TAJIHM の 兵庫の山めぐり <北但馬 
 
白滝山    しらたきやま 350m
三原市(広島県)
黒滝山    くろたきやま 270m
  竹原市(広島県)
1/2.5万地図 : 竹原/三原
 
【2024年11月】 2024-194(TAJI&HM)
 
   《白滝山》  黒滝山より  2024 / 11 《黒滝山》  忠海港より  2024 / 11

 広島県の尾道市近郊で海を眺められる山はないかと「新・分県登山ガイド 広島県の山」を参考にして探したとき、この黒滝山から白滝山へと続く尾根コースを登りたくなった。向かったのは2024年11月の最初の連休のこと。前日は同じ目的で「しまなみ海道」の生口島にある観音山を登っていた。その山頂からは多島海となった瀬戸の海が眺められた。その夜は尾道市内に宿を求めており、この日は尾道市から竹原市への移動となった。その移動には主に国道2号線を走ったが、国道からも多島海を眺められたのは良かった。但しこの日も少し濁った視界ではあった。ナビのままに走ると県道59号線に出ることになり、その道を南下していると黒滝山の標識が現れた。おかげですんなりと黒滝山の南を通る林道に入ることが出来た。そして登山口に着いてみると、そこに4台分の駐車スペースがあったのだが、既に埋まっていた。そこで今少し東へと林道を進むと、すぐに広い駐車スペースが現れて駐車出来ることになった。今回の山行ではガイドブックを持ってきておらず、前日と同様に地形図を読図して登ることになった。前日もそれで問題なく、この日の黒滝山も標識がはっきり付いており問題無さそうだった。登山口に入ると、はっきり遊歩道歩きだった。すぐに展望台やトイレ棟のある場所に着くと、そこには黒滝山を紹介したパンフレットが置かれていた。そのパンフレットにはガイドブックよりもずっと詳しい地図も付いており、至れり尽くせりだった。その地図が無くとも標識も的確に付いており、それに従って登れば良いだけだった。前日と同じく常緑樹に囲まれた小径を登って行く。信仰の山らしく点々と石仏を見ただけでなく、霊水池が現れたりお堂が幾つか現れて見所は多かった。また樹林帯を抜けたときは、瀬戸の海が視野いっぱいに広がった。まさに多島海の風景だった。その展望をいっそう広く眺められる展望台も現れた。北へと向かうようになると、岩山の姿をした黒滝山が見上げられた。易しい道は続き、岩山の危なっかしい所もないままに黒滝山の山頂に到着となった。当然のように山頂も好展望地だった。ただ前日よりは瀬戸の海はモヤが強いようで、薄ぼんやりとした見え方になっていた。一休みを追えると、白滝山へと向かった。登山道を歩き始めたとき、漸く北に白滝山の姿を見ることになった。白滝山も山頂は岩場になっており、堂々とした姿だった。黒滝山を離れると始めに階段道で50メートルほど下ることになったが、後はずっと緩やかな尾根道歩きだった。雰囲気の良い常緑樹林に囲まれてスムーズに歩けた。登山道は一部で尾根筋を少し離れて巻き道になることもあったが、ほぼ尾根筋を北へと歩いた。そして白滝山が近づいたとき、広い駐車場が現れた。そこは龍泉寺の駐車場でもあり、龍泉寺まで参道歩きだった。舗装路の坂を登っていると、南にすっきりと黒滝山を見た。龍泉寺に着くと、山頂へは舗装された歩道が左手より始まっており、その舗装路から更に山道が分かれてそちらに入った。最後は岩登りとなって山頂部の西端に出た。祠や鐘楼が建っており境内の雰囲気があったが、最高点は純然たる岩場になっていた。それは八畳岩と呼ばれる一枚の巨岩で、一登りと言った感じでその上に出た。岩の上は広く平らになっており、素晴らしい展望地だった。南は黒滝山を越して瀬戸の多島海が広がっており、北にも展望があって、そちらは大峰山から龍王山へと続く山並みだった。東にも西にも展望があって、この日一番の展望地だった。岩の上は陽射しを避ける物が無いので夏場は厳しいと思えたが、もう11月に入っており、陽射しは強くとも風の涼しさが相殺していた。おかげで良い感じで休むことが出来た。その白滝山での休憩を終えると、竜泉寺へと戻り、そして黒滝山へと歩いてきたコースを忠実に戻った。多少暑さを我慢しながらだったが、空気はからっとしていたので暑さはさほど気にならなかった。黒滝山を巻くコースもあったが、再度黒滝山の山頂に立った。但し十分に展望を楽しんでいたので、山頂では休憩を取らずにすぐに下山へと写った。登山道からは再び多島海の風景を眺めることになり、本当に展望に関しては申し分ない山だった。下山を追えると黒滝山が麓からどのようにながめられるのかと新たな興味が湧いて、南麓の忠海港へと移動した。その海際から眺める黒滝山は迫力があり、忠海の名山であることを実感することが出来た。
(2024/12記)
<登山日> 2024年11月4日 10:01黒滝山登山口に近い位置よりスタート/10:02黒滝山登山口/10:06公衆トイレ前/10:22展望台/10:44〜50黒滝山/11:18白滝山駐車場/11:29龍泉寺/11:38〜12:00白滝山/12:16白滝山駐車場/12:46黒滝山/13:11黒滝山登山口/13:12駐車地点エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無し。白滝山山頂の気温は24℃だった。風はごく弱く吹く程度だった。視界はうっすらしていた。
<< Photo Album 2024/11/04 >>
駐車地点から1分ほどで黒滝山の登山口に着いた 登山口の駐車スペースは4台分しかなかった 登山口に入った 舗装された登山道だった すっかり遊歩道の登山道だった
すぐに現れたのはトイレ棟だった トイレ塔の前は展望台を兼ねた休憩舎が建っていた 黒滝山の案内図が置かれていた
自然林の中に入った 登山道を登る感じになったが、遊歩道とも言えた 白滝山への近道コースが左手に分かれたが、黒滝山へと向かった 常緑樹林が陽射しを遮っていた
現れたのは霊水池だった 霊水池を覗いてみた 黒滝山三十三仏が置かれており、これは第5番だった
多島海と忠海の街並みを眺めながらとなった ときおりお堂を見た 緩やかに登山道は続いた
展望台が現れた 北に向かうようになると、山頂方向が望めるようになった
好展望の登山道が続く 観音第19番のそばを通った 階段道となったが、緩やかで歩き易かった
観音堂へは立ち寄らずに山頂を目指した 観音第31番は磨崖仏だった 山頂に立つ前に休憩園地の広場に向かった
広場に出ると、そこは展望台にもなっていた 展望台から南の海を眺めた
足下の港は二窓漁港だった 広場には石碑の並ぶ所もあった 分岐点に戻って黒滝山山頂を目指した

僅かな距離で黒滝
山の山頂に着いた

山名標識の付く岩
場を見る
山頂にも好展望地があり、そこに立つと多島海となった瀬戸内海が眺められた 南東から南、南西、西にかけての展望だった
上の写真の右に続く山並みを眺めた 南西から西、北西、北にかけての展望だった
梢越しに白滝山の山頂が見えた 山頂直下の龍泉寺も見えていた 展望を楽しむと白滝山に向かった 登山道からは、これから向かう白滝山がすっきりと眺められた
階段で50メートルほど下ることになった 階段が終わると、黒滝山を巻くコースに合流した 一気に緩やかな尾根歩きとなった
途中の標識を見る 駐車場まで600mだった 緩やかなだけでなく、易しい道だった 木々の切れ目から白滝山の山頂を見た
駐車場が近づくと、遊歩道を歩く雰囲気となった 東屋が現れた そこは駐車場の一角だった 東屋から駐車場の方向を眺めた
白滝山山頂まで700mだった 龍泉寺へと参道に入った 参道は舗装路で続いた

(←)
南に展望が現れる
と、そこに黒滝山
を見た

 (→)
  更に黒滝山の背後
  に瀬戸の海が見え
  てきた
龍泉寺への石段を登った 階段の先に山門を見た 龍泉寺の境内に入って、前方に竜泉寺を見た
竜泉寺の左手から山頂への道が始まっていた 山頂まで160mだった すぐに山頂への道が山道として左手に分かれた そこに標識は無かった 道なりに進むと最後に岩場を登った

大ぶりの祠の前に
出た そこは山頂
の西端の位置だっ


祠の近くに鐘楼を
見た
東端が最高点だった 人が立っているのが見えた その最高点は岩場だった そこは一枚岩で、八畳岩と呼ばれているようだった
北東から東、南東にかけてを眺めた

上の写真の右に続
く風景を見る

南東から南、南西
にかけてだった

上の写真に写る右
半分を少し大きく
見る

芸予諸島の島々だ
った

南西から西、北西
にかけてを眺めた
北の方向も広く眺められた 北も遠方はうっすらしていた

(←)
黒滝山の背後に
広がる島々を眺
めた

 (→)
  更に小久野島の辺
  りを大きく見る
生口島の観音山を見る 前日に登った山だった 生口島の先端に多々羅大橋を見る 大三島の薬師山を大きく見る
北東方向に見える三原市街(三原駅)を大きく見る 黒滝山の山頂を離れて龍泉寺へと戻った 舗装路に下りると、龍泉寺の甍が見えていた
山門に戻ってきた 参道を歩いて駐車場の方向に向かった 参道の入口に戻ってきた その先が駐車場だった
登山道の入口を見る 黒滝山まで1.1kmだった 遊歩道のような登山道に入った 緩やかな尾根歩きとなった
自然林の雰囲気が優しい尾根歩きだった 黒滝山に通じる道が分かれた 階段を登って黒滝山へと向かう
白滝山を中心に北の山並みが広く眺められた 黒滝山の山頂が間近になった
黒滝山の山頂に立ったがすぐに下山に向かった 階段を下って行く これは「長寿の亀岩」だった
前方に明るい瀬戸の海を見る 「幸福の鳥居」を見る 樹林帯に入った入った 常緑樹林帯だった
展望台が見えれば、その先は舗装路だった 登山口に戻ってきた 下山後は忠海港に移動して、そちらかた黒滝山を眺めた