TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
    ふくやま 302.3m 総社市(岡山県)
 
    こうやま 162m
 
1/2.5万地図 : 倉敷
 
【2021年1月】 2021-03(TAJI&HM)
 
   総社市刑部より  2021 / 1

 総社市南部に位置する福山を登ろうと向かったのは2021年新年二日目のことで、急な思い付きだった。この日は同じ総社市にある鬼ヶ城山のハイキングを楽しむことにしていたのだが、その鬼ヶ城山が抱いていたイメージとは違って、単に緩やかな丘を散策する感じだった。来ていた人たちも犬の散歩をしている人や子供と一緒に城跡巡りを楽しんでいる人など、登山のイメージとは違っていた。これでは満足出来ないと思い、すぐに鬼ノ城山を切り上げることにした。そしてビジターセンター前の駐車場に戻って来ると、車に残していたガイドブック「新・分県登山ガイド岡山県の山」を開いて、午後に楽しめそうな山を探した。その山はすぐに見つかり、それが福山だった。ガイドブックでは南麓側からのコースが紹介されていたが、ページの地図を見ると北麓の西郡集落からのコースもあるようだった。そちらなら移動距離が短くて済みそうで、西郡コースを登ることに決めた。ナビを西郡集落にセットして車を進めると、平地に入って福山を前方に見るようになった。そして西郡交差点に着くと、そのまま山裾方向へと直進した。道は一気に細くなったが、かまわず走ると墓地のそばに出た。その墓地の入口に福山城跡の標識を見た。福山の山頂に広がるのが福山城跡だった。墓地のそばを通る車道を登って行くのが西郡コースのようだった。そこで墓地に近い位置にあった駐車スペースに車を止めると福山ハイキングを開始した。そこからのハイキングの様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めは墓地のそばを通って緩やかな坂を登って行くことになった。車が通れるほどの幅広の道はすぐには狭くならずに続いていたが、いつしか山道に変わってきた。そして福山への直登コースと幸山コースとに分かれた。幸山までの距離は200mとあったので、先に幸山を訪れることにした。西へと歩いていると、福山の「上の横道」コースが左手に分かれた。直進して幸山に向かうと、最初の分岐点から6分で幸山に着いた。そこは幸山城跡で広く平らに開けており、北に向かって遮るものの無い展望が広がっていた。ひとしきり展望を楽しむと、歩いてきた道を引き返した。そして福山へと「上の横道」コースに入った。それは福山の西面側を巻く道で、他にも「下の横道」コースもあるようだった。福山山頂から見て真西の位置まで来ると、右手から歴史広場からのコースが合流して山頂に向かうことになった。それまで人を見ることは無かったのだが、山頂への道に入ると前方に見るだけでなく、下りて来る人とすれ違うようになった。階段道の急坂を登りきって山頂に出ると、そこは幸山よりもずっと広く平らに開けていた。そこも城跡で福山城跡だった。こちらは東から南にかけての展望があった。福山は人気の山のようで、大勢のハイカーが訪れており、あちらこちらで休んでいた。こちらも幾つかあるベンチの一つに座って休憩すると共に展望を楽しんだ。その福山からの下山は西郡集落への直登コースを下ることにした。そのコースは標識が少ない上に枝道が多くあったので、方向を間違わないように慎重に下った。途中には妙見展望台や八畳岩があって、どちらにも立ち寄った。標高180m辺りまで下りて来ると、広い道に合流した。そこからは左手方向となる西へと歩くと、幸山コースが分岐する位置に戻ってきた。これで福山を周回で歩いたことになった。後は登山口へと知った道を戻って行った。
(2021/4記)
<登山日> 2021年1月2日 12:14西郡コース登山口スタート/12:28幸山コース分岐点/12:34〜44幸山/12:48上の横道コース道分岐点/13:08〜23福山/13:46八丈岩/14:02西郡コース登山口エンド。
(天気) 晴れとは言えるものの雲の多い空で、陽射しは現れたり消えたりを繰り返していた。福山山頂の気温は8℃で、風が冷たかった。視界はクリアさは無かったが、まずまず良かった。
<< Photo Album 2021/01/02 >>
西郡の集落を抜けると福山城跡の標識が現れた その近くに駐車とした 登山口標識を見る 幸山の登山口でもあった 登山口に入るも、道は車も通れる舗装路だった
墓地のそばを通って行く 案内標識があって、枝道に迷い込むことは無かった いつしか土の道に替わっていたが、道幅は広かった
前方に福山を見た 次第に道幅は細くなってきた 登山道が二手に分かれた 福山へは直進のコースだった
そこは幸山へのコースに入った 距離は200mだった ちなみに福山までは900mだった また登山道が分かれた 広い道は「上の横道」で福山に向かう道だった 直進が幸山への道だった 幸山を示す標識のそばを通って行く
小さなピークに立った そこが幸山の最高点だったが、そこは単なる通過点だった ピークの先で平らに開けている所が幸山であり幸山城跡だった 幸山城跡に入って行った

(←)
幸山城跡を眺めた

  (→)
  標石は「城址」に
  なっていた

(←)
幸山城跡から福山
を眺めた

  (→)
  城跡の北端に立つ
  とそこは素晴らし
  い展望地だった

北に向かっての展望
だった

午前に歩いた鬼ノ城
山も望めた

立つ位置を変えると
西の方向も眺められ


上の写真の左手だっ

幸山での展望を楽しむと、福山にむかった 少し戻って上の横道コースに入った 上の横道コースは遊歩道状の易しい道だった
今にも落ちそうな岩のそばを通った 横道の名が付くだけに、緩やかな道だった 歴史広場コースと合流すると山頂への道に入った
明るい中で丸太の階段道を登って行った 山頂が近づいて、大きな岩のそばを通った 広い福山山頂の一端に着くと、そこに休憩舎を見た

(←)
福山山頂を眺めた

 (→)
  四等三角点(点名
  ・福山)を見る

(←)
山頂には石碑が幾
つかあり、一番大
きいのは福山合戦
の碑だった

 (→)
  山頂の西端は展望
  地になっており、
  賑わっていた


南東方向、瀬戸内海
に近い尾根を眺める

(←)
上の写真に写る金
甲山の尾根を大き
く見る

 (→)
  同じく常山を大き
  く見る


北東には金山も望
まれた
上の写真に写る金山を大きく見る 岡山市街を望む 下山は西郡集落からの直登コースを辿ることにした
標識は少なかったので、方向を間違わないように注意しながら下った 妙見展望台の標識が立ち寄ることにした 標識に従うとコースからは離れることになり、東屋が見えてきた
東屋の前に立つと、好展望が広がった 幸山よりも高い位置から北の風景を眺めることになった
正木山と鍵山の並ぶ姿を少し大きく見る 鬼ノ城山を少し大きく見る 犬墓山の背後の陰った山は実僧坊山と登龍山と思えた
鬼ノ城山に建つ西門が見えていた コースに戻って下山を続けた シダの多い所を通る 石仏を見るようになった
八畳岩の標識が現れたので、また寄り道することにした すぐに八畳岩の前に出ると、そこにも石仏を見た 八畳岩は思っていた以上に大きな岩だった
コースに戻ると幸山城跡の標識が現れた 無事、西郡集落に通じる道に入った 登山道は次第に広くなりコンクリート舗装へと替わった
墓地まで戻ってきた 駐車地点は近かった 下山後に北側から改めて福山を眺めた 陽射しを受けて幸山の姿がはっきり分かった