◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <鳥取県の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大茅山 おおかややま | 664.0m | 鳥取市(鳥取県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 扇ノ山 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2019年5月】 | 2019-81(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国府町栃本より 2019 / 5 |
鳥取市の東部、国府町に大茅山はあり、地図に山名が付く山としてその地域では数少ない山の一つである。なだらかな山容でもあるので登山コースぐらいはあるだろうと思っていたが、大茅山を紹介しているガイドブックは無く、ネットでもコースに関する情報は得られなかった。その大茅山を以前から登ってみたい気持ちがあったが、ヤブ山と想定すると気軽には向かえなかった。それでも一度は登っておこうと地図をにらんで決めたのは、西麓側から国府町と岩美町との境界尾根を辿るルートだった。 向かったのは2019年5月下旬の好天の日だった。ナビに従うと鳥取自動車道を鳥取南ICで降りて、西側から近づくことになった。県道31号線を袋川に沿って東進すると、前方に大茅山がすっきりと眺められるようになった。その西麓側を良く見ると、中腹に林道が走っているのが見えた。その林道を辿ることが出来ればアプローチは簡単ではと思えた。県道31号線に右手から県道37号線が合流すると、その少し先でその県道37号線は今度は左手に分かれた。その岩美町に向かう道に入ると、上り坂となり大茅山の西側を走るようになった。岩美町の標識が見える位置まで来ると、右手に幅広の道が分かれたのでそちらに入って車を止めることにした。その広い道に入るとすぐに大茅山に向かって作業道が始まっていた。その作業道は地図には載っていなかったが、その道をアプローチにして山頂を目指すことにした。作業道の前が空き地になっていたので、そこに車を止めて作業道歩きを開始した。作業道の入口にはクサリが張られており、一般車は入れないようになっていた。その作業道は木材搬出用に作られたようで砂利道だった。始めは南へと歩いたので、これは中腹へと向かわないのかと思っていると、途中で町境尾根の方向へと向かい出したので一安心だった。作業道を倒木が塞いでいるところがあり、長らく使われていないように思えた。作業道は小石が多くあって少しあるき難かったがどんどん進めて、中腹まで来てもまだまだ続いていた。周囲は伐採の跡地で、その後は放置されてるようで灌木程度しか生えていなかった。おかげで登るほどに展望が広がって、南や西になだらかな山並みが眺められた。その作業道は枝分かれ道が多くあり、行き止まりとなることもあった。そのときは引き返して上への向かえる道を辿った。前方が望めるときがあり、どうやら山頂近くまで作業道は続いているようだった。楽に山頂を目指せるのは良かったが、まともに陽射しを受けるので暑さを感じながらの登りでもあった。登るほどに展望が現れて、南東に見えてきた大きな山はは扇ノ山だった。また南も700m台の尾根の背後に見えてきたのは東山のようだった。作業道はどこまでも続いて、漸く終点となったのは山頂直下の位置だった。そこより斜面を10メートルも登れば、クマザサの広がる大茅山山頂に着いた。クマザサ帯は枯れかけており、その中を三角点を求めたがすぐには見つからなかった。そのクマザサ帯のそばに杉林があり、そこに入って一休みしたあと改めて三角点を探すと、杉林のそばで漸く二等三角点(点名・木原)を見た。これで大茅山の山頂に立ったとの思いを持つことが出来、後は杉林で昼休憩とした。樹林の中に入ると自然林も混じっており、雰囲気は悪くなかった。また涼しい風もあって良い雰囲気で過ごせた。その大茅山に山頂展望はほとんど無く、樹間より扇ノ山をちらりと見ただけだった。そこで昼休憩を終えると下山に移った。下山は再び作業道を歩いて登山口へと下りて行った。その作業道下りだったが、枝道が多くあるため道を誤らないように慎重に下った。それでも一度行き止まりとなって斜面をショートカットすることがあった。まずは南西へと下ることを心がけるうちに登山口に通じる作業道を辿れるようになり、無難に登山口へと近づいた。 (2019/5記) |
<登山日> | 2019年5月24日 | 10:46作業道入口スタート/11:45作業道終点/11:48〜12:46山頂/11:49作業道に出る/13:41エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲はほとんど見られなかった。作業道は陽当たりが良く気温は27℃ほどあった。山頂では木陰で気温は21℃だった。風は僅かに吹くだけだったが、十分に涼しかった。空気は爽やかさがあった。視界はうっすらとしており、遠方は霞んでいた。 | ||
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