TAJIHM の 兵庫の山めぐり <山口県の山 
 
蕎麦ヶ岳    そばがだけ 556.9m 山口市(山口県)
 
1/2.5万地図 : 仁保/矢田
 
【2023年10月】 2023-191(TAJI&HM)
 
   桜ヶ峠より  2023 / 10

2023年の10月末日より四日の行程で山口県の低山巡りに出かけた。その初日の10月31日は移動日だったが、自宅を9時過ぎに出ても昼頃には山口県に着きそうだった。そこで午後の時間帯でも無理なく登れそうな山を分県登山ガイド「山口県の山」で探ると、蕎麦ヶ岳が一番適しているように思えた。
 中国道をひた走ると予定通り12時過ぎに山口県入りとなり、徳地ICで高速道を離れた。国道376号線から県道24号線、27号線と走り、桜ヶ峠を越えて仁保中ク地区に入ると、北西方向に姿の良い山が望めた。その端正な姿から一目で蕎麦ヶ岳と分かった。登山口に着くと広い駐車場があり、12時40分にスタート出来ることになった。登山道は始めススキやシダが道そばに茂っておりマイナー感があったが、少し進むとその感じは減って、いわゆる易しい登山道となった。登山道は小さな沢に沿って西へとずっと続いており、急坂になることは無かった。登山道の雰囲気も悪く無かった。但し、展望は皆無だった。尾根に着いたのは歩き始めてから38分後で、そこから山頂までは450mだった。尾根歩きとなっても緩やかな道は変わらず、展望が無いことも変わらなかった。また変わらず登山道の雰囲気は優しげだった。520mピークを越すと木々の隙間から山頂が見えるようになり、山頂が近づいて漸く尾根の傾斜が増してきた。それでも急坂と言えるまででは無かった。そして尾根に出てから17分で山頂到着となった。その山頂が着いていきなりの大展望だった。まさに360度ぐるりと眺められた。位置的に山口県の中央であり、周囲は山また山だった。それでも瀬戸の海が眺められたし、山口盆地の市街地も眺められて、山口県に居ることを実感させられた。但し展望が素晴らしだけに、山頂には陽射しを遮る木は無く、強い陽射しをまともに受けることになった。真夏ならちょっと敬遠したくなる山頂ではあったが、もう空気はからっとしており強い陽射しもさほど気にせず展望を楽しんだ。初日にして山口県の山を十分に眺めた思いになれたのは良かった。下山は往路を引き返すのみ。登るのに易しかった登山道は下るとなるといっそうの易しさで、自然林の優しげな佇まいに目を楽しませながらゆっくりと戻った。快晴の空はずっと続いていた。
(2022/11記)
<登山日> 2023年10月31日 12:40登山口駐車場スタート/13:18尾根に出る/13:35〜14:00山頂/14:14尾根を離れる/14:46登山口駐車場エンド。
(天気) 快晴。上空に雲は無く、澄んだ青空だった。尾根の木陰はひんやりとしており、気温は17℃だった。山頂の気温は木陰で20℃で、陽射しは熱かったが、からっとした暑さだった。風は僅かながらあり、ひたすら爽やかだった。視界は十分に澄んでいた。
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蕎麦ヶ岳の登山口標識が現れた 登山口に着くと、広い駐車場があった 駐車場から登山口の方向を眺めた
登山口に入った 自然林に囲まれたごく緩やかな登山道だった 歩くうちにヤブっぽい所が現れた
また易しい道となった 左手は沢だった 棚田跡なのか、石垣を見た
尾根が近づくと、樹林の雰囲気がいっそう良くなった 易しい登山道のままに尾根に着いた 合流点から山頂まで450mだった
尾根歩きに移っても易しい道だった 小さなピークを越えて行く 520mピークを越すと、前方に山頂が見えてきた
山頂手前の鞍部へと下る 山頂への上り坂も緩やかだった 蕎麦ヶ岳の山頂が目前となった

(←)
山頂はそれまでと
は打って変わって
あっけらかんと開
けていた

 (→)
  三等三角点(点名
  ・一貫野)を見る
山頂は360度の展望地だった まずは西から北西にかけてを眺めた 江嶺山の左手前が山口市街だった

東鳳編山を中心に
眺めた
北西から北、北東にかけてを眺めた 山また山の風景だった

上の写真に写る高
羽ヶ岳を中心に眺
めた

ちらりと頂を見せ
ているのは十種ヶ
峰のようだった
北東から東、南東にかけてを眺めた そちらは東向かいの真田ヶ岳が目立っていた

上の写真の右手、
南東方向を眺める
と、そちらで目立
っていたのは大平
山だった

上の写真の右手、
南から南西にかけ
てを眺める

瀬戸の海がうっす
ら見えていた

上の写真に写る右
田ヶ岳の背後に、
うっすらと国東半
島を見る

(←)
南西方向の光る海
は周防灘辺りのよ
うだった

 (→)
  山口市街を眺めた
山頂展望を十分に楽しんだ 下山は往路を戻るのみ 易しい尾根を戻って行く

尾根を離れる位置
まで戻ってきた

優しげな林の中を
戻って行く
思わず広い道に入りそうになったが、標識のおかげで右手の正しい道に入った 登山口に戻ってきた 山頂から46分だった 登山口から東の方向を眺めた 前方の山は真田ヶ岳だった