TAJIHM の 兵庫の山めぐり <島根県の山> 
 
馬着山    ばちゃくさん 210m 松江市(島根県)
 
1/2.5万地図 : 美保関
 
【2024年5月】 2024-80(TAJI&HM)
 
   弓ヶ浜より  2024 / 5

 馬着山は島根半島の東端に近い山。その東端には美保関灯台があり、そこは観光スポットでもあって広い駐車場が作られている。その駐車場の位置に馬着山の登山口があった。自宅を7時に出発すると中国道を山崎ICから佐用JCTまで走ると、その後は無料区間の鳥取道、山陰道を走ったので、格安の通行料金で境港市に入った。後は境水道大橋を渡って島根県に入ると、美保関灯台がある地蔵崎園地までは僅かな距離だった。ゆっくり走っても11時に駐車場に到着となった。鳥取県に入ったときは小雨が降る空模様だったが、その空がどんどん良くなり、米子市に入る頃には快晴と呼べるまでになっていた。平日とあって駐車場には2台の車を見るのみだった。駐車場は展望台にもなっており、南東方向に大山が大きく眺められた。但し、大山は山頂部を雲に隠されていた。馬着山のハイキングに入る前に、美保関灯台への遊歩道にに入って灯台散策をすることにした。遊歩道は自然探勝路と名付けられており、大山に灯台、そして日本海の風景を楽しめることになった。20分ほどの散策を終えて駐車場に戻って来ると、おもむろに馬着山の登山口に入った。登山道は幅が広くゆったりしており、全くのハイキング道だった。すぐに案内標識が現れて、そこへは灯台からのコースがあるようだったが、それらしき道は見当たらなかった。そのコースはヤブに戻っているようだった。その位置から山頂方向に向かい出したとき、大きな物音が聞こえた。それは箱罠に捕まったイノシシが罠にぶつかっている音だった。親子三匹だった。それを横目に登山道を進んだ。尾根をずっと歩いて行くが、ひたすら緩やかな道だった。終始樹林に囲まれており、ほぼ木陰に中を歩いた。この日の気温は低めで、快いばかりの涼しさの中を歩いた。樹林は常緑樹が多いようで、緑濃い道だった。その樹林にほぼ切れ目が無く展望の無い尾根歩きだったが、ときおり木々の隙間から北に日本海、南に美保湾を見た。小さなアップダウンはあるものの、ほぼ緩やかに登って馬着山の山頂に着いた。三角点の無い山頂ながらベンチが置かれており、山頂らしさはあった。そのベンチの位置からは日本海側に展望があり、ごくうっすらとながら隠岐の島が眺められた。山頂の手前にも展望の得られる所があり、そこにもベンチが置かれていた。そこからは南の方向に中海が眺められた。山頂では涼しい風の下で昼食をとった。馬着山からは今少し尾根を歩こうと、西に向かった。その下る途中で大山を見ることがり、大山の雲は消えて全姿を現していた。尾根が一度緩やかになったとき、そこに三等三角点(点名・美保関)を見た。更に下ると道は十字路になり、そこを左に下れば仏谷寺に出るのだが、そこは直進した。上り坂となり小さな社(御穂社)が現れて、その先に広がっていたのは五本松公園だった。広々とした公園で、大きな休憩舎が建っていた。そこに立つと大山の雄大な姿が眺められた。五本松公園にも三角点が置かれており、四等三角点(点名・五本松)だった。そこまでガイドブック「分県登山ガイド 島根県の山」の紹介コースをほぼ歩いており、ガイドブックでは五本松公園からは県道2号線に下りて、車道歩きで地蔵崎園地に戻ることになっていた。車道を長々と歩くのは楽しいとは思えず、往路コースを引き返して駐車場に戻ることにした。再び尾根歩きをすることになったが、午後に入っても涼しさは続いており、気楽な尾根歩きだった。再び馬着山の山頂に立つと、後はほぼ下る一方だった。緩やかな坂は下りとなっていっそう易しかった。そしてほぼ登山口に近づいたとき、例のイノシシが捕らわれていた箱罠に猟銃会の人が来ており、骸となった三匹のイノシシの処分が進められていた。駐車場に戻ってきたのは14時半。改めて明るい大山を眺めてから帰路についた。
(2024/6記)
<登山日> 2024年5月9日 11:32地蔵崎園地駐車場スタート/12:06〜37馬着山/12:45点名・美保関/13:10〜26五本松公園/13:47点名・美保関/13:54〜59馬着山/14:31駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。尾根の気温は17℃。馬着山山頂の気温は19℃。風は強くなかったが、すこぶる涼しかった。視界は良かった。
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美保関町に向かう途中で米子市の弓ヶ浜に立ち寄った 弓ヶ浜からは島根半島東部の山並みがすっきりと眺められた
地蔵崎園地の駐車場に着くと、閑散としていた 駐車場は展望地でもあった 美保湾を挟んで大山を見る 大山の山頂は雲に隠されていた
馬着山に向かう前に、灯台の遊歩道に入った 遊歩道は自然探勝路の名があり、雰囲気は良かった 美保関灯台のそばに着いた
展望台からは日本海が一望だった レストランが併設されていたが、この日は休みだった 駐車場に戻ってきた その一隅に建つトイレ棟を見る
馬着山の登山口は駐車場の北西端にあった 登山道に入ると、程なく標識が現れた そこから馬着山まで1450mだった 馬着山への道は幅広で緩やかだった
箱罠に親子3匹のイノシシが掛かっていた 丸太の階段も緩やかだった 緩やかな尾根歩きが続く
頭上の緑を眺めた 濃い緑に包まれての尾根歩きだった 東屋が現れた 以前は展望地だったと思われたが
東屋から見える範囲は狭かった 美保湾の先にちらりと中海を見た 尾根からは日本海を見ることもあった 山頂が近づいた
馬着手の山頂に着いた 三角点は無かったが立派な山名標柱が立っていた 山頂より少し低い位置にベンチとテーブルが置かれて、休めるようになっていた
山名標柱を見る ベンチの位置で昼休憩とした ベンチの位置は北に展望があって日本海を見た

隠岐諸島を見たく
目を凝らすと、ご
くうっすらと隠岐
諸島最大の島、島
後を見た


島後の最高峰とな
る大満寺山を見る
上の写真の左手に、他の隠岐諸島が少し望めた 山頂より少し戻った位置に展望地があった そこに立つと、足下に美保関漁港が望めた
南の方向が広く眺められた 手前の海は美保湾で、京羅木山の手前は中海だった
上の写真に写る毛無山を大きく見る 同じく嵩山を大きく見る 高尾山は山頂がちらりと見えていた
山頂に戻ると、西へと尾根歩きを続けた ベンチが現れると、そこは展望があった 大山が望めて、山頂を隠していた雲は消えていた
尾根が平坦になっている所を通った その平坦地に三角点が置かれていた 三等三角点(点名・美保関)だった
登山道が急坂に入った 鞍部に着くと、そこは十字路になっていた そこは直進して、五本松公園に向かった
丸太の階段道を登り返した 緩やかな道となって南に向かうようになった 御穂社の前を通った

五本松公園に近づ
いた

五本待つ公園に入
った

(←)
公園には休憩舎が建
っていた

 (→)
  公園の南側を見る
  と、そこにも展望
  台があった
休憩舎に立つと、美和湾の先に大山がくっきりと眺められた
大山の辺りを大きく見る 大山の山頂部を大きく見る

公園の展望台から
は南から南西方向
にかけてが眺めら
れた
公園の一隅に四等三角点(点名・五本松)を見た 駐車場に戻るに当たって、往路を引き返すことにした 御穂社まで戻ってきた
前方に馬着山が見えてきた 才漁港がちらりと眺められた 十字路まで戻ってきた
馬着山へと近づいて行く 馬着山の山頂に戻ってきた 山頂そばの展望地からは、五本待つ公園が眺められた
公園の休憩舎が見えていた 尾根道で、まだ蕾のキンランを見た 東屋まで戻ってきた
午後の常緑樹林帯を歩く 登山口が近づいて、丸太の階段の下りに入った 箱罠ではイノシシの処理が行われていた

駐車場に戻ってき


駐車場から眺める
大山は、すっかり
明るかった