TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山鳥取県境の山 
 
那岐山   なぎさん 1255m 智頭町(鳥取県)
奈義町(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 大背
 
【2019年7月】 No.8 2019-104(TAJI&HM)
 
     松神神社の近くより  2019 / 7

 那岐山は春秋の季節以外にも雪山として魅力があるので冬にも関心が向かうが、梅雨のシーズンはやはり敬遠したくなる。その梅雨どきに那岐山に向かったのは2019年7月初旬のことだった。5日の金曜日だったが、天気予報で晴れの予報となったのを見て、平日にのんびりと那岐山を登るのも悪くないと思えて出かけた次第だった。
 その5日の播州南部は薄晴れで朝を迎えた。中国道に入り西へと向かってもまだ薄晴れの空だった。そのうちに良くなってくるだろうと思っていると、逆に空は薄曇りとなり青空の広がる気配は無かった。岡山県に入り那岐連山が見えてくると、何と山稜はガスに隠されていた。どうやら天気予報は外れたようだった。それでも美作ICで降りて奈義町に入る頃には稜線のガスは薄れ出していた。これはいずれ消えるだろうと思えて一安心だった。BCコース登山口に近い第3駐車場に着くと、平日だと言うのに10台ほどの駐車スペースはほぼ満車状態で、残ったスペースに何とか車を滑り込ませた。この日の往路コースとしたCコースは何回も登っているので、その登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。まずは人影の無い登山道をのんびりと登って行った。その登る途中ではや下山してくる人と何度かすれ違ったが、どうやら蒸し暑い季節なので早朝登山にしたと思われた。その蒸し暑さは途中までは感じられたが、大神岩辺りまで来ると涼しい風も現れてときおり小休止をとる程度で登って行けた。そのCコースだが前方で機械音が聞こえてきた。それは登山道でクマザサを刈る作業が行われていたためで、その作業者には1240mピークで追いついた。もう山頂まで300mほどの距離だった。やはり稜線のガスは消えており、西には滝山が望まれた。但し北の空も南の空もガスは残っており、そちらはごくうっすらとした視界だった。1240mピークを離れると緩やかに下り、そして避難小屋のそばから山頂へと最後の登りにかかった。山頂に着いたのは12時前のこと。駐車場からだと2時間ほど経っていた。その山頂には誰もおらず、静かな中で過ごせることになった。山頂には前回には見なかったベンチが三つ置かれており、そのベンチを独占することになった。軽く昼食を済ませた後はベンチの上で体を横にした。ほのかな風は涼しさがあり、少時寝入ってしまった。山頂で休んでいたのは1時間ほど。漸く次の登山者があらわれたのを潮時として下山開始とした。下山は予定通りBコースを目指した。Bコースをずっと歩くのは12年ぶりだった。山頂から東へと10分少々ほど主稜線を歩くと標識が現れて、あっさりBコースに入った。どんどん下ると主稜線を離れてから34分で林道に下り着いた。その林道を横切って下りを続けるが、そこからは前回と同じ下山コースとなった。沢音が聞こえるようになり、その沢に沿って歩くと林道から47分でBCコース合流点に戻ってきた。もうそこから駐車地点までは7分の距離だった。
(2019/7記)
<登山日> 2019年7月5日 9:51第3駐車場スタート/10:00BCコース分岐点/10:12林道を横切る/10:54大神岩/11:45点名・名義山/11:55〜12:49山頂/13:01Bコースに入る/13:35林道を横切る/14:22BCコース分岐点/14:29エンド。
(天気) 曇り空。ガス雲の広がる空で、ときおりガスが薄れて柔らかい陽射しが現れた。山頂の気温は20℃。風はほとんど無かったが、ときおり吹いてくると、ひんやりとして快かった。視界はうっすらとしていた。
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那岐山に近づく頃も、山稜にはガスが見られた 平日なのに第3駐車場はほぼ満車状態だった 駐車場で前回に見なかったコース案内図を見る
蛇渕の滝コースを右手に見た 林道を歩いて行く 緩やかな上り坂だった BCコースへのが右手から始まった
この日歩くCコースは山頂まで3.1kmだった 登山道に入った 石の多い道だった BコースとCコースに分かれた 予定通りBコースへ

まだ石ころが少し
多くて歩き難さが
あった

林道を横切ること
になった そこま
で来ている車を見

Cコースの登りを続ける 山頂まで2.5kmだった 周囲は植林地だった 檜皮葺のために樹皮が剥がされている林があった
易しい道に変わってきた 稜線が望めると、ガスは消えていた 水場が現れて、パートナーが飲んでいる
登山道はつづら折れの道となって斜面を登った 周囲にササを多く見るようになった すっかり周囲は自然林だった
大神岩の前に着いた 標高1000m地点だった 大神岩に上がってみた ガスがかった視界で、麓はごくうっすらとしていた
南東方向を見る 遠くはごくうっすらと日名倉山が望めた  大神岩からは北西方向へと尾根歩きに移った

尾根はごく緩やか
だった

図根点が現れた

山頂まで1.1kmだ
った
北へと向かうようになった ごく平坦な所があった 八合目の標識を見た 次第に登山道の傾斜が増してきた
山頂まで600mの標識を見る ヤマツツジの花を多く見るようになった ササ刈りが行われているようで、前方で機械音がした
前方にササ刈り作業をする人が見えてきた 山上に出たようで、登山道の傾斜が緩んできた 右手に山頂が望めるようになった
主稜線に合流した 三角点ピークは目前だった 西を見ると滝山が姿を見せていた 三角点ピークに着くと、作業者が休んでいた
三角点ピークから山頂方向を望んだ 山頂へと向かって行く

避難小山で歩いて
きた

最後の登りにかか
った
那岐山の山頂に着いた 前回に見なかったベンチを三つ見た 山頂を示す標石を見る


山頂から北の方向
を見る うっすら
とした視界ながら
三国山まで望めた

(←)
上の写真に写る
籠山を大きく見


 (→)
  西の方向を眺め
  た
尾根にはガスがかかったり消えたりを繰り返していた 1時間の休憩を終えて、尾根を東へと向かった 最初はごく緩やかな道だった
少し東に進むとはっきりと下り坂になった 前方に展望が開けてきた
うっすらとながら東の山並みが眺められた 南東にはAコースが通る1009mピークが見えていた

(←)
山頂まで500m
の標識が現れた

 (→)
  その標識の先でB
  コースへの分岐点
  が現れた
Bコースに入った ササに囲まれた道を下って行く 登山口まで2.6kmの標識を見た
袴ヶ山を見ることがあった 下るうちに登山道はマイナー感が出てきた 1009mピークは仰ぎ見るようになった
南西方向へ下るようになった 林道に下り着いた Bコースは林道を横切って南西へと向かう
山頂から2kmを歩いてきた 登山口まで1.5km 水場が現れて、ここでもパートナーは飲んでいた 五合目が現れると、沢を横切った
植林地の斜面をトラバース気味に下った 右手は沢となった 沢に滝を見ることがあった
名木ノ城跡への道が分かれたが、寄り道せず直進した 小橋を渡った 登山道は遊歩道のような道となった
BCコースの合流点まで戻ってきた 登山口を出て林道に入った 駐車場に着いた