TAJIHM の 兵庫の山めぐり <鳥取県の山
 
猫山    ねこやま 536.8m 八頭町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 稲葉郡家
 
【2011年5月】 2011-55(TAJI&HM)
 
   隼小学校より  2011 / 5

 2011年の5月連休が終わった翌週に、鳥取県の山で新緑を楽しもうと一泊山行に出かけた。目指したのは八頭町の山だったので、日帰りでも無理のない地域なのだが、鳥取市内でゆっくりするのも悪くないと思えて、一泊旅行としたものである。その八頭町の山で名前の面白さから二つの山を選んだ。それが六郎谷と猫山で、どちらも全く情報を持っていなかった。そこで地図を見てどこから登ろうかと考えることから始めることになった。そして初日の山として選んだのは六郎谷で、その北尾根を登って期待通りに新緑を楽しんだ。そして二日目が猫山だった。午後の早いうちに帰路につきたいと思い、そこで最短で山頂に立てそうなルートを選ぶことにした。「稲葉郡家」の地図を開くと、猫山の北側に林道が付いていたので、その林道を終点まで歩いて、後は適当に山頂を目指すことにした。
 15日の朝は鳥取市内で迎えた。前日と同様に快晴だった。ただ視界も前日と同様に少しうっすらとしていた。鳥取市街から国道29号線を走って郡家地区に入り、西御門集落の手前で国道を離れて峠越えの車道に入った。車道は二車線路で、古峠を越えて下りにかかると、すぐに猫山林道が分岐する位置に着いた。その猫山林道は入口にクサリが張られており、車は進めないようになっていた。そこで林道の分岐点そばの空き地に車を止めて、そこから歩き出すことにした。林道は舗装林道で、緩やかなまま続いていた。周囲の木々は新緑の色で、それを眺めながら歩いて行った。ときおり展望が開けて鳥取市内の方向が眺められた。40分ほど歩いて林道は終点となった。その先は小径ぐらいあると思っていたのだが、単に急斜面があるだけだった。そこで山頂方向を目指して、その急斜面に取り付いた。滑り落ちないように灌木に掴まりながら踏ん張って登って行った。斜面には下生えも多くあり、けっこう登り難かった。植林地に入って尾根を伝うようになると、尾根の傾斜も緩んで少しは楽になった。地籍調査なのか赤い杭が点々と付いていた。小径を見ないままの登りで、植林地の登り易い所を選んで登って行くと、植林に雑木が混じるようになり、そして小さなピークに着いた。地図を見ると猫山の北にある490mピークかと思えた。そこは雑木林が広がっていたが、その中を登山道が通っていた。北へと延びている尾根の方から来ており、どうやら林道のどこかから始まっていたようだった。登山道に出会えたことで、もう後は楽だった。地形も緩やかで、のんびりと新緑を愛でながら登って行った。但し木々に切れ目は無く展望は全くなかった。その雰囲気のまま小ピークから10分ほどで山頂に着いた。そこは三角点周りだけ小さく開けており、まさに猫の額と呼べそうだった。そばに立つ木に猫山と書かれた小さな標識が付いていた。ただ山頂も道中と同じく周囲はすっかり樹林が囲んでおり、展望は皆無だった。風の涼しさを感じながら休むのみだった。一息入ったところで辺りを眺めると、歩いてきた北の方向からの登山道以外にも、西からも登山道が来ていた。そこでその登山道を少し歩いてみることにした。パートナーを山頂に残して歩き出すと、西に続くものと思っていたその登山道は、すぐに南西の方向へ曲がった。市谷集落側からの登山道かと思えた。ただその登山道はその先は急坂になっていた。急傾斜なら少しは展望が現れるのではと思えて、急坂を少し下ってみることにした。予想通りに南の尾根が木々の隙間から見えるようになったが、すっきりと見える所は見当たらなかった。そこで手頃な木に登ってみたところ、少しはすっきりと眺められるようになった。南に見える尾根は東山から鳴滝山へと続く尾根だった。漸く展望を得られたことで山頂に引き返した。パートナーと合流すると、後は下山とした。下山は登山道のままに下って行くことにした。往路で登山道と出会った490mピークを過ぎると、やはり登山道は北へと続いていた。下るうちに周囲は植林地となったが、まだ若木で樹高は5メートルほどだった。斜面を下っているうちに、その若木の隙間から鳥取市街やその東側に続く低い尾根が眺められるようになった。その風景をすっきり眺めたく、ここでも手頃な若木に登ってみることにした。3メートルも登ると展望は一気に良くなり、けっこう広く北の風景を眺めることが出来た。但し少しうっすらとした視界だったが。その展望は木に登ってこそなので、猫山は展望の悪い山と言えそうだった。その登山道が林道のどこに合流するのかと思っていると、途中で逸れることも無く尾根なりに北へと続いて、すんなりと林道に出た。そこは林道がカーブしながら広くなった所だったが、入口に目印は何も付いていなかった。ただそばのガードレールに赤い線が縦に一本引かれていたが、意味が分からなければそれまでだった。往路で通り過ぎたのも当然と言えた。その林道に合流した位置から林道の入口までは15分の距離だった。登山道を知っておれば、林道入口から山頂まで1時間とかからないのではと思えたので、猫山は簡単に山頂に立てる山と言えそうだった。
 結果として前日と同様に展望には恵まれなかったが、新緑を楽しめたことで、まずは満足した形で猫山登山を終えた。山の情報を何も持たずに登ったが、けっこう新鮮味があって面白かったと言うのがこの日一番の感想だった。
(2011/6記)(2021/7改訂)
<登山日> 2011年5月15日 9:00猫山林道入口スタート/9:44林道終点/10:13〜18[490mピーク]/10:27〜10:57山頂/11:04[490mピーク]/11:25〜29登山口/11:45エンド。
(天気) 快晴、雲は僅かだった。少しうっすらとした空で、青空は淡い色だった。視界も幾分うっすらとしており、遠方は良く見えていなかった。気温は21〜22℃。日なたでは少し暑さを感じたが、木陰に入るとさっと涼しくなった。また風があり、その風が快いばかりの涼しさだった。
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古峠を越えて下りにかかると猫山林道が分岐した 林道の入口にはクサリがあり、車は進めない 猫山林道を歩いて行く ずっと舗装林道だった
   
林道ではタニウツギがよく咲いていた 林道は平坦なまま続いていた ときおり展望が現れて、鳥取市街が眺められた
     
久松山を大きく見る 前方に見える山肌が新緑色だった 林道終点に着いたが、その先に小径は無かった
    
山頂方向を目指して急斜面に取り付いた 植林地を登るようになって少しは楽になる 足下でイカリソウが咲いていた
   
下生えが茂っていることもあった 小ピークに着いてそこに見たのは登山道だった 後は登山道を歩いて行くだけだった
     

 ようやく新緑を楽
 しむ余裕が出て
 きた 10分と歩
 かず山頂が目前
 になった




 猫山の山頂に立つ
 周囲はすっかり雑
 木が囲んでおり、
 猫の額ほどの広さ
 だけ開けていた



     
パートナーを山頂に残して、西から来ていた登
山道を少し歩いてみることにした
西へと向かう登山道は、始めは緩やかに雑木林
の中を続いていた
新緑の木立を見上げる まぶしいばかりだった
   
   
 
 登山道は南へと向か
 い出すと、急坂となっ
 てきた  少し下った
 位置で木に登ってよ
 うやく左の写真の展
 望を得た


    東山を大きく見る
    
山頂に戻ってむりやり展望を求めると、少し東へ登山
道を歩いた位置で、北西遠くに久松山が望めた
下山は登ってきた登山道を最後まで歩くことにした 
登山道は北尾根の上を続いた
尾根の傾斜が増すと周囲は植林地となった まだ若木
のため少し展望が得られた
    
展望を求めて植林の一本に登ってみると、すっきりと北の風景が眺められた 大茅山を大きく見る
      

 植林の尾根を下る
 うちに林道が見え
 てきた

    林道に下り着くと
    登山口はガードレ
    ールの横だったが
    標識は無かった
     
後は猫山林道を歩いて戻るだけだった クサイチゴの花をよく見た 猫山林道の起点が見えてきた