TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山> 
 
衣笠    きぬがさやま 250.3m No.1
 
城山      しろやま 236m No.2
 
 
1/2.5万地図 : 和気 和気町(岡山県)
 
【2025年5月】 2025-80(TAJI&HM)
 
   (城山) 和気町大中山より  2025 / 5

 山陽道の和気ICの間近に山名が付く山として衣笠山と城山があり、両山が「駅から登る岡山の山100座2」に紹介されていた。但し和気駅から登山口まで3km近くあるようだった。その両山のうち城山は2020年の石仏山登山時に登っており、好展望を楽しめる山として記憶していた。衣笠山も登ってはいなかったが、城山と対峙する山としてその姿をはっきりと眺めていた。衣笠山を登ってみたい気持ちが残っていたため、ガイド本の紹介コースで両山を登ることにしたのは、2025年5月のゴールデンウィーク休暇中のこと。5日の子供の日だった。和気ICを降りて北に向かうと山陽道の高架下を通ることになり、すぐに右手に稲坪池に通じる車道が分かれた。その枝道を進むと登山口に近づける車道が分岐した。その分岐点辺りは広いスペースがあったので、そこに駐車とした。その先の車道にはゲートが設けられていたが、鍵は無くヒモで閉じられているだけだった。そのゲートを抜けると、山陽道の北側側道を歩いて山陽道の下にあるトンネルを通った。南側も側道だったが、その側道とは別に山裾に近づける小径があり、その小径を下った。山裾に登山口の標識は無く、赤テープが衣笠山と城山との鞍部の方向に付いていた。そのテープが付くコースははっきりとした道では無く、何となく木々の空いている所を歩く感じだった。緩やかな斜面を登って鞍部に着くと、そこからは先に城山を目指した。細々とした小径を目印テープを頼りに登って行く。急斜面の上に岩場もあって、易しいコースとは言えなかった。目印通りに歩かないと急斜面で行き詰まってしまうため、慎重にコースを見極めながら登った。ただ低山でもあるので、長くもかからず城山の山頂に着いた。山頂こそ樹林に囲まれていたが、北西方向に少し移動すると素晴らしい展望地が現れた。前回は雲の多い空のため少し薄暗さのある風景だったが、この日は快晴とあって足下の稲坪池はエメラルドグリーンで眺められた。足下を山陽道が走っており、その背後には和気アルプスの尾根、更に妙見山の尾根も眺められた。山頂展望としては文句のつけようが無かった。20分ほどの休憩を終えると、下山は忠実の登ってきたコースを辿って鞍部に戻った。前方に衣笠山を見ながらだった。鞍部に着くとちょうど正午になっていたので、鞍部で昼休憩とした。そこは風の通り道なのか、涼しいばかりの風が絶えず吹いており、その涼しさを楽しみながらの昼休憩だった。そしておもむろに衣笠山へと向かった。その衣笠山コースは始めこそ無理なく登れて、城山よりずっと楽ではと思っていたのだが、岩場の展望地が現れると、その先でヤブっぽくなってしまった。シダの中の踏み分け道を歩く感じになってしまった。コースを外れたためかとも思ったが、我慢しながら歩いていると、突然と言った感じではっきりとした登山道に合流した。そうなると後は楽々と歩く感じとなり、程なく山頂に到着した。衣笠山の山頂には四等三角点(点名・衣笠山)があり、展望も少しあって北西方向が眺められた。木陰も多くあったので、休むには良い所だった。その休憩の中ではっきりとした登山道を道なりに少し辿ってみた。南西へと下るようになり、どうやら南西麓に向かえるようだった。この道が衣笠山のメインコースではと思ったが、そのまま下ると大回りで戻ることになるので、下山コースにすることは諦めた。山頂に戻って休憩を終えると、ガイド本に従って北斜面の小径に入ってみたのだが、どうもヤブ道のように思えた。そうなるとすぐに諦めて往路コースで鞍部に戻ることにした。始めにはっきりとした登山道を歩き、鞍部へと通じるコースに入った。真っ直ぐ鞍部に向かうと急斜面に入ってしまうので、慎重に往路コースを辿って鞍部に戻った。鞍部に着いて改めて風の涼しさを楽しむと、後は気楽な感じで駐車地点へと戻った。
(2025/5記)
<登山日> 2025年5月5日 10:37ゲート入口スタート/10:43山裾に取り付く/10:57鞍部/11:28〜46城山/12:00〜28鞍部(昼)休憩/12:41展望岩/12:58〜13:21衣笠山/14:19〜28鞍部/14:41ゲート入口エンド。
(天気) スタート時は快晴。ごく薄い雲を見た。鞍部の気温は20℃。風の快さは特筆ものだった。衣笠山山頂の気温は26℃。風は弱かったが、十分に涼しかった。視界は悪くはなかったが、遠方はうっすらとしていた。下山を終える頃は薄晴れになっていた。
<< Photo Album 2025/05/05 >>
山陽道の側道に着くとゲートが設けられていた 但し鍵はかかっていなかった ゲートの前は広いスペースがあり、そこに駐車とした ゲートを抜けると、側道歩きでスタートした
山陽道の下を通って南側へ 南側も側道だった 側道とは別に山裾に近づける小径を見た
山裾へと緩やかに下って行く 赤テープを頼りに山裾に取り付くと、大きな罠を見た 目印テープを追って鞍部に向かった
鞍部に着くと、先に城山に向かった シダヤブっぽい所を歩いた 上り坂になると、岩を多く見るようになった

コースを少し外れ
ると岩場にぶつか
った

振り返ると衣笠山
が見上げるように
して眺められた
慎重にコースを追って登った 急坂が続いた 大岩を巻くことになったが、そこは好展望地だった
衣笠山だけでなく和気の町も眺められた

山頂の一角に着い
た 城山らしく一
帯は平らになって
いた

城山の最高点に着
いた そこは石が
摘まれていた
 

山頂の北寄りの位
置に展望地があっ


西から北にかけて
を眺めた

(←)
上の写真の右に
続く風景を見る

 (→)
  足下は山陽道だ
  った

和気アルプスの全
姿が眺められた
展望台を眺めた 鞍部へと引き返した 前方に衣笠山を見ながらの下りだった
岩場は登り以上に慎重に下った 白い花がいっぱい咲いていた クロバイに似ていた 鞍部が近づいて、シダの中を歩いた
鞍部に戻ってくると、そこで昼休憩とした 休憩を終えて衣笠山に向かった 始めは緩やかな尾根歩きだった
上り坂となってヤブっぽくなった 目印テープを追って登った 露岩地が現れた そこは好展望地だった

南から南東にかけ
ての展望だった

大きな山塊は観音
寺山の尾根だった

足下は中山サーキ
ットだった

展望地を離れると
シダヤブを歩くこ
とになってしまっ

山頂を目指してシダヤブを進むと、少し歩き易くなった 突然、はっきりとした登山道に合流した 後はごくスムーズだった

衣笠山の山頂に着
いた

適度に開けた山頂
だった

四等三角点(点名
・衣笠山)を見る
西から北にかけての展望があったが、城山の展望地より見える範囲は狭かった

(←)
木々の隙間から東
の方向も眺められ


 (→)
  その隙間から天狗
  山を見た
新緑のコナラを見上げた 歩いてきた広い道が気になって、少し辿ってみることにした はっきりとした道のまま南西へと向かっていた どうやら南西麓に通じているようだった
下り坂の傾斜が増したとき、感音寺山の尾根を見た
歩くのはそこまでとして山頂に引き返した
山頂に戻ると、下山は北斜面に向かった ところがすぐにヤブとなったので、諦めることにした 結局、往路を戻ることにした 山頂に戻って広い道に入った
目印を頼りに、鞍部に向かえるコースに入った シダヤブ帯に入った 好展望の露岩地に戻ってきた

(←)
展望地からは天狗
山も望めた

 (→)
  鞍部へと下山を続
  ける
木々の隙間から城山を見た 鞍部に戻ってきた 登山口の方向へと、緩やかな坂を下った
檻の先が登山口だった 坂道を登って側道に向かった 山陽道の南側側道に合流した
すぐに山陽道の下を通った 北側側道に出ると、駐車地点が見えていた このゲートの先が駐車地点だった