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TAJIHM の 兵庫の山めぐり <香川県の山)> 
 
高無防山    たかんぼうさん 199.2m 丸亀市(本島)
遠見山      とおみやま 101m
 
1/2.5万地図 : 本島
 
【2024年3月】 2024-42(TAJI&HM)
 
   与島PAより  2024 / 3

 丸亀港から渡れる島として本島と広島があり、どちらもハイキングコースがあって分県登山ガイドに紹介されている。この二島のハイキングを楽しもうと向かったのは2024年3月8日のことだった。その日は島には渡らず、翌日の9日になって向かったのは本島だった。ガイドブックには遠見山と八ヶ峰の二山が紹介されていたが、遠見山に近い位置に高無防山があり、その名に惹かれたことと三角点ピークであることから、遠見山と高無防山の二山を登ることにした。但し高無防止はヤブ山のようだった。
 この日の天気予報は朝こそ晴れだったが、10時頃には曇り空に変わると予想されていた。その天気予報通りに丸亀市の朝の空は快晴だった。本島行きの船は朝早いうちに二便あり、三便目は少し遅く丸亀港を10時40分発だった。その三便目に合わせるべく丸亀市内のホテルをチェックアウトぎりぎりの時間に出た。グループで島に向かう人もいて、フェリーはまずまずの賑わいだった。快晴の空はまだ続いており、戦場からは朝の光に照らされた瀬戸大橋が眺められた。その晴れていた空は乗船中に天気予報通り曇り空に変わってきた。下船すると、ガイドブックの紹介コースで遠見山を登ろうと、始めに海沿いの車道を左回りで歩き始めた。本島小中学校の前を通り、塩飽勤番所の前を通った。島の東海岸側を歩くようになると、常に瀬戸大橋を眺めながらとなった。小さな島を走る車は少なく、静かな車道歩きだった。本島に関しては特に情報を持たずに来たのだが、笠島地区に入るとそこは「重要伝統的建造物群保存地区になっていた。江戸後期から続く古い家並みが見事に保存されており、ちょっと感銘を受けた。その頃には一時的とは思われたが、青空が戻っていた。おかげで明るい中で町並みの散策を楽しめた。その笠島地区の中から遠見山への登山道が始まっていた。あまり歩かれていないようで一部はヤブっぽくなっていたが、急坂は無く、まずは無難に登って行けた。中腹まで登ると一度林道に合流した。長徳寺から来ている道で、港からは近道となるコースだった。合流点の近くにはトイレが作られており、遠見山の散策コースのために作られたと思われた。その遠見山の散策路はすぐに林道から分かれた。ほぼ丸太の階段道になっており、入口から山頂まで200mだった。その易しい遊歩道を登っていると、途中に「おやみ堂」があり、また展望岩もあって変化のあるコースだった。「おやみ堂」へ寄り道したこともあって、登山口から8分かかって山頂に到着した。山頂には東屋が建っており、そこは瀬戸大橋の展望台でもあった。昼になっていたので東屋で昼食とした。その昼休憩をしているうちにまた上空に雲が広がってきた。山頂で休んでいたのは17分ほど。次は高無防山だった。登山口まで戻ると林道を更に北西へと歩いた。緩やかな上り坂で高無防山に近づいた。その高無防山へは点の記を参考にして東斜面に取り付くつもりだった。ただ地形図を見ると南東尾根にも興味があった。その南東尾根の位置まで来たとき、どうもヤブの尾根を長く歩く必要がありそうに思えて取り付くのを諦めた。実際はそこに目印テープがあり登山道が始まっていたのだが、そのときは見落とすことになった。東斜面側まで林道を歩くと、そこに目印テープを見た。そこが取り付き地点だと直感して。ヤブの斜面に取り付いた。後は山頂を目指してヤブコギで登って行くのみ。ヤブと言っても軽いもので、シダが現れてもきつくはならなかった。それでもどうしても歩き易い所を選んで登るため、山頂から見て100mほど北の位置に出ることになった。後は北尾根を登って山頂到着となった。三等三角点(点名・高無坊)を見るものの、周囲はすっかり樹林が囲んでおり、展望は全く無かった。その山頂で登山道が有ることに気付いた。南東方向から来ており、どうやら南東尾根に登山道が付いていたようだった。そこで下山は登山道を下って行くことにした。ヤブっぽい登山道だったが、道ははっきりしていたため外すことは無かった。下るうちに前方に展望が現れて、与島の方向が眺められた。そして13分ほど歩いて無難に林道に下り着いた。合流点には標識こそ無かったが、赤テープが付いていることに気付いた。その林道に立ったときは13時35分だった。次の船は14時20分発だったので、何とか間に合いそうに思えた。その船を逃すと次の船は3時間後だった。そこで少し早足気味に林道を歩いて泊港を目指した。長徳寺への道に入り、島の外周路に合流すると塩飽勤番所の前を通ってひたすら早足気味に歩いた。おかげで港には14時15分に着けて、ぎりぎり乗船に間に合った。
(2024/3記)
<登山日> 2024年3月9日 11:18泊港スタート/11:53笠島景観地区/12:13登山道に入る/12:21遠見山登山口/12:29〜46遠見山/12:54遠見山登山口/13:13高無防山の東斜面に取り付く/13:22高無防山/13:35高無防山登山口/13:48長徳寺コース分岐点(トイレ)/14:10泊港エンド。
(天気) よく変わる天気だった。晴れから曇りと変わり、雨がぱらつくことがあった。笠島地区に入ると晴れの空に戻った。それも遠見山までで、曇り空に変わると少し雨粒が落ちてきた。曇り空は高無防山の山頂に着くまで続き、下山に移る頃より徐々に天気は良くなった。麓に着く頃には快晴となった。曇っているときの気温は10℃ほど。遠見山の山頂は12℃で、高無防山では10℃だった。風はあったが強くは無かった。視界は良かった。
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前日に瀬戸中央自
動車道の与島PA
より本島を眺めた
(3/8)
この日は10時40分発のフェリーに乗り込んだ 乗船中に丸亀港の方向を眺めた 進行方向は牛島が本島を隠していた
本島が近づいて、瀬戸中央自動車道を見るようになった 上空は曇り空に変わってきた
本島の泊港に着いて、フェリーを下船する 島の外周路を左周りで歩き始めた アートの島らしく、民家の庭先にもオブジェを見た
本島診療所の前で右に折れた 集落を抜けて行く 本島小学校と本島中学校は同じ敷地だった
すぐに名所の塩飽勤番所が見えてきた 塩飽勤番所を正面から眺めた 遠見山への近道が現れた 長徳寺を通るコースだった

近道に入らず直進
すると、北に高無
防山と遠見山の並
ぶ姿が眺められた

新在家港に出ると
瀬戸大橋が眺めら
れた
北へと向かって行く 右手に瀬戸大橋を見ながら歩いた 道そばに石仏を見る
磨崖仏も見た 北の風景を見るようになった 岡山は晴れていた 笠島地区に入った
笠島地区は重要伝統的建造物群保存地区だった 保存地区に入ると、ちょうど陽が射してきた 明るい中で保存地区を散策した
江戸時代にタイムスリップした気分になれた 一度港に出て、遠見山への道を地元の人に尋ねた 遠見山に通じる通りに入った
遠見山の標識を見た こちらの標柱は「遠見山展望台」だった 南へと歩いて行く
振り返ると瀬戸大橋が眺められた 登山道に入った 緩やかな登山道だった
長くも歩かず林道に合流した そばにトイレを見た 林道は長徳寺から来ている道だった 遠見山を目指して西へと歩いた
登山口(遠見山遊歩道入口)が現れた  遊歩道は丸太の階段道だった 「おやみ堂」への小径が分かれた
「おやみ堂」に立ち寄ると、岩の下に小さな祠を見た 遊歩道に戻ると展望地が現れたが、山頂を目指した 山頂の東屋が見えてきた
展望台の名が付く通りに瀬戸大橋の展望台だったが、木々の生長ですっきりとした展望でも無かった 北の空は曇り空に変わってきていた
上の写真に写る岩黒島の方向を眺めた まだ山頂は明るかった 東屋で昼休憩とした

与島の北隣の島が
羽佐島だった

左の写真に写る大
槌島を大きく見る

遠見山から高無防
山を見上げた

山頂からは南の方
向も眺められた
山頂からも改めて飯野山を眺めた 牛島の右手後方に善通寺市を囲む尾根が眺められた
遠見山での休憩を終えると、登山口へと引き返した この下山では途中の展望台に立ち寄って、南の風景を眺めた
展望地からは高無防山も眺められた 遊歩道に戻って下りを続けた 登山口(遠見山遊歩道入口)に戻ってきた
林道歩きに戻って北西へと歩いた 前方は高無防山だった 北に向かうようになった 高無防山の東斜面側まで歩くと、赤テープを見た そこから斜面に取り付いた
軽いヤブコギで登って行けた どうしても歩き易い所を選ぶようにして登った シダヤブが現れたが、きつさは無かった
灌木ヤブを抜けて行く 北尾根に合流した 北尾根を歩いて山頂に向かった 易しい尾根だった

高無防山の山頂に着
いた

少し開けていたが、
展望は無かった

三等三角点(点名・
高無坊)を見る
山名標識を見た 周囲はすっかり樹林が囲んでいた 南東方向に登山道を見た 赤テープも付いていた
その南東尾根コースに入った 細々とした小径だった 軽いヤブコギになっても、小径ははっきりしていた 下る先に見えたのは北備讃瀬戸大橋だった

(←)
下るうちに更に広
く瀬戸大橋が眺め
られた

 (→)
  登山道のそばに祠
  を見た
はっきりとした道となって林道に近づいた 林道に下り着いた 振り返ると大きな木に赤テープが巻かれていた
遠見山登山口の方向へと戻った 遠見山登山口の前を通って更に東へと向かった 笠島コースの分岐点まで戻ってきた
長徳寺コースに入った 雑草に囲まれた石仏を見た 麓に下りてきた

この港への帰路で
も高無防山と遠見
山の並ぶ姿を眺め
たが、上空はすっ
かり快晴だった

塩飽勤番所の前ま
で戻ってきた
港が見えてきた 就航の5分前に港に到着した 14時20分発の連絡線に乗り込んだ