TAJIHM の 兵庫の山めぐり <島根県の山> 
 
高田山    たかだやま 315m 隠岐の島町(島根県)
 
1/2.5万地図 : 都万
 
【2024年5月】 2024-82(TAJI&HM)
 
   都万野営場の展望塔より  2024 / 5

 2024年5月の第二週に隠岐諸島は島後の山行を計画したとき、メインは大満寺山だったが、二つ目の山として選んだのが高田山だった。分県登山ガイド「島根県の山」には大満寺山しか収録されていなかった。そこで「しま山100選」で調べると、島後の山として大満寺山と共に高田山が選ばれていた。展望も良さそうだったので、二つ目は高田山とすんなり決まった。
 5月10日に大満寺山を登ると、翌11日に高田山へと向かった。この日も前日と同様に雲一つ見ない快晴だった。高田神社のそばから登山道ありとなっていたので、まずは高田神社を目指した。近くまで来たとき近くにいた人に聞いたので、すんなりと神社に着くことが出来た。登山口標識が神社のそばに立っていた。神社の前を通る山裾道を少し進むと、駐車出来そうな路肩スペースが現れたので、そこに駐車とした。登山道は緩やかな道として始まった。周囲は濃い常緑樹林帯だった。隠岐諸島は暖流が流れているだけに、常緑樹が多いようだった。その易しい登山道が中腹辺りで一気に厳しくなった。高田山を遠くから見ると、台形の姿ながら岩壁が目立っていたが、その岸壁に近づいたようだった。ずっとロープを掴んでの急坂が続くようになった。その急坂が終わろうとしたとき、展望地が現れて西の風景が眺められた。その展望地の一段上では更なる展望地が現れて、そこは展望所の名が付いていた。足下に広がる都万地区の風景と共に島前の島々が眺められた。展望所の先で尾根は緩んで、平坦な山頂部の西端に出た。山頂部はすっぽりと常緑樹林に包まれているようで、展望は全く無かった。すぐに「高田山頂上」の標識が現れたが、地図の標高点の位置はまだ400mほど先だった。ほぼ平坦な山頂部を標高点の位置まで歩いてみたが、小さな山頂標識を見たものの、そこも樹林帯の真っ只中だった。その先も100mほど歩いてみたが変わらなかった。どうやら高田山は山頂に立つことよりも、展望台で風景を楽しむのが良いようだった。そこで展望台へと引き返して小休止とした。南から西へと遮るものの無い展望を十分に楽しむと、下山は高田神社へと引き返した。またひたすらロープを掴んで急坂を下ることになった。この下山では高田神社の境内に入ると、参道の石段を下って麓へと下りた。駐車地点に戻ると、まだ正午まで40分ほど時間があった。
 ところで「しま山100選」では高田山の読み方は「たかたやま」とされていたが、鳥居そばに立っていた案内標識では高田山も高田神社も「たかだ」とルビが振られていた。
(2024/6記)
<登山日> 2024年5月11日 9:30登山口スタート/10:01展望所/10:16〜21山頂/10:32〜49展望所/11:15高田神社/11:18登山口エンド。
(天気) 快晴。雲は全く無し。山頂の気温は18℃。山頂は樹林に囲まれて風は無かったが、展望所では涼しい風を受けた。視界は良かった。
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高田山がある都万
地区に向かってい
るとき、塩ノ浜の
キャンプ場に立ち
寄った

展望塔があって、
そこから高田山を
眺めた
高田神社に近い位置に車を止めて歩き始めた すぐに高田神社の鳥居に着いた 鳥居の近くに登山口標識を見た
登山道は緩やかな道として始まった 右手に高田神社の本殿を見た 登山道は、特に歩き難さは無かった
シダの茂る所が現れるも、道ははっきりしていた 登山道の標識を見る 中腹までは緩やかな道が続いたが
俄然急坂となって、ロープを掴んで登った 急坂は暫く続いた 足下に注意を集中して登った 木々の切れ目から北の山並みを見る

急坂が終わると、
南西尾根の方向に
回り込むことにな
った

南西尾根に出ると
突然展望が現れた

遠くは島前の島々
が眺められた
南西尾根の登りに入ると、またロープが現れた 更なる展望地が現れた そこに展望台の標識を見た
先ほどの展望地よりも更なる展望が広がっていた 南から西、北西にかけての眺めだった
上の写真に写る島前(どうぜん)の島々を眺めた 知夫里島は中ノ島に隠されていたが、高いピークは頂を覗かせていた

(←)
塩ノ浜の辺りを眺
めた

 (→)
 足下に都万地区を
 見る
展望台を離れて山頂を目指した もうごく緩やかな上り坂だった 平坦部に入ると、すぐに「高田山頂上」の標識が現れた 実際の山頂は今少し先だった 315mピークを目指して北東へと向かった ほぼ平坦な登山道はすっかり樹林に囲まれていた

315mピークに
着いた 一帯はす
っかり平坦地で、
展望は欠片も無か
った

素焼きで作られた
山名標識を見る
今少し尾根道を進んだが、周囲の樹林帯に変化が無いため引き返すことにした 「高田山頂上」の位置まで戻ってきた 展望台まで戻って、改めて休憩とした
島前の大森島を見る 同じく松島を見る 西ノ島の焼火山を見る

西ノ島の高崎山を
大きく見る

下山は往路を戻っ
た 急坂をひたす
ら慎重に下った
急坂が終われば、後は楽な道だった 白いササユリを見た この下山では高田神社に立ち寄った
山門を通れば、その先は石段だった 石段を下り終わって鳥居の位置に出てきた 登山口の前を通って、駐車地点へと向かった