◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東大平山 ひがしおおひらやま | 301m | 備前市・瀬戸内市 (岡山県) |
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1/2.5万地図 : 片上 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2012年5月】 | 2012-43(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
龍権様の近くより 2012 / 5 |
東大平山と西大平山が並んでいるとなればセットで登りたくなるもので、その予定で向かったのは2012年5月連休中の4日のことだった。まずは西大平山へと南西麓の湯次神社からのコースを歩いた。道は優しく良い感じのハイキングで山頂に立てた。その西大平山から東大平山へ向かおうと、伊坂峠へと続く小径に入ったところ、これが道こそ分かるもののヤブ道だった。また峠への下りは急傾斜になっており、意外と苦労させられて伊坂峠の近くに下り着いた。その頃には空模様が晴れから一転して曇り空に変わっており、雨が降りそうな感じになっていた。その先の東大平山はどうやらヤブ山のようであり、空のこともあって、続けてヤブ山を登ろうとの気力は消えてしまった。と言うことで、この日は西大平山のみのハイキングとなったのだが、帰宅してみると、どうも東大平山に登っていなかったことに未練が残っていた。そこで翌5日に改めて東大平山に向かうことにした。 この日の空は良く晴れてはいたが空の色は薄く、視界は薄ぼんやりとしていた。東大平山は山頂だけを踏みたい思いだったので、最短コースとなる伊坂峠からのルートをピストンすることにした。前日と同様に国道2号線を香登交差点で離れて南下し、瀬戸内市に入ると県道425号線を走って伊坂峠に向かった。峠が近づくと車道は車1台分の幅となったが、対向車と出会うことも無く峠に到着出来た。その峠の東大平山側に数台の駐車スペースがあったので、そこに駐車とした。その駐車地点のそばから送電塔の巡視路が始まっていた。易しい道で、無理なく尾根に着いた。その着いた位置は草地で、平らになっていた。よく見るとそこに鉄塔が建っていた跡が残っていた。巡視路は尾根には向かわず伊部側へと下りており、尾根にはそま道が付いていた。そのそま道を辿って山頂に向かうことになった。始めは普通に歩けたのだが、次第に少し灌木のヤブをこぐ感じになってきた。その程度ならと思っていると、途中から尾根はすっかり灌木ヤブになってしまった。そこで尾根を少し外して、雑木林の中を辿った。その雑木林も小径は無く、ただ空いた所を探しながら歩いた。ときに尾根に戻るも、やはり歩き難いので雑木林に戻った。そのうちに歩き易くなるのではと期待しながら登っていたのだが、とうとう最も高い位置と思われる所に着くまでその状態で続いた。東大平山には三角点は無いので、その一番高い所を山頂と思うしかなかった。そこもすっかり周囲を木立に囲まれており、展望は無かった。それでもせっかくの山頂なので展望を得たいと、手頃な木に登ってみると、かすんだ視界の中に久々井湾辺りが眺められた。東大平山は山頂に立つことが目的だったようなものなので、その展望を得るともう山頂に未練は無く、あっさり下山することにした。下山は登ってきたコースを引き返すのみ。尾根の様子は分かっていたので、ヤブを出来るだけ避けるようにして下ると、30分ほどで伊坂峠に戻って来られた。どうも東大平山は西大平山と比べるとずいぶんマイナーな山だったとの印象となったが、それでも途中で片上湾や久々井湾の展望が得られたことで、備前の山に登ったとの気持ちを持てたのは良かった。 (2012/5記)(2021/5改訂) |
<登山日> | 2012年5月4日 | 9:35伊坂峠スタート/9:45〜48鉄塔跡地/10:25〜50山頂/11:15鉄塔跡地/11:22エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲は僅かだった。前日は澄んだ空だったが、この日は一変して淡い色の空で、視界もうっすらとしていた。山頂の気温は23℃ほど。風は少しあり、涼しさがあった。 | ||
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