TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山
 
皆ヶ山    みながせん 1159.4m 真庭市(岡山県)
二俣    ふたまたやま 1083m
 
1/2.5万地図 : 蒜山
 
【2011年8月】 2011-81(TAJI&HM)
 
   蒜山高原より  2011 / 8

 蒜山SAからは雄大な大山と秀麗な蒜山三座が眺められるが、その間に挟まれた皆ヶ山も姿は悪くない。その皆ヶ山を2011年8月のお盆休暇に訪れた。暑い盛りの中で、木陰の楽しめる山としての期待からだった。連日快晴が続いていたが、この日の播州の空は雲が多かった。中国道を山崎ICから入り、西へと走る。高い山には雲がかかっており、途中の佐用町、津山市では雨粒混じりの霧に包まれたので、この日の天気はどうなるのかと思っていると、米子道が近づく頃から青空が広がり出した。米子道に入ると更に良くなり、結局、蒜山に着いたときはすっかり快晴だった。大山こそ山頂を雲に隠されていたものの、上蒜山も皆ヶ山もすっきりと姿を現していた。皆ヶ山を見ながら近づくと、蒜山高原キャンプ場への道が現れ、それを進むと短い時間でキャンプ場に着いた。そこはオートキャンプ場で、ファミリーキャンパーで大賑わいだった。キャンパーの車はテントサイトに止めてあるので、管理棟のそばの駐車場は閑散としていた。そこの標識を見ると、皆ヶ山の登山者はここに止めるようにとあったので、すんなりと駐車する。時計は9時を回っており、もう朝の涼しさは消えていたが、気温は24℃ほどで暑いと言うほどでも無かった。キャンプ場の案内板を見て、キャンプ場の奥が登山口であることを確認する。キャンプ場内の道を辿ると、最奥に給水設備があり、そのそばから登山道が始まっていた。自然林の中を遊歩道と呼べそうな優しい小径が続いていた。緩やかな道で、ずっと木陰の中を歩くので、まさに森林浴だった。ただ風がほとんど無いので、歩くうちにけっこう汗をかくことになった。暑い盛りに汗をかけるのは良いことだと考えながら登って行く。良かったのは周囲の木立にブナが多くなってきたことで、ブナ林と呼べそうな所も現れた。優しい森の風情を楽しみながら歩いていると、弱いながらも涼しい風も吹いてきた。木立が豊かなため展望は悪かったが、木立の空いた所からは上蒜山の見えることもあった。歩くうちに緩やかだった道も、次第に傾斜が増してきた。やがて急坂となって、登りきったピークが二俣山だった。そこに着いて漸く展望が現れた。そればかりで無く、そこには涼しいばかりの風が吹いていた。木陰も多くあり、思わずここで休憩したくなったが、まずは皆ヶ山山頂を目指すことにした。二俣山は少時の休憩をとっただけで、歩を進める。皆ヶ山との鞍部へと下り坂になったとき、前方に皆ヶ山の山頂が見えたと思うと、その左手にいきなりと言った感じで大山が現れた。朝は山頂に雲がかかっていたが、その雲は消えており、鋭い岩肌をくっきりと現していた。展望があったのはそこだけで、また樹林が視界を遮った。すぐに鞍部となり、最後の登りにかかる。けっこう急斜面で、辺りは自然林に笹が混じる風景だった。尾根の傾斜が緩んで来ると、周囲は笹が目立つようになった。笹は青々としており、鹿の食害はあまり受けていないようだった。また高木が減ったため、強い陽射しを受けるようになった。そして右手に上蒜山が眺められるようになった。笹が増えたが、笹は最近になって切られたようで、登山道に被さることも無く、歩くのはスムーズだった。緩やかになった登山道を歩いて、少し開けた所に着くと、そこが山頂だった。西半面は笹と植林が視界を塞いでいたが、東半面はすっきりと開けており、堂々とした姿の上蒜山が間近に眺められた。展望の悪い山頂と聞いていたのだが、意外と良いと言うのが感想だった。展望を良くするために、木が切られたのかも知れなかった。ただ山頂は陽射しがまともに注いでおり、木陰は無く笹の陰があるだけだった。風もあまり無かった。暑さを我慢するのもどうかと思われて、山頂は展望をざっと楽しんだだけで、すぐに二俣山に戻って行った。戻るのは速く、20分ほどで二俣山に戻ってきた。相変わらず涼しい風が吹いており、絶好の休憩場所だった。昼が近くなっていたので、先に昼食を済ませると、後は涼しい風に吹かれながら昼寝を楽しんだ。二俣山で一時間ほど過ごすと、後は優しい登山道を下って蒜山高原キャンプ場へと戻って行った。本当に森林浴の言葉が相応しい登山道で、道の踏み心地も良く、歩いているだけで楽しかった。キャンプ場に着くと、あちらこちらでこの日のキャンパーがテントの準備を進めていた。それにしてもキャンプ場には大勢の人がいるのに、皆ヶ山では誰とも会わなかった。昼の時間を僅かに涼しいだけのキャンプ場に居らず、涼しさを十分に味わえる皆ヶ山ハイキングを楽しまないとは、何とももったいないことだと思いながら、キャンプ場の道を戻って行った。
(2011/8記)(2021/6改訂)
<登山日> 2011年8月13日 9:19駐車場スタート/9:54〜59山頂まで1700m地点/10:37〜47二俣山/11:13〜25皆ヶ山/11:46〜12:47二俣山/13:11山頂まで1700m地点/13:44エンド。
(天気) 快晴。白い雲がぽつんぽつんと浮かんでいた。尾根の気温は24℃ほどながら、あまり風は無かったため涼しさは少なかった。ただ二俣山では涼しいばかりの風を受けた。皆ヶ山山頂は陽射しが強く、気温は28℃まで上がっていた。風もあまり無く、ただ暑かった。視界はまずまず良かった。休憩は風の涼しい二俣山でとる。下山は昼を回ったとあって気温は28℃まで上がってくる。そのため木陰の中と言えども、けっこう暑さを感じた。
<< Photo Album 2011/08/13 >>
蒜山高原に着くと、澄んだ青空が広がっていた 皆ヶ山の東に上蒜山を見る 蒜山高原キャンプ場に着く
     
キャンプ場の駐車場から皆ヶ山を見る キャンブ場の中の道を歩いて行く キャンプ場の一番奥が登山口だった
    
自然林に囲まれた登山道が始まった 森林浴を楽しみながら歩いた 優しげな森の風景が続く
     
木立の切れ目から蒜山高原が望まれた 皆ヶ山まで1.7km  ほぼ中間点だった ブナの木を眼にするようになった
    
右手に視界が開けると、現れたのは上蒜山だった ブナ林が広がるようになった 次第に尾根の傾斜が増してきた
     

 急坂の途中でもブ
 ナ林と出会った

   急坂の先は二俣山
   だった
    
二俣山からは南に向かって展望が広がっていた また涼しいばかりの風が吹いていた
    

 上の写真の星山か
 ら櫃ヶ山に続く尾
 根を大きく見る

   星山を大きく見る
    

 立つ位置を変える
 と金ヶ谷山の右手
 に毛無山が望まれ
 た

   二俣山は小休止に
   とどめて、皆ヶ山
   に向かう
      
皆ヶ山との鞍部へと下りかけたとき、前方に展望が現れた 北西には大山も覗いていた 大山を見ると、烏ヶ山が重なっていた
     
皆ヶ山との鞍部に着く 急坂登りとなった 周囲の笹は少し刈られていた この登りでも、優しげな自然林を眼にする
    

 山頂が近づいて登
 山道は緩やかにな
 った

  皆ヶ山の山頂に着
  く陽射しをまとも
  に受けて、けっこ
  う暑かった
            
山頂に立つと東から南にかけて展望が広がっていた
     

 富栄山の尾根を大
 きく見る

   霰ヶ山を大きく見
   る
      
アゼチの左手には日本海が眺められた 間近のアゼチを大きく見る 上蒜山の左手に下蒜山が山頂を覗かす
    
陽射しの強さにパートナーは笹の陰に隠れて休む 皆ヶ山山頂を離れて二俣山へと戻って行く 山頂近くから蒜山高原を望む
     
二俣山との鞍部へと急坂を下る 登山道にヤマジノホトトギスをよく見た 二俣山が近づいて、ブナの大木を見る
   
二俣山に戻ってくる 空の雲は増えたようだった 木陰に身を横たえて、暫し昼寝を楽しんだ 大山の見える位置に戻って、午後の大山を見る
    

 大山の右手を見よ
 うと立つ位置を変
 えると、矢筈ヶ山
 が望まれた

   矢筈ヶ山の右手に
   は甲ヶ山の山頂も
   見える
    
二俣山を離れて急坂を下るとき、皆ヶ山を見る 急坂が終われば、もう優しい道を歩くだけだった ひたすらのんびりと下った
     
周囲は緑の壁紙だった 登山口が近づいた 蒜山高原キャンプ場を抜けて駐車場に向かう
    
帰路に蒜山高原SAより立ち寄った 展望台か
ら大山を見ると、雲に半分ばかり隠されていた
皆ヶ山を見ると、その上空にはすっかり雲が広
がっていた
北東の蒜山三座の上空にも雲が広がろうとして
いた