TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
福南山    ふくなんざん 282m 倉敷市(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 茶屋町
 
【2023年1月】 2023-04(TAJI&HM)
 
   児島龍王山より  2022 / 1

 正月休みの中でよく岡山の山を登っているが、2023年正月は倉敷市内、水島ICに近い福南山を登ることにした。参考にしたガイド本は「駅から登る岡山の山100座」。但しその紹介記事には従わず、本では下山地点となっていた木華佐久耶比盗_社をスタート地点とすることにした。向かったのは正月休みの最終日、1月4日のことだった。木華佐久耶比盗_社には9時半の到着となった。神社は正月三ヶ日の後とあって閑散としていた。車を臨時駐車場に止めると、その近くに登山口を見た。奥宮登り口となっていたが、福南山奥宮登山口の標識も近くに立っていた。始めに石段を登ると、後は幅広の自然な道となった。山頂に建つ奥宮への参道と言えそうだった。つづら折れの道になっている所もあり、緩やかな上り坂だった。登るほどに参道の周囲はササが増えてきた。その参道で標高250mまで登ると南西尾根に合流した。その辺りは少し展望があって、南西側の尾根が眺められた。尾根道歩きに移ると周囲の佇まいは少し変わって、ヒサカキなどの常緑樹林に囲まれるようになった。その雰囲気のまま山頂に着いた。そこはすっかり奥宮の境内と言った佇まいだった。展望もあって瀬戸の海を挟んで四国の山並みが眺められた。やはり飯野山が目立っていた。また瀬戸大橋も良く見えていた。その山頂に着いて考えが変わった。当初はピストン登山を考えていたのだが、登山口から25分で山頂に立てたこともあり、今少し歩くことにした。ガイド本は持ってきていなかったが地形図は持っており、それを見て三角点の位置まで歩くことにした。また三角点の位置からは木華佐久耶比盗_社の近くまで破線路が描かれており、歩けるようであれば破線路コースで下山することにした。参道は奥宮の先へも続いていたが、小さな祠が現れるとそこまでだった。その先は一気に細い道になっていた。純然たる山道だったが、赤テープが点々と付いており、ヤブコギにならずに歩いて行けた。三角点の位置は山頂より50mほど低いとあって、緩やかな下り坂だった。歩き易いとは言えたが、木々の空いている所を歩く感じでもあり、道はくねくねとしていた。その小径が緩やかな上り坂となり、再び下り坂となった所に四等三角点(点名・熊坂)を見た。周囲は雑木が囲んでおり、全くのピークハントだった。その三角点のごく近くに送電塔が建っていた。その送電塔の前に出ると、そこは開けており北には種松山が望めた。そこから地図の破線路と思われる小径を見た。それは巡視路と言えるもので、十分な道幅があった。その巡視路に入るとはっきり下り坂となった。巡視路らしくプラ階段になっている所もあった。つづら折れになっている所もあり、無理のない下りだった。その巡視路が二手に分かれると、神社に近づける左手の道に入った。その分岐点から80mほど下ると沢そばに下り着いた。そこが巡視路の起点だった。沢を渡って対岸側に出ると、そちらは舗装路だった。舗装路の南側は広い範囲で太陽光パネルが並んでいた。舗装路歩きに移ると、少し離れて木華佐久耶比盗_社を見るようになった。その舗装路で神社のそばまで来たとき、ゲートに阻まれた。ゲートには鍵がかかっていたため、沢側を回り込んでゲートの先に出た。ゲートを抜ければ駐車場までは僅かな距離だった。結果として福南山を周回で歩けたことになり、福南山のこのコースは悪くないと思えた。
(2023/1記)
<登山日> 2023年1月4日 9:39木華佐久耶比盗_社駐車場スタート/9:55南西尾根に着く/10:06〜18福南山/10:37点名・熊坂/10:59車道に出る/11:07駐車場エンド。
(天気) 晴れ。空の半分は雲だった。山頂の気温は6℃。風は僅かにあり。視界は良かった。
<< Photo Album 2023/01/04 >>
木華佐久耶比刀iこのはなさくやひめ)神社の境内からは由加平山がすっきりと眺められた 朝の光を受ける木華佐久耶比盗_社の本殿を見る 本殿の右手の舗装路を登って行く
舗装路から石段が分かれた そこが奥宮登り口だった 別の標識には福南山の文字を見た 山頂まで25〜30分とあった
参道と呼べそうなはっきりとした道を登って行く 雲の多い空のため、陽射しの無い登りが続く 登山道の周囲にササが増えてきた
展望が現れると、福林湖を足下に見た 北には由加平山を見る 登山道はつづら折れとなっており、緩やかな道だった

(←)
南西尾根に合流す
ることになった

 (→)
  合流点は展望があ
  り、南の方向が眺
  められた
右上の写真の中央部を大きく見る 南西尾根を歩き出すと、常緑樹林に囲まれた 鳥居が現れた 額には福南山明現宮の名を見た

常緑樹林は山頂ま
で続いた

福南山の山頂に着
いた

そこは奥宮の境内
だった ちなみに
木華佐久耶比盗_
社の別称が福南山
明現宮だった
灯籠の奥が奥宮だった 奥宮は小さな祠だった 山頂は南の方向に展望があった
瀬戸内海を挟んで、四国の山並みが眺められた 飯野山を見る 瀬戸大橋も良く見えていた
上の写真に写る城山の辺りを大きく見る 大麻山の右手には善通寺市の山並みを見た
奥宮の先へも易しい道は続いていた 小さな祠が現れた 易しい道はそこまでだった 祠の先にも小径はあったが、純然たる山道だった
その小径を歩いて三角点を目指したが、木々の空いている所を歩く感じだった 境界を示す標石が現れた 「林・福江共有林」となっていた 奥宮から20分ほど歩いて、三角点の位置に着いた 周囲はすっかり雑木林だった
四等三角点(点名・熊坂)を見る 三角点のすぐ近くに送電塔が建っていた 送電塔のそばからは、北西方向が望めた
種松山の辺りを大きく見る 送電塔から先は巡視路を下ることになった 電柱を見ることがあった
プラ階段を下るようになった 巡視路が二手に分かれると、左の道に入った 太陽光発電設備が見えてきた
沢そばに下りてきた そこが巡視路の起点だった 後は車道を歩いて戻るだけだった 右手に由加平山を仰ぎ見る
太陽光パネルの先に木華佐久耶比盗_社の本殿を見た ゲートは鍵がかかっていたため、沢側を回り込んだ 木華佐久耶比盗_社に戻ってきた