TAJIHM の 兵庫の山めぐり <香川県の山> 
 
勝賀山    かつがやま 364.1m 高松市(香川県)
 
1/2.5万地図 : 五色台
 
【2024年3月】 2024-41(TAJI&HM)
 
   山田池より  2024 / 3

 勝賀山は分県登山ガイドに紹介されている山で、それを見て本の紹介コースで登ろうと向かったのは、2024年3月8日のことだった。この日は3月と思えない寒い日で、木枯らしと呼べそうな強い風が吹く日だった。紹介コースはJR鬼無駅をスタート地点としていたが、その佐料コースの途中まで車を進めて適度な駐車地点を見つけることにした。県道33号線を離れて勝賀山に向かい出すと、上り坂となってきた。勝賀山の標識もあり、その上り坂の途中に現れたのが山田池だった。池からは勝賀山が良く見えており、石碑のそばに1台分の駐車スペースを見たので、そこに駐車とした。車中で昼食を済ませてから、勝賀山へと真っ直ぐ向かう車道を歩き出した。車道が交差する位置には標識が立っていたので、コースを外れる恐れは無かった。登るほどに車道は農道と言うか作業道となり、周囲にみかん畑が広がってきた。作業道のそばにも駐車出来そうなスペースをちらほら見た。展望の良い道で、振り返ると東向かいの浄願寺山が対峙していた。その作業道から登山道が分かれた。小さなゲートを通ることになり、「勝賀山登山道入口」の名が付いていた。ごく自然な登山道を登って行く。周囲は常緑樹林で、ゆったりと登って行けた。途中で道が二手に分かれると、直線の道を進んだ。登山口から13分で南尾根に合流した。その辺りは広くなっており、「猫びたい」と呼んでいるようだった。北へと登るようになると「猫の背」の痩せ道を通り、その先でやや急坂が始まって漸くしっかり登ることになった。そこは「馬がえし」と名付けられていた。馬がえしを越すと城跡のエリアに入ることになり、「登山道を外れないように」との注意書きを見た。そして登山口から24分で山頂到着となった。そこは本丸跡で、広く開けていた。中央には勝賀城跡の標柱が立っており、その横に小さな祠を見た。三角点は周辺の土塁上にあった。三等三角点(点名・勝ヶ山)だった。その城跡が強風の世界だったので、祠の近くに張られていたテント小屋の中で休憩とした。テント内には勝賀城跡に関する資料やパンフレットが置かれており、テントは勝賀山愛好家の基地になっているようだった。一息つくと、暫し強風の中で展望を楽しんだ。山頂から眺められたのは西から北にかけてで、瀬戸内海を挟んで対岸となる岡山県の玉野市辺りだった。その背後の尾根で目立っていた山は常山のようだった。山頂で休んでいたのは20分ほど。ピストン登山を考えていたので、下山は歩いてきたコースを戻るのみ。作業道まで下りて来ると、後は舗装路をずっと歩くのだが、常に前方に東向かいの尾根を眺めながらとなり、その展望を楽しみながらの下りだった。山田池に戻ってきたのは14時前。2時間ほどのミニハイキングだった。
(2024/3記)
<登山日> 2024年3月8日 12:06山田池スタート/12:28登山道入口/12:52〜13:11山頂/13:30登山道入口/13:49山田池エンド。
(天気) 晴れとは言えたが、雲の多い空だった。山頂の気温は9℃。冷たい風を強く受けた。視界は良かった。
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勝賀山に通じる車
道に入ると、勝賀
城跡の標識が現れ


勝賀城跡は勝賀山
の山頂にある城跡
だった

山田池に車を止め


池からは勝賀山が
すっきりと眺めら
れた
農道と言えそうな車道を歩いて勝賀山に向かった 周囲はミカン畑で、ミカン畑越しに勝賀山を眺めた 道は分岐点が多かったが、標識が立っていた
勝賀城跡の案内板を見た  ミカン畑を眺めながら舗装路を進んだ 的確に標識があり、コースを外れることは無かった
振り返ると東向かいの尾根が眺められた 登山口に通じる作業道が左手に分かれた 登山道が左手に分かれた
すぐに登山口の方向を示す標識が現れた ゲートが現れて通過した そこが登山口だった 登山道が二手に分かれると、直進コースを歩いた
巻き道コースと合流して、緩やかな登山道が続いた 南尾根との合流点が近づいても、易しい道のままだった 南尾根に合流した そこは広くなっており、「猫のひたい」の名が付いていた
北へと向かって登るようになった この道の細い所は「猫の背」だった 登山道の傾斜が増してきた 「馬がえし」の名を見る
急坂が終わって、緩やかな道を歩いた 勝賀城跡に入ったようだった 丸い大岩のそばを通った 城跡のエリアを進むが、登山道以外に入らないようにとの注意書きを見た
勝賀山の山頂に着いた そこは本丸跡で、広く平らになっていた 中央に勝賀城跡の標柱と小さな祠を見た
城跡を囲む土塁の上に三角点を見た 三等三角点(点名・勝ヶ山)を見る 山上は強風の世界だったので、テントの中で休憩とした
三角点の近くからは展望があり、北西方向が眺められた 瀬戸内海を挟んで、岡山県の常山が目立っていた
上の写真の左手、西向かいの山並みは五色台だった 上の写真に写る常山を大きく見る
紅峰の山頂を見ると、ちらりと大槌島が覗いていた 山頂の松林を見る ピストン登山なので、下山は歩いて来た道を引き返した
山頂のそばで、南東方向が望めた 六ッ目山の方向を少し大きく見る
「猫のひたい」まで下りてきて、そこより東に向かった 緩やかな登山道を下って行く 下山では巻き道コースを歩いた
登山口のゲートまで下りてきた 舗装路に入ると、右手に駐車スペースを見たそこが登山口に一番近い駐車スペースだった 東に向かって展望が広がるようになった 周囲はミカン畑だった

東向かいの尾根を
眺めた
上の写真に写る「クレーター五座」を眺めた 下るうちに屋島も見えてきた 広々とした風景を眺めながら山田池へと戻った