヶ嶽の上空はすっかり暗かった 備中呉妹駅に戻ってきた ちょうどワンマンカーが入ってきた