◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
十禅寺山 (金剛峰) | 236.0m | 玉野市(岡山県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
じゅうぜんじやま | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 八浜 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2021年1月】 | 2021-04(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
玉野市田井より 2021 / 1 |
十禅寺山に向かったのは2021年の新年三日目だった。前日より岡山市近郊へのミニ山行に出かけており、前日は総社市の鬼ノ城山と福山を登っていた。そして山行二日目となるこの日に十禅寺山に向かった次第だった。ガイドブックの「新・分県登山ガイド岡山県の山」を参考にして、南麓の田井八幡宮から歩き始めることにした。車は八幡宮の駐車場に止めようと考えていたが、初詣の車の妨げにならないかが心配だった。その駐車場に着いてみると、一台しか止まっていなかった。これならと駐車場の片隅に駐車とした。先に田井八幡宮の本殿を訪れて参拝した。小さな神社ながら社務所には二人の巫女さんもいて初詣の雰囲気はあったが、境内は閑散としていた。本殿を離れると南へと鳥居の位置まで歩いて、そこから東へと向かえる車道を進んだ。住宅地を抜けて行くと、前方に尾根が見えてきた。その尾根を登って行くのかと思っていると、尾根を越して車道は標識を尾根の東側へと回り込んだ。そこに一合目標識を見た。その標識は車道のそばに立っていた。ガイドブックでは二合目標識も車道にあるかのように描かれていたのでそのまま車道を歩いて行く。舗装路ながらもう林道と呼んでもよさそうだった。すぐに山道が左手に分かれたが、二合目標識を見る間ではと考えて林道を直進した。ところが二合目標識がなかなか現れなかった。そこでGPSと地形図とで現在地を確認すると、はっきり登山道と離れていた。どうも先ほどの山道が登山コースと思えて引き返した。そして登山道に入ってみると、あっさり二合目標識を見た。どうも勘違いで12分ほどを無駄にしたようだった。後は登山道のままに歩いて行くだけだった。三合目標識は見なかったが、四合目以降は一合目毎に標識が現れた。登山道に急坂は無かったものの、一部はヤブっぽくなっていた。ただそれも歩く妨げになるほどではなく、概ね易しく歩けた。展望に関してはすっきりと開ける所は無かったが、ときおり南に瀬戸の海を見ることがあった。二合目標識の位置から20分ほど山道を歩いて林道に合流した。合流点が九合目だった。その林道は一合目から続いていた林道で、山道歩きの途中でもときおり見えていた。林道との合流点は四差路になっており、後の二つは中将峰経由で山頂に向かう遊歩道と日吉神社経由で山頂に向かう山道だった。ガイドブックは遊歩道コースを紹介していたので、遊歩道コースに山頂に向かうことにした。遊歩道と言っても車が通れる道幅があり、実際に轍があって車が通っていることを示していた。緩やかな坂を登って着いた最初のピークには「中将峰」の名が着いていた。標高は211.9mとなっていた。そこは周囲を樹林が囲んでおり、展望は全く無かった。そこからは西へと歩いて行くが、やはり緩やかな道だった。そして次のピークが「西光峰」で標高は238.1mだった。ただ地図では239mだった。この西光峰が尾根の最高点だった。北へと歩くようになり、次のピークが不老峰(235.0m)だった。そこまで三つのピークを通ったが、いずれも展望は無く、単なる通過点の雰囲気しかなかった。更に北へと歩いて最後のピークに着くと、そこは広く開けて公園風になっていた。その広場の中に三等三角点(点名・三皇)を見た。そこが十禅寺山の山頂とされる金剛峰だった。標識では標高236.5mとなっていたが、地図では236.0mだった。ベンチがあり休むには良い所だったが、そこにも期待した展望は無かった。短い休憩を終えると、少々物足りなさを感じながら下山に移った。この時点でもう一度往路の登山道を歩いてみようとの気持ちが起きており、ガイドブックの地蔵嵶を通って戻るコースには向かわないことにした。ただ引き返すことはせず、九合目で見たもう一つの登山道を歩いて九合目に戻ることにした。始めに地蔵嵶へのコースを歩き、その地蔵嵶コースが分かれても直進した。標識では日吉神社が行き先だった。ただその先でタケヤブと格闘したことで早く下山したい気持ちが起こり、日吉神社には寄り道せず九合目を目指した。竹林を抜け出すと畑地に出て、その畑地を抜けた先が九合目だった。後は往路の山道を下るだけだった。この往路コースをもう一度歩こうと思ったのは、展望こそ少ないものの山道としての雰囲気が良かったからで、改めて歩いてその雰囲気の良さを再確認した。展望も登山道から少し外れてみると、瀬戸の海に直島諸島が眺められた。この下山では三合目標識に注意していたのだが、やはり見なかった。どうやら三合目の標識がありそうな所で崖崩れ跡を見たので、その災害で消滅したのではと思えた。林道に合流すると、後は車道歩きで田井八幡宮の駐車場へと戻って行った。 (2021/5記) |
<登山日> | 2021年1月3日 | 10:15田井八幡宮駐車場スタート/神社散策/10:28一合目登山口/道誤りで少し時間を使う/10:44二合目/10:52五合目/11:07林道に合流(九合目)/11:12中将峰/11:25~32山頂(金剛峰)/11:50林道合流点/12:07五合目/12:16一合目登山口/12:26駐車場エンド。 | |
(天気) | 始めは薄晴れ状の空だった。次第に青空がはっきりしてきて、雲は多いながらも晴れと呼べる空になってきた。山頂の気温は9℃。風があり冷たかった。山頂に立ったときの上空は快晴だったが、その後はまた雲が増えてきた。視界は澄んでいた。 | ||
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