TAJIHM の 兵庫の山めぐり <岡山県の山 
 
駒の尾山    こまのおやま 1280.5m 西粟倉村・美作市
(岡山県)
 
1/2.5万地図 : 西河内
 
【2023年8月】 No.12 2023-143(TAJI&HM)
 
     ベルピール公園の駐車場より  2023 / 8

 駒の尾山を易しく登ろうと考えると岡山県側からとなるが、その岡山県側の易しいコースとして東粟倉コースと西粟倉コースの2コースが思い付く。どちらも林道を走って標高を稼ぐことになり、その一つの東粟倉コースの登山口は標高850mだった。2023年は梅雨が明けると猛暑の日が続いた。そのため暑さを我慢しながらの登山を多くすることになった。猛暑はお盆休暇に入っても続いており、そこでお盆休暇の二日目、12日はさほど暑さを気にせず登れる山に向かおうと考えた。そのとき思い付いたのが駒の尾山の岡山ルートだった。
 12日の播州の空は少し雲が多いと思われたが、快晴とは言えそうだった。その空は岡山県に入ると更に雲が多くなっており、何とか晴れと言える程度になっていた。国道429号線から後山キャンプ場への道に入ると、その途中で駒の尾山登山口に向かえる支林道が分かれた。支林道に入ると道は細くなったが、舗装路とあってスムーズに進めた。その支林道の終点が近づいたとき登山口標識が現れた。登山口の近くに路肩が広くなっている所があり、すんなり駐車出来ることになった。登山口に入ると登山道に水が流れていたり段差の大きな所もあってマイナー感を感じられたが、尾根筋に出ると緩やかなゆったりとした道となり、易しく歩けるようになった。また船木山のコースと同じく丸囲みの数字で表した合目の標識を見るようなった。途中植林地もあったが、概ね自然林に包まれての登りだったため、展望は無いものの森林浴を楽しむと言った雰囲気があり、良い感じで登れた。また尾根の気温は24℃と思っていた以上に涼しさがあったのは有り難かった。その自然林の尾根は標高1200m辺りまでで、いきなりと言った感じで樹林帯は終わってその先は草地の登りとなった。陽射しに明るい登山道を見て、これは厳しいと思っていたところ、すぐに雲が広がって陽射しを遮ってくれた。おかげでまた暑さを気にせず登れることになった。樹林帯を抜け出したため展望は良く、右手に船木山、日名倉山を見ながらの登りだった。山頂が目前になると左手から西粟倉コースが合流した。そして登山口から64分での山頂到着となった。その山頂に誰もいなかった。陽射しを遮るものの無い山頂が嫌われたのかも知れなかった。上空は雲が広がっていたおかげで、陽射しを受けずに山頂展望を楽しめることになった。東に後山、西に那岐山をすっきり見る山頂は、相変わらずの好展望地だった。その山頂も程なく青空が現れて来ると一気に暑くなってきた。そこで東の方向に少し下った所にある避難小屋に移動した。小屋の中は25℃ほどだったので良い感じで休めたが、入口の扉を開けていると虫がどんどん入ってきたので、慌てて閉めることになった。その小屋での休憩を終えると山頂へと戻った。山頂は陽射しに照らされていたが、そこに数人のハイカーを見た。やはり駒の尾山は誰かは登って来るようだった。もう十分に休んでいたので、すぐに下山に移った。下山はすんなりと往路を戻るのみ。その下山中に上空の雲は更に増えてきて、ほぼ陽射しを受けずに下ることになった。下山は速く、46分で登山口に戻ってきた。上空はすっかり曇り空になっていた。その帰路に遠くから駒の尾山を眺めようと日名倉山中腹にあるベルピール公園に立ち寄ったところ、駒の尾山だけでなく後山の上空まですっかり黒い雲が広がっていた。但し雲の多いのは後山辺りだけで、那岐山の方向は青空が広がっていた。
(2023/9記)
<登山日> 2023年8月12日 9:58東粟倉コース登山口スタート/10:06一合目/10:34四合目/11:02〜12:22山頂(避難小屋を含む)/12:43四合目/13:02一合目/13:08登山口エンド。
(天気) 晴れ。雲の多い空で、陽射しの消えているときが多かった。気温は登山口で27℃、尾根の途中で24℃、山頂は26℃だった。避難小屋の中は25℃だった。山頂では風は少なく、ときおり受ける程度だった。視界は良かった。
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駐車地点から東粟倉コースの登山口を見た 登山口に入った 登山道は中国自然歩道でもあった 登山道はややマイナーな感じで始まった
歩き難い所もあったが すぐに易しく登れるようになった 尾根方向に向かう 一合目の標識を見る そこまで登山口から10分だった
尾根歩きとなって、自然林がきれいだった いかにも自然歩道と言った雰囲気の中を登って行く 途中、植林に囲まれた小径を登った
四合目の標識を見る そこより北に向かうようになった 易しい道が続く 自然林の下は涼しく、気温は24℃だった
前方が明るくなってきた 樹林帯を抜け出した そこは六合目だった 一気に暑くなって厳しいと思ったが
すぐに上空に雲が広がって、暑さを感じずに登れるようになった 右手に展望が広がって、それを眺めながら登った
山頂が近づいてきた 山頂直前で西粟倉コースが合流した 駒の尾山の山頂に着いた
山頂から東の方向を眺めた クリアな視界ではなかったが、悪くはなかった
北の方向は来るたびに展望は狭まっているようだった 立つ位置を変えて左の写真の右手を見る

登ってきた方向を
見る 星祭山が目
立っていた

星祭山を大きく見

山頂で休むうちに陽射しが広がってきた 山頂の三角点は二等三角点(点名・大茅)だった

(←)
陽射しを避けるた
めに避難小屋に向
かった

 (→)
  左の写真に写る三
  室山を大きく見る
鍋ヶ谷山に光りが当たった 避難小屋の前に着いた 避難小屋で休憩していたのは10分ほどだった

山頂に戻るときは
陽射しを受けなが
らだったが

山頂に戻ると、す
ぐに雲が広がって
きた

日名倉山を見ると
ベルピール公園に
のみ光りが当たっ
ていた

西の方向を眺めた

視界が良ければ天
狗岩の背後に大山
が見えるはずだっ


(←)
下山は往路を戻っ


 (→)
  樹林帯に入るまで
  は展望を楽しみな
  がらだった

(←)
日名倉山と郷鴫山
の並ぶ姿を見る

 (→)
  船木山が明るくな
  っているのを見る
樹林帯に入ってアセビの茂る所を通った 陽射しが消えた中での尾根歩きだった 少し尾根筋から離れた所を歩いた
下りを続けていると、陽射しの現れることがあった 大きなウロを見た 易しい尾根歩きが続く
二合目標識を見る 林道が見えてきた 登山口に戻ってきた