TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
大滝山    おおたきやま 425.1m 備前市・赤磐市
(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 和気
 
【2025年3月】 2025-41(TAJI&HM)
 
   富田松山より  2014 / 2

 熊山山系の大滝山に南麓側から登山道があることを「駅から登る岡山の山100座」で知った。そこでJR利用では無かったが、車利用でそのコースを登ろうと向かったのは、2025年3月の最初の金曜日のことだった。登山コースは鬼ヶ城池の先から始まっているのだが、鬼ヶ城池は医王山登山時に訪れており、その周辺に駐車が出来そうなことは分かっていた。そこで車は鬼ヶ城池まで進めることにした。ナビに従って鬼ヶ城池まで来てみると、車道はその先も続いていた。そこで更に車を進めると、鬼ヶ城林道の終点位置に着くことになった。そこは大滝山コースの入口でもあった。幸い数台分の駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。良く晴れた空の下、大滝山登山を開始した。登山道は程良い歩き易さで、荒れた感じは無かった。おかげでマイペースで登って行けた。道なりに進むと、別の登山道が合流した。それは屏風岩を巻いてくるコースで、駐車地点の少し手前から始まっているコースだった。その辺りより登山道の傾斜は増してきて露岩も現れた。少し険しさが出てきたが、展望が現れて周囲の山並みが眺められた。真っ直ぐ山頂方向へと登って小さなピークを越すと、前方の尾根が眺められるようになった。北西方向に姿の良いピークが見えており、尺八山かと思えた。向かう大滝山はその右手にあるのだが、手前のピークに隠されていた。緩やかに下って登り返すと、395mピークに着いた。そこに建っていたのは展望舎の名が付く東屋だった。但しその周囲の木々が育ったことで展望は無かった。その東屋の近くに展望岩があった。そこに立つと南の方向が遮るものも無く眺められた。遠くは瀬戸の島々がすっきりと見えていた。まだ11時だったので、休憩する前に山頂を踏むことにした。東屋の位置からは二つの登山道があり、一つは自然遊歩道の名が付く山道で、もう一つは車椅子可の遊歩道だった。自然遊歩道を歩いて行くと、程なく大滝林道に合流した。その大滝林道を歩くと車止めのクサリが現れたので、何気なくそのクサリを越したところ、林道のそばに見たのは三角点だった。一帯はほぼ平坦な地形とあって、単なる林道が通っている所としか見えなかったが、そこが大滝山の山頂だった。呆気に取られる思いで四等三角点(点名・大滝山)を眺めた。その三角点のそばに大滝山の山名標識を見た。展望の無い山頂とあって、漠然と周囲の樹林を眺めるしかなかった。この日は大滝山まで歩くことが目的だったので、その先へは歩かず東屋に戻ることにした。今度は遊歩道を歩いてだったので、少し回り道だった。東屋に戻って昼休憩を済ませると、改めて展望岩で展望を楽しんだ。下山は歩いてきたコースを戻るのだが、登山道が分岐する位置まで戻って来ると、屏風岩の前を通るコースに入った。道なりに下ると送電塔(備前線46番)が建つ位置に出た。直進すれば屏風岩のピークだったが、そちらの道はごく細い道だった。右手に分岐したのが登山コースで、急斜面に階段が付いていた。その階段を下って平坦な所に出たとき、不穏な注意書きが現れた。そこより先は通行止めと書かれていた。屏風岩から落石が発生したためだった。注意書きが登山道の分岐点では無く、急坂を下りてきた位置にあることに釈然としなかったが、その注意書きは4年前のものだった。また雨が少ない季節でもあったので、そのまま登山道を進むことにした。屏風岩の下を通るときは注意したが、危険を感じる所は無かった。右手に高倉稲荷が見えてくると、小橋を渡って高倉稲荷に立ち寄った。そこでは小ぶりの滝も眺められた。登山コースに戻ると、少し歩いただけで林道に合流した。そこから駐車地点までも数分の距離だった。
(2025/4記)
<登山日> 2025年3月7日 10:00鬼ヶ城林道終点位置よりスタート/10:15屏風岩コース合流点/10:50〜11:02東屋/11:13〜20山頂/11:31〜48東屋/12:25送電塔/12:46高倉稲荷/12:52車道に合流/12:57駐車地点エンド。
(天気) 始めは晴れていたが、北から流れてくる薄黒い雲が増えてきた。昼にはほぼ曇り空となり、ときおり陽射しを見る程度になった。下山を終える頃は、青空は少し増えていた。尾根の気温は概ね8℃。大滝山山頂は6℃だった。冷たい風を受ける。視界は良かった。
<< Photo Album 2025/03/07 >>

鬼ヶ城池か鬼ヶ城
林道を更に北へと
進むと、林道の終
点位置に着いた

そこに車を止めた

終点を示す標識が
立っていた
大滝山コースの登山口でもあった  緩やかな道を歩いて行く 左手に堰堤を見た
小橋を渡った 上り坂に入ると、プラ階段を見た 屏風岩の北面側を登って行く
屏風岩の南側から来たコースと合流した 歩いてきたのは鬼ヶ城林道からで、合流したのは親水の森からのコースだった 北へと登るようになった

背後に展望が広が
って、鬼ヶ城池を
囲む山並みが眺め
られた
ごく普通の山道の所もあれば 露岩地を登ることもあった 背後に小豆島を見るようになった
丸太の階段も見られた 北西に見えるのは尺八山と思えた 真っ直ぐ395mピークに向かった
(←)
395mピークに
着いた 西寄りに
東屋が建っていた

 (→)
  展望舎の名が付い
  ていたが、木々の
  生長で展望は無か
  った
東屋の近くに展望岩があり、その上に立つと南の方向が広々と眺められた

(←)
上の写真に写る片
上湾を大きく見る

 (→)
  同じく豊島の方向
  を大きく見る
山頂に向かった 山頂への道は遊歩道だった 遊歩道が二手に分かれた 右手の自然遊歩道を進んだ 遊歩道はずっと緩やかだった
大滝林道に合流して西へと向かった 林道も緩やかな道だった チェーンの車止めが現れた

その車止めの先に
三角点を見た

そこが大滝山の山
頂だった

四等三角点(点名
・大滝山)を見る
(←)
山頂の雰囲気は無
く、林道の通過点
の雰囲気だった

 (→)
  東屋に戻るのは歩
  いて来た自然遊歩
  道ではなく、もう
  一つの遊歩道とし
  た
車椅子も可の遊歩道だった 往路の自然遊歩道と比べると、少し回り道だった 東屋に戻ってきて昼休憩とした
昼食後、展望岩に立って改めて片上湾を中心に眺めた
展望岩を眺めた 東屋のそばから眺められたのは尺八山だった 東屋を離れると、下山は登ってきた道を戻った

(←)
342mピークへ
と戻って行く

 (→)
  振り返ると、大滝
  山は東屋のピーク
  に隠されていた
342mピークを越すと、南に展望が現れた 丸太の階段を下って行く 医王山の方向を眺めた
間近に見えてきたのは屏風岩のピーク(210mピーク)だった 分岐点に戻って来た 左を下ると鬼ヶ城林道に通じる往路で歩いた道だったが 直進して屏風岩のピークの方向に向かった そちらは「親水の森」に通じるコースだった
ピークの手前、送電塔(備前線46番)まで歩いてきた 送電塔の位置からは、尾根筋を離れて階段を下った 「親水の森」の一角に下りてきた
屏風岩を巻くコースに向かうと通行止めになっていた
屏風岩で落石の恐れがあるようだった
通行止めを気にかけながらも先に進んだ 雨の少ない季節であることも進んだ理由の一つだった 屏風岩の下を通った 落石があった様子もなく、無難に通過した
沢を挟んで対岸に建っていたのは高倉稲荷だった 反対側の通行止め標識の位置まで歩いてきた 橋を渡って左に向かえば鬼ヶ城林道だったが
橋を渡ると高倉稲荷の方向に歩いた 高倉稲荷の前に着いた 近くに小ぶりの滝を見た
引き返すと、鳥居の方向へと直進した 鳥居を潜ると、もう一つの小橋を渡ることになった 鬼ヶ城林道に合流した
林道を歩いて駐車地点へと向かった 屏風岩を見ることがあった 駐車地点が見えてきた