TAJIHM の 兵庫の山めぐり <香川県の 
 
王頭山    おうとうざん 311.8m
 
心経山    しんきょうざん 213m
   
丸亀市(香川県広島)
1/2.5万地図 : 讃岐広島
 
【2024年3月】 2024-43(TAJI&HM)
 
   《王頭山》  フェリー上より  2024 / 3 《心経山》  王頭山の近くより  2024 / 3

 2024年3月上旬に実施した塩飽諸島の山行は、初日の9日は本島の遠見山、高無防山を登り、二日目となる10日に向かったのが広島だった。広島は塩飽諸島最大の島で、別名さぬき広島とも呼ばれているようだった。その広島の山が分県登山ガイドに紹介されており、それが王頭山だった。ガイドブックではその王頭山のみのコースとなっていたが、ネット情報を見ると西隣の心経山とセットで登られているのがほとんどだったので、こちらも二山を登るコースを歩くことにした。
 この日は快晴。天気予報では終日続くようだった。丸亀港9時25分発のフェリーに乗ると、広島の江の浦港には10時過ぎに着した。まずは王頭山を目指して西へと向かった。広島小中学校の手前まで来ても王頭山の標識は無く、そこから北へと向かうと漸く王頭山の標識が現れた。標識は点々とあり、西に向かうようになると「レキの墓」の前を通った。更に西へと向かうと登山口標識が現れて、スムーズに登山道に入った。登山道は自然な山道で、急坂は無く良い感じで歩いて行けた。登るうちに展望が現れて、南の風景が眺められた。シダの茂る所もあったが、道ははっきりしていた。次第に登山道の傾斜が増してきて、王頭山の北尾根を登るようになった。山頂が近づくと緩やかな道となり、展望地も現れた。山頂まで100mほどとなったときに現れたのが王頭砂漠だったが、そのときはちらりと見るだけで山頂を目指した。程なく着いた王頭山の山頂は二等三角点(点名・広島)を見るものの、周囲をびっしりと樹林に囲まれて展望は欠片も無かった。そこで王頭砂漠に戻って、そちらで休憩とした。王頭砂漠ではその得意な地形と共に展望も楽しめた。休憩後再び山頂に立つと、足を止めずに心経山に向かった。心教山への道も標識は点々とあって、道を外れる恐れは無かった。途中に280mピークがあり、そこで市井コースが分かれた。とにかく標識のままに歩くと左手に甲路コースが分かれる分岐点が現れ、スムーズに心経山への上り坂に入って大師堂の前に出た。その大師堂を抜けて更に南へと細道を進むと、大岩が重なる所に出た。そこが心経山の山頂だった。一見登り難そうな岩場だったが、慎重に登ると特に危険なこともなく岩の上に出ることが出来た。そこが素晴らしい展望地だった。王頭山でも好展望地はあったが、更に秀でた展望地で、海の風景だけでなく見上げるようにして眺める王頭山の姿も良かった。気温は低めながら陽射しの暖かさがそれを相殺しており、良い感じで休むことが出来た。30分ほどの休憩を終えると分岐点まで引き返し、甲路コースに入った。ひたすら緩やかな下り坂で、山頂から20分ほど下ればれば登山口に着いて、その先で車道に合流した。すぐに民家が現れて程なく海沿いの車道に出た。近くにバス停がありバス便があればと見たが、都合の良いバス便はその時間には無かった。そのため後はひたすら海沿いの車道歩きだった。それも対岸の山並みを眺めながらだったので、退屈さは無かった。それでも江の浦港に着くまでに80分ほどの車道歩きをすることになり、更に港の待合所で次の船便まで2時間半待つことになった。
(2024/4記)
<登山日> 2024年3月10日 10:05江の浦港スタート/10:20レキの墓/10:28王頭山登山口/11:08王頭砂漠/11:13王頭山/11:18〜25王頭砂漠/11:30王頭山/11:42[280m]ピーク/11:58〜12:26心経山/12:47甲路登山口/13:22幸神社/14:06江の浦港エンド。
(天気) 快晴。澄んだ空が広がっていた。王頭山山頂の気温は12℃。心経山に向かっていたときの樹林帯は7℃と冷えていた。心経山は13℃だった。風は冷たさがあったが、弱く吹くだけだった。視界は十分に澄んでいた。
<< Photo Album 2024/03/10 >>

(←)
丸亀港9時25分
発のfwリーに乗
り込んだ

 (→)
  広島が近づくと、
  王頭山が目立って
  いた
10時過ぎに広島の江の浦港に着いた 王頭山を目指して西へと向かった すぐに前方に王頭山が見えるようになった
広島小中学校の手前で北への道に入った 北へと向かっていると、墓地のそばを通った 漸く王頭山の標識が現れた
「レキの墓」も同じ方向だった また西へと向かうようになり、前方に王頭山を見た 広島神社の鳥居の前を通った
鳥居の先で英国士官「レキの墓」が現れた 王頭山は「しわく富士」とも呼ばれているようだった 登山口に繋がる車道に入った
登山口に着いた 登山道は右手の道だった 登山口には登山コースの案内図も立っていた  登山道は緩やかな道で始まった
自然な道に変わってきた 標識もあって、気楽な登りだった 露岩が削られて、登り易くなっていた
前方に山頂を見るようになった 展望が現れるようになり、江の浦港が眺められた 緩やかな登山道が続いた
歩くうちに南の方向が広く眺められた
露岩の上を歩いて行く 王頭山の北尾根に近づいた 王頭山をすっきりと見る位置があった
山頂まで550mとなった シダの茂る所があった 北尾根が近づくと、登山道の傾斜が増してきた
北尾根に着いても登山道の傾斜はきつかった 後ろを振り返ると広島の東半分が眺められるようになった
山頂まで200mとなった ここは「王頭神社跡」だった ごく緩やかな登山道になっていた
山頂が近づいて、南に展望が現れた 山頂まで100mとなった 更なる展望地が現れた 空中庭園の名が付いていた

尾根の展望地より
も一段高い位置か
ら海を眺めること
になった

王頭砂漠が現れた
が、まずは山頂を
目指した

王頭砂漠から山頂
まで僅かな距離だ
った

王頭山の山頂に着
くも、そこは木々
に囲まれて展望は
無かった

二等三角点(点名
・広島)を見る
すぐに山頂を離れて王頭砂漠に戻り、そちらで休憩とした 左の写真に写る小手島を大きく見る
上の写真の右に続く風景を見る 水島工業地帯は北の方向となる 水島工業地帯を少し大きく見る
上の写真に写る御嶽山の辺りを大きく見る 上の写真に写る下水島の辺りを大きく見る
王頭砂漠での休憩を終えて山頂に戻ってきた 次は心経山に向かった 心経山への道もはっきりしており、標識も付いていた
下っていると左手の木々に切れ目が表れて、そこに心経山を見た 心経山を大きく見る
枯れ笹の中を歩いて行く 心経山まで30分の標識を見る 雑木に囲まれた中、280mピークに近づいた
280mピークは市井コースの分岐点だった 雑木の登山道が続く 甲路コースの分岐点に着いた 
優しげな雑木林を歩いて行く 青木コースの分岐点が現れた 大師堂が近づくと、石段を登るようになった
大師堂に着いた 大師堂を抜けると、石仏が並ぶ所に出た 石仏の位置からは、手島と小手島の並ぶ姿が眺められた
まだ細々と道は続いていた 小径の先に岩場が現れた そこが心経山の山頂だった 先に山頂に着いて、パートナーを待った
心経山の山頂は岩の塊だった 山頂を南へと歩くと、高見島が眺められた
心経山から見上げるようにして王頭山が眺められた 青木石の採石場を見る
西に広がる塩飽諸島を眺めた
上の写真の左手に高見島を見た 左の写真に写る紫雲出山を大きく見る

塩飽諸島の小島を
眺めた

南の方向を見る

多度津町、善通寺
市の山並みだった
岩場を離れて大師堂に戻ってきた 甲路コースの分岐点に戻ってきた 甲路コースに入った
はっきりとした登山道を下って行く 「遍んろ道」の標石が立っていた 下るほどに易しい道となった
車道に合流した 合流点にも「遍んろ道」の標石が立っていた 車道歩きで海岸方向に向かった
山之内神社のそばを通った 車道の途中で登山口標識が現れた 甲路集落に入った
海岸沿いを巡る車道に合流した 合流点には心経山登山口の方向が示されていた 合流点から下ってきた方向を振り返った
近くにバス停があったが、時間が合わなかった ひたすら車道を歩いて江の浦港に戻ることにした 海沿いを歩くので展望は良かった 高見島を見る
海の色がきれいだった 小さな島とあって、走る車はほぼ無かった 王頭山を前方に見るようになった
釜の越集落に入って、幸神社で小休止とした 高峰に王頭山を見るようになった 江の浦港が近づくと、海岸に砂浜が増えてきた
広島小中学校の前を通った 学校の前を通るとき、後ろを振り返った 江の浦港に戻ってきたが、次の船は2時間半後だった