◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
芥子山 けしごやま | 232.7m | 岡山市(岡山県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 西大寺 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2014年12月】 | 2014-114(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
百間川の土手より 2014 / 12 |
冬になると兵庫北部は天気の悪い日が多くなるが、瀬戸内側は晴れの日が続くことになり、2014年12月13日もそのような日だった。そこで瀬戸内海に近い山を登ることにした。姫路に住んでいると、瀬戸内側の山は岡山市辺りまでが対象に考えられるので、その範囲で手頃な山を探したとき、芥子山が目に付いた。その芥子山は岡山市街が近いとあって、駐車場所が問題だった。そこで登山コースは駐車の出来る場所が決まったときにはっきり決めることにした。 山陽自動車道を備前ICで降り、後は国道2号線を走った。芥子山が近づくと、国道2号線を離れて百間川に沿った車道に出た。百間川の土手に立って芥子山の姿を眺めた後、山際の大多羅駅へと近づいた。山裾に近づこうと線路に沿った細い車道を東へと走ると踏切が現れたので、線路を越えて北側の車道に出た。そして西へと大多羅駅に戻るようにして車を進めると、程なく山の方向へ向かう林道が分岐した。その分岐点には「芥子山公園入口」の標識が立っていた。そこでその林道へと入ったところ、すぐに数台分の駐車スペースが現れたので、そこに駐車とした。地図で位置を確認すると、その林道で山頂まで行けそうだったので、まずは林道を歩いて行くことにした。舗装林道で、ハイキングの雰囲気も無いまま歩き出した。すぐに南の方向に展望が現れて、児島湾までの風景が一望となった。その林道にはよく軽トラックが止まっていた。芥子山の斜面はブドウ畑が多いようで、その農作業用の車のようだった。芥子山の道にはコース記号が付いており、歩いているのはCコースだった。そのCコースの途中で左手に大多羅寄宮跡へ通じる道が分かれた。Dコースだった。簡単に山頂に立てる山でもあったので、大多羅寄宮跡に寄り道することにした。そちらの道はブドウ畑のまっただ中を通ることになり、ブドウ棚の風景が続いた。畑地とあって多くの枝道が分かれたが、コース表示に従って西へと歩いて行くと、分岐点より10分ほどで大多羅寄宮跡の前に出た。そこは少し開けた場所で、今は小さな祠がぽつんとあるのみだったが、辺りの様子からこれからお堂も建つのではと思われた。引き返してCコースに戻り、改めて山頂に向かった。その舗装路歩きでは味気ないと思っていたところ、今度はAコースが分岐した。そのAコースは自然な山道になっており、方向としては山頂への最短コースのように思われた。そこでAコースに入ったところ、これがけっこう雰囲気の良い道だった。緑のトンネルもあり、いかにもハイキングを楽しめる感じがあって、気持ち良く登って行った。山頂が近づくと露岩部を登るようになり、また景色が広がってきた。その露岩部を抜けた所が山頂だった。山頂には東屋が建っており、公園風の落ち着いた佇まいになっていたが、一気に冷たい風を受けることになった。そこに長居は出来そうになかったので、露岩部に戻ってそこで昼休憩とした。そちらは南面側とあって北風は遮られており、前面には瀬戸までの風景が広がっていた。冷たい日だったが陽射しは暖かく、瀬戸内気候の有り難さを感じながら昼食とした。その昼食をとっていると、なぜかノラネコが集まってきた。山頂の標識に動物にエサを与えないようにとの注意書きがあったが、どうも動物はネコのことのようだった。子猫もおり、多いときは6匹ほど集まってきた。少し休んだ後、北の風景も見たくなり、山頂に戻って北面側に立った。その北側も展望が広がっており、金山と本宮高倉山の並ぶ姿が眺めれた。またそこからは、右手のピークに白い通信施設が見えていた。地図ではその辺りに三角点があるようだった。そこでそちらに向かった。東へと歩くと車道が現れて、駐車場もそばにあった。車ではそこまで来られるようだったが、止まっている車は無かった。車道に入って少し北側に下ると、通信施設への道が分かれた。その右手の道に入ると、すぐに白い無線塔の前に出た。国土交通省大阪航空局の航空保安施設だったが、周囲をぐるりとフェンスが囲んでいた。そこは小さなピークになっており、どうもフェンスの中に三角点があるようだった。どこにあるのか確認したかったが、敷地内は見上げる形になるため、フェンスぎわからは確認出来なかった。そこで近くの木に登ってみたところ、ピークの南東側に三角点らしきものが見えた。もっとよく見ようとその近くまで寄ってそばの木に登ると、やはり三角点だった。その三角点の位置が標高233mなので、東屋の建つ山頂は数メートルは高そうだった。山頂へと戻ると、後は下山だった。当初は北側のコースを歩こうと考えていたのだが、冷たい風を受けながらとなるので、止めることにした。そこで西へと向かうEコースに入った。そのEコースは下るうちに向きが変わり、Cコースに合流した。そうなると往路を引き返す形となり、後はひたすらCコースを歩いて駐車地点へと戻った。当初の予定よりごく簡単に済ませてしまったが、芥子山の良さは十分に味わえたと思えたので、満足の思いで芥子山を後にした。 (2014/12記)(2020/12改訂) |
<登山日> | 2014年12月13日 | 10:55山裾の駐車地点スタート/11:16大多羅寄宮跡/11:48〜12:42山頂/13:10エンド。 | |
(天気) | 快晴。陽射しの下では12℃ほどあったが、木陰は6℃と冷えていた。北風が強く冷たかった。視界は良く澄んでいた。 | ||
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