TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
不老山    ふろうざん 216m 備前市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 片上
 
【2018年1月】 2018-06(TAJI&HM)
 
   医王山の麓より  2018 / 1

 不老山は備前市の中心部に近くJR赤穂線の真北にある山で、名前としては趣があるのだが、いかんせん山としては小さかった。そこでこの山を目指して登るのではなく、西隣の医王山を登るついでに登ることにした。向かったのは2018年1月の第一土曜日で、澄んだ青空の広がる日だった。インターネットからの情報では南麓側にある忌部神社から登山道が始まっているようだったので、それを登ることにした。ところが先に登った医王山から不老山を見たとき、その西面が易しく登れそうに見えた。しかもその辺りは麓と尾根との標高差は150m程度しかなかった。そこで不老山への往路として西斜面を登ることにした。医王山から下山すると、一度鬼ヶ城池そばの駐車地点に戻った。そこから予定していた西斜面の取り付き地点までは僅かな距離だった。残念だったのは快晴だった空が見る見る曇り空に変わってきたことで、その上気温も下がってきた。どうやら北部の雪雲が流れてきたようだった。車道を離れて取り付き予定の山裾へと向かうも、その辺りに小径は見えなかった。それでも辺りは疎らな灌木林とあって適当に歩けた。斜面を登るようになっても同様で、木に掴まりながら登り易そうな所を探りながら登った。シダヤブに出会うことも無く、けっこうスムーズな登りだった。登るほどに西向かいの医王山がはっきりして見えてきたが、曇り空とあって薄暗い姿だった。尾根に着いたときは車道を離れてから24分しか経っていなかった。そこは山頂から見ると北隣の210mピークの辺りだった。尾根にはネットの情報の通り尾根道が付いており、赤テープが点々と付いていた。それを目印に山頂を目指して南へと歩いた。一度樹林帯を抜け出すと展望が広がった。西には医王山を、東には観音寺山が眺められた。南に見えている不老山へとまずは鞍部へと下った。そして登り返すと再び樹林帯に入った。尾根が緩やかになると程なく山頂に着いた。そこはすっかり樹林に囲まれており、山頂らしさは無かった。また山名標識は見なかった。それでも山頂に立ったことに満足して下山に向かった。下山は南へと尾根道を歩き続ける形で下った。やはり雑木に囲まれての展望が無いままの下りだった。ごく普通の里山道を歩く感じで下って行くと、麓が近づいたとき害獣除けの金属柵に阻まれた。その柵のゲートを抜けると、尾根コースとは別に柵沿いの道を見たのでそちらを下った。そして忌部神社のそばに出た。神社への道は尾根からの道もあったので、尾根コースを辿っていても神社の前に出られたようだった。忌部神社は物作りの神様が祀られているようで、辺りの古い土器を持ち去ると祟りを受けるようだった。もう市街地は近く、参道を歩いて町中へと入った。その辺りは備前焼の本場と言える所で、メイン通りに出ると両側には備前焼の店が並んでおり、そのギャラリーを眺めながら通りを西へと歩いた。伊部駅の近くを通ったときに分かったのは、駅前には無料の観光駐車場があるようだった。そこに車を止めて不老山に登っても良さそうだった。ギャラリー通りを歩いていると、急にお天気雨が降ってきた。その小雨に濡れながら不老川のそばに出ると、川沿いの小径を北へと歩いて鬼ヶ城池へと戻って行った。
(2018/2記)(2019/2写真改訂)
<登山日> 2018年1月6日 12:37鬼ヶ城池のそばよりスタート/すぐ近くの斜面を登る/13:02尾根に出る/13:06〜12展望地/13:21山頂/13:45忌部神社/14:14エンド。
(天気) 朝は快晴だったが、スタート時はほぼ曇り空に変わっていた。その空が登るうちに青空が見られるようになった。それでも北から黒い雲が流れてきて上空が暗くなることがあった。気温は始め13℃ほどあったが、山頂では10℃を切るまで下がってきた。視界は良かった。空は徐々に青空が増えて晴れと呼べるまでになった。麓に着いて駐車場に戻っていると、いっときお天気雨が降ってきた。
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鬼ヶ城池のそばより伊部の町の方向へと歩き始めた 午前は快晴だったが昼を回って薄黒い雲が増えてきた すぐに左手に現れた空き地のようになった所に入った
無理なく山裾に近づけた 山裾に取り付く 木々は疎らで易しく登れた
登っているとき、後ろを振り返ると医王山が望めた 傾斜が緩んでくると、露岩が目に付くようになった 木々が疎らなまま主尾根に近づいた

(←)
着いた所は山頂の
北隣となる210
mピークだった
その近くから熊山
が望めた

 (→)
 熊山の方向を大き
 く見る
 
医王山の山頂を大きく見る 210mピークを離れて南へと向かった 鞍部へと下り坂に入ったとき、展望地が現れた
東の方向が広く眺められた 左の写真に写る天狗山を大きく見る
上の写真に写る観音寺山の辺りを少し大きく見る 富田松山に陽射しが当たった

(←)
前方に不老山の
山頂を見る

 (→)
 この展望地からも
 医王山が望めた
展望を楽しむと鞍部へと下った そして不老山へと登り返した 小さなピークを越えて山頂へ
不老山の山頂に着いた 灌木林が広がっており展望は無かった 三角点に似た標石を見た
すぐに山頂を離れて下山に向かった 暫くは緩やかな道だった シダを見るようになった
麓の風景が見えてきた 金属ネットが現れて、それを通過した 尾根道には向かわず、ネット沿いの道を下った

ネットから離れ
ると忌部神社が
見えてきた

忌部神社の前に立
った
登山コースは参道の雰囲気となった 市街地が近づいてきた 備前焼の店のそばを通ってメイン通りに近づいた
メイン通りに出ると、備前焼の店が並んでいた 伊部駅に通じる通りが左手に分かれた どの備前焼の店もギャラリーが作られていた
パートナーはギャラリーを見る度に足を止めていた 「伊部つながり西休憩所」まで歩いて来た 背後に見
えるのは不老山だった
不老川まで来たとき、メイン通りを離れて不老川沿い
の道に入った
橋のそばで備前焼で作られたお地蔵さんを見た 石仏も見かけた 不老川を見ると、公園風に整備されていた

(←)
行く手に鬼ヶ城
池の土手が見え
てきた

 (→)
 左手に医王山を見
 ながら駐車地点に
 近づいた