二度目の夕立受山も、他の山を登った後の残りの時間で訪れた。2013年1月26日のことで、良く晴れた午後のことだった。但し風が強く吹いて、非常に肌寒い日だった。この日の午前は和気町の外国山に登ったのだが、小さな山だけに13時までには下山が終わっていた。そこで午後の残りの時間で近くの手頃な山を登ろうと考えたとき、夕立受山を思いついたものだった。和気町からは国道374号線を南下して国道2号線と交差し、国道250号線に入った。そして片上湾沿いを東へと走る。日生町に入り日生港へと近づいたとき、右手に夕立受山の標識が現れた。その標識が無ければ確実に通過してしまいそうだった。後は案内標識に従って夕立受山園地へと向かった。その園地に入ると、下側の駐車場に車を止めた。車道はその先へも続いており、車道終点にも駐車場があるのだが、外国山が軽い登山だったため少し長く歩こうと、下の駐車場から歩き出すことにした。そのハイキングの様子は下の写真帳でご覧いただきたいが、おおよその行動は次の通り。車道を終点まで歩いた後は、山頂へと続く遊歩道を歩いて山頂に立った。すっかり公園の装いになっている山頂は憩いの場であり、瀬戸の風景と片上湾を眺める絶好の場所だった。その山頂からは南の193mピークまで尾根上を遊歩道が更に800mばかり続いており、その遊歩道を終点まで歩いて行った。途中に小さなピークが二カ所あり、終点を含めて三ヶ所に屋根の付いたベンチが置かれていた。そしてその三ヶ所総てで展望が楽しめた。風の冷たい日だったが、その風のおかげで視界は澄んでおり、瀬戸の風景を存分に楽しむことが出来た。初めて夕立受山を訪れたときも好印象を持ったのだが、二度目では周囲に見える山に既知の山が増えていただけに、いっそうの親しみを持って展望を楽しむことが出来た。そして夕立受山がファミリーハイキングにはもってこいの場所ではの思いを強くした。
(2013/2記)(2021/3改訂)(2022/6写真改訂) |