TAJIHM の 兵庫の山めぐり <鳥取県 
 
陣鉢    じんぱちやま 1207m 若桜町(鳥取県)
 
1/2.5万地図 : 若桜
 
【2020年4月】 No.4 2020-58(TAJI&HM)
 
    「響きの森」に近い国道482号線上より  2020 / 4

 6年ぶりに陣鉢山に向かったのは2020年4月の第一土曜日のこと。新型コロナウィルスの拡散が心配される最中だったが、ほぼ人の訪れは無いと思われる陣鉢山なら感染の心配は無いと考えて出かけた。例年ならまだまだ雪の多い季節なのだが、氷ノ山に雪は残っていても陣鉢山には無いと想定して、雪に対する備えをせずに向かった。この予想は当たっており、舂米集落には雪の欠片も無く、集落から眺めた陣鉢山は山頂にちらりと雪を見るだけだった。当然車道に雪は無く、国道482号線を県境位置まで走ると、そこから分岐する東因幡林道の入口に駐車とした。そして林道歩きで陣鉢山登山を開始した。林道の雪もすっかり消えており、ごくスムーズに歩けた。林道は一般車は通行止めなのだが、倒木や土砂崩れがあり、車の通行は無理なようだった。歩くうちに前方に陣鉢山が見えるようになり、その陣鉢山の東肩に近づいた。東因幡林道はごく緩やかな林道で、林道入口と陣鉢山東肩にある登山口との標高差は僅か60mほどでしかなかった。その登山口まで林道入口から65分だった。前回2014年のときはずっとスノーシューで歩いており80分かかっていたので、やはり時間を短縮して登山口に着いたようだった。登山口からすぐに尾根に取り付いて尾根歩きに移った。尾根にははっきりしないまでも尾根道があり、少しヤブっぽいと感じる程度で歩いて行けた。緩やかな上り坂が続き、1123mピークに近づいて少し傾斜が増してきた。そこまでの尾根上に雪はほぼ見なかった。1123mピークからは南の方向へと歩くようになり、行く手に山頂が望めるようになった。鞍部を過ぎて急坂登りとなり、その急坂が緩む頃よりコース上に漸く雪を見るようになった。そして山頂が間近となって雪をずっと踏むようになったが、固い雪とあって無理なく歩けた。山頂到着は東尾根の登山口より50分後だった。山頂の雪は少なく休むには問題無かった。前回と比べて北面側の木々は少し減ったのか、扇ノ山と青ヶ丸の並ぶ姿が木々に邪魔をされることもなく、すっきりと眺められた。その山頂では冷たさのある西風を受けたので、それを少々我慢しながら休むことになった。そのため休憩は25分ほどで切り上げて下山に移った。下山は単純に往路を戻るのみ。この帰路では林道歩きに入ったとき、少しばかりフキノトウ摘みを楽しんだ。数は少なかったが一食分程度は摘むことが出来た。この日の陣鉢山登山は、山頂での休憩時間を除くと4時間ほどだったので、無雪期ともなればけっこう易しく登れるようだった。
(2020/4記)
<登山日> 2020年4月4日 9:22東因幡林道入口スタート/10:27陣鉢山東肩登山口/10:50[1123m]ピーク/11:16〜41陣鉢山/12:00[1123m]ピーク/12:20東肩登山口/13:35林道入口エンド。
(天気) 午前の空は快晴だった。雲は僅かに見るのみ。林道では陽射しを受けていると17℃ほどあり暖かかった。山頂の気温は木陰で9℃だった。西風があり冷たい風だった。視界は少しうっすらとしていた。下山時は少しずつ雲が増えてきて、空の七割ほどまで広がってきた。
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雪は全く無いとあって、国道482号線を県境の位置
まで走った
県境位置から始まる東因幡林道は通行禁止だった そ
こで入口の位置に車を止めて歩き出した
林道標識は路上に落ちていた
林道上にも雪は全く見られなかった 周囲の木々はまだ冬姿だった 前方に陣鉢山の姿が見えてきたが、まだまだ遠かった
林道はほぼ平坦な道だった 周囲の木々にはブナの木も 暫くは気楽な林道歩きだったが
歩くうちに土砂崩れの所が現れた そこは少し展望があって、南南東に三ノ丸を見た 土砂崩れの少し大きい所が現れた

そこも南東方向に
展望があって氷ノ
山と赤倉山の並ぶ
姿を見た

氷ノ山の山頂を
大きく見る
また前方に陣鉢山を見るようになった また崩壊箇所が現れた 倒木が林道を塞いでいる所もあった

陣鉢山が近くなっ
たとき、すっきり
と見るようになっ

山頂を大きく見
ると、雪が残っ
ているのが分か
った
水溜まりでヒキガエルがじっとしていた 北へと歩いて行く 陣鉢山の東尾根を横切る位置まで歩いてきた
そこが陣鉢山の登山口だった 登山口に入ると、赤テープを追って尾根に向かった すぐに尾根に出ると、西へと尾根筋を辿った
ヤブっぽいながら細々と尾根道が続いていた 北に見えていたのは扇ノ山だった ササが枯れている所を通った
前方に見えてきたのは1123mピークだった ブナの林を見ながら1123mピークへと登って行く 1123mピークに着いた
1123mピークから山頂を眺めた 1123mピークからは南に向かった 鞍部へと下る 鞍部で大きなブナのそばを通った

東の方向に展望が
現れて、氷ノ山か
ら北へと続く尾根
が眺められた

やや痩せ尾根を
歩いて行く
上り坂となってブナ林を登った 漸く登山道上に雪を見るようになった ときおり雪を踏みながら急坂を登った

急坂を登り切ると
西へと向かった

山頂が間近とな
った

陣鉢山の山頂に着
いた

山頂一帯は地表
が広く現れてい


西側から山頂を眺
めた

北面側は雪が多
く残っていた
雪の上に立って扇ノ山と青ヶ丸の並ぶ姿を見た 左の写真の右手を見る
上の写真に写る扇ノ山を大きく見る 青ヶ丸の背後に仏ノ尾がちらりと見えていた 南の方向は木々の間から「くらます」が望めた
山頂の木に、山名が書かれた紙が巻かれていた 山頂での休憩を終えると、往路を引き返した 東の方向に見えていたのは鉢伏山だった
まずは東へと歩いて行く 北に向かっての急坂に入ると、前方に青ヶ丸を見た 鞍部を歩いているとき前方に1123mピークを見る
1123mピークまで戻ってきた 午後の光で三ノ丸辺りを眺めた 前回迷い込んだ北尾根の入口にはロープが張られていた
正しく東尾根を下った 午前と違って、上空に雲が増えてきた 南東に「響の森」と「氷太くん」を見た
登山口に戻ってきた 林道歩きに移った 陣鉢山の左手後方に、東山がチラリと見えていた
平坦な林道歩きが続く 東山の姿をすっきり見ることがあった 小さな鹿の角が落ちているのに気付いた

この林道歩きで展
望地に来ると、午
前よりも明るく氷
ノ山が眺められた

赤倉山も明るい
姿だった
上空に雲が増えたことで陰った中を歩くことが増えた 登山口に止めている車が見えてきた 午後の光で改めて登山口を眺めた