TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山
 
操山    みさおやま 169.0m 岡山市(岡山県)
明禅寺山    めいぜんじさん 120m
 
1/2.5万地図 : 岡山南部
 
【2013年1月】 2013-01(TAJI&HM)
 
   後楽園の北側にある蓬莱橋より  2013 / 1

 2013年の新年ハイキングは、岡山市街に接する操山だった。操山から笠井山にかけては操山公園として岡山市民の憩いの場になっている。参考にしたのは、「新分県登山ガイド・岡山の山」で、そこに紹介されているコースの西半分を歩こうと考えた。
 向かったのは一月元旦のこと。操山には北側の沢田地区里山センターがあり、そこに駐車場もあるとガイド本には書かれていたが、この日は元旦とあって里山センターは当然休みだった。その駐車場も入口に車止めのポールが立っており、入れなくなっていた。そこで仕方なく車道の路肩部に止めたが、他にも数台の車が路肩に止めていた。その里山センターからはハイキングコースが南西の方向に始まっていたが、ガイド本では近くの恩徳寺のそばから始まるコースが紹介されていた。そのコースは明禅寺山を経由して操山に至るもので、そのコースが面白そうに思えて往路はそのコースを登って行くことにした。車道を北へと歩き出すと小さな池のそばを通ると、池の水はすっかり凍っていた。また辺りの草も霜で真っ白になっていた。恩徳寺まで来てみると、あると思っていた登山口の標識は無かった。登山道が辺りから始まっているだろうと寺の周りを歩いてみたが、登山道らしきものも見えなかった。そこで恩徳寺に入って、本殿の裏手から始まっていた石段を登って行った。石段が終わると山道となったので、そのまま登って行けるものと思っていると、すぐに終わってしまった。そこで登山道のありそうな方向へと疎らな雑木林の斜面を登って行くと、予想通りに登山道に合流した。やはり近くから登山道が始まっていたようだった。その後のハイキングの様子については下の写真帳を見ていただくのが分かり易いので詳しくは書かないが、歩いたコースはおおよそ次の通りだった。斜面の道を登って尾根に出ると、まずは明禅寺山に立った。そのまま尾根歩きを続けると、次のピークが操山の山頂だった。そこは展望が無かったが、少し先に東屋があり、そこからは岡山市街が眺められた。その風景を見ながら昼食とした。その後は西へと下り、その途中で南へと下って奥市登山口に出ると、そこから別の方向に始まる登山道で旗振台に向かった。その旗振台は好展望地で、児島湾までも眺められた。その後は里山センターへと戻る予定だったのだが、恩徳寺の近くから始まるコースの登山口がどこだったのかを知りたく、明禅寺山に戻ることにした。この操山公園には遊歩道が縦横に付いており、旗振台から明禅寺山へと通じるコースもあって、それを辿って行くことにした。そのコースで再度明禅寺山に立つと、後は道なりに恩徳寺方向へと下って行った。そして麓が近づくと竹林に入り、その竹林を抜け出ると畑の中を通って恩徳寺のそばに出てきた。その辺りは一度通っていた所だったが、畑の道なので見過ごしてしまっていた。標識の一つでもあればすんなりと入って行っていたのにと思ったが、登山口を確認したことで胸のもやもやは解消された。操山は気軽に散策出来る所なので、次に来る機会があれば操山から笠井山までの広い範囲で楽しみたいものだと思いながら、里山センターを後にした。
(2013/1記)(2021/2改訂)
<登山日> 2013年1月1日 9:59里山センターからスタート/10:18恩徳寺の背後の石段を登る/10:28尾根に出る/10:32明禅寺山/10:52操山/10:59〜11:10操山の山頂近くにあった東屋/11:29奥市登山口/11:55〜12:12旗振台/12:30〜38明禅寺山/12:54エンド。
(天気) 快晴。雲は僅かだった。朝の気温は3℃で底冷えがした。但し風は僅かだった。視界は良く澄んでいた。昼を回ると気温は6℃まで上がって、少しは寒さが和らいできた。
<< Photo Album 2013/01/01 >>
里山センターは元旦とあって休みだった 車道を北へと歩き出した そばの広場は霜で真っ白だった
溜め池もすっかり氷っていた 鳥居を潜って恩徳寺への道に入った 前方に恩徳寺の山門が見えている
恩徳寺の北側に登山道があるはずだと一帯を探っ
たが見つからず、一度、恩徳寺の境内に入った
恩徳寺の裏に回ると石段があったので、それを
登って行くことにした
予測したことだが、石段はこの神社の前までで
その先に道は無かった
神社の裏手に取り付いて、登山道のありそうな
方向に向かって登って行った
すぐに登山道に出た やはり近くから登山道は
始まっていたようだった
尾根に出た 後は南へと尾根道を辿って行った
 明禅寺山に着いた
 東屋があって憩え
 るようになってい
 た

  ここは明禅寺城跡
  があった所で、平
  らに広く開けてい
  た
明禅寺山を離れて鞍部へと下って行く 優しげな尾根道が続いた 前方に見えるのが操山のようだった
操山の登りにかかると、丸太の階段道になった 途中で現れたのは萩の塚古墳だった 尾根が緩やかになっても、山頂は今少し先だった

 操山の山頂が目前
 になった

   操山の山頂に着い
   た 周囲は雑木が
   囲んでおり展望は
   無かった
山頂に置かれた三等三角点(点名・操山)を見
山頂を越えて南へと歩き出したとき山名標識を
見た
尾根道の両側をカナメモチの林が続いた
カナメモチのトンネルは良い雰囲気だった トンネルを抜けるとベンチが現れた その先に東屋があったが、そこは好展望地だった
西の方向が開けており、岡山市街が一望だった 左の写真の中央辺りを大きく見る

 南には金甲山が望
 まれた

   展望地を離れて西
   の方向に向かった
こちらにもカナメモチのトンネルがあった 途中で現れたのは「落ちない石」だった 奥市登山口を目指して南に向かう登山道に入った
常緑樹が多いのか、緑が濃かった 奥市登山口が見えてきた 奥市登山口に着くと旗振台に向かう登山道に入った
緩やかで歩き易い道だった 右手の足下に見えていたのは護国神社だった 標識が現れて、旗振台まで800mとあった
「クスの森」ではクスノキが空を覆っていた ふれあいの辻に出ると、そこより旗振台への道
に入った
柔らかい陽射しを受けながら歩いた

 旗振台に建つ東屋
 が見えてきた

   旗振台はすっきり
   と開けた所だった
 
 南に児島湾の背
 後の山並みを見
 る

   左の写真に写る貝
   殻山の辺りを大き
   く見る

 上の写真に写る金
 甲山、怒塚山を大
 きく見る

 児島湾の湾口の方
 向を見る
東屋の位置より一段高い所が旗振台古墳だった 旗振台古墳に立つ ここが実際の旗振台だったか 旗振台を後にして歩いてきた道を引き返した
ふれあいの辻に戻ってきた 明禅寺山への道に入った 明禅寺城址まで800
mだった
尾根に着いた
明禅寺山へと登って行く 二度目の明禅寺山に立った 明禅寺山の大岩に立ってみた
大岩の上から見えたのは東向かいの円山だった 西には岡山市街が眺められた 木立を通して北東方向に見えていたのは熊山だった

 北の方向にも展望
 があり、金山が見
 えていた

   左の写真の右手に
   は本宮高倉山もピ
   ークを覗かせてい
   た
本宮高倉山の山頂を見る 下山は恩徳寺に向かう道をずっと下った 竹林を抜けると明禅寺城址まで410mの標識あり
畑地を通ると登山口が見えてきた 恩徳寺は間近だった 恩徳寺の境内を抜けて山門へと下って行った