TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山 
 
津嘉山森    つかざんむい 108.9m 沖縄市(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 沖縄市北部
 
【2023年12月】 2023-226(TAJI&HM)
 
   うるま市江州より  2023 / 12

 津嘉山森は標高こそ100メートルを越えているが、麓との標高差は20メートルほどでしか無かった。その津嘉山森に興味を持ったのは、その名の響きと山頂展望が優れているとの二点からだった。向かったのは2023年12月23日のこと。この日は午後便で帰る予定で、空いた午前の時間に小山を一つ登ろうと考えた。前日まで名護におり、那覇に向かう道中でもあったので、津嘉山森が立ち寄るには適しているのではと思えて向かった次第だった。ナビを津嘉山森にセットして近づくと、一帯はすっかり住宅地になっていることが分かった。駐車地点としては少し離れた位置から歩き始めたかったのだが、どうも適した所が見つからなかったただ山頂には一番近くなるが、山頂そばに有料老人ホーム(津嘉山の森・ヒルトップ・カシータ)が建っており、そこに広い駐車場があるのを見た。そこで老人ホームを訪ねると、あっさり駐車の許可をいただいた。津嘉山森へは老人ホームのそばから遊歩道が通じており、その終点に立派な祭壇を見た。道はそこまでに見えたが、祭壇の右手から登山道が始まっていた。その登山道が意外と手強かった。祭壇と山頂との標高差は10メートルほどなのだが、けっこう急斜面でロープを掴んでの登りでは足の置き場を慎重に決める必要があった。それでもごく僅かな時間で山頂に立つことが出来た。山頂はごく狭く、そこに三等三角点(点名・古謝)が目立っていた。そして期待以上の好展望が広がっていた。周囲はびっしりと住宅地が広がっていたが、遠くに目を向けると恩納岳を中心とした山並みが眺められた。晴れておればと思ったが、視界が良かったのは救いだった。下山はロープを掴んで登るとき以上に慎重に下った。それでも駐車場には8分とかからず戻ってきた。下山後に津嘉山森を少し離れた北東側から眺めてみると、小さいながらもすっくと立つ姿が印象的だった。
(2024/2記)
<登山日> 2023年12月23日 10:26カシータ駐車場スタート/10:35〜47山頂/10:55駐車場エンド。
(天気) どんよりとした曇り空だった。山頂の気温は16.5℃で、少し風あり。視界は良かった。
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津嘉山森のそばに来ると、有料老人ホームカシータが建っていた カシータに駐車の許可をいただき、駐車場からスタートした 前方の津嘉山森との距離は100mも無かった

真っ直ぐ山頂に向
かえると思ってい
たのだが、この先
で南東側に回り込
むことになった


南東側から山頂へ
と緩やかな上り坂
に入った

すぐ先に車止めの
チェーンが張られ
ていた
車止めのチェーンが張られていた 優しげな遊歩道だった 風変わりな塔を見た
遊歩道の終点に祭壇を見た 祭壇の右手から登山道が始まっていた すぐにロープが現れた
少しだけ巻き道を歩いた またロープが現れた かなりの急坂だった ロープを登りきると、もうその先が山頂だった

津嘉山森の山頂は
狭く、その中央は
三角点が占めてい


三等三角点(点名
・古謝)を見る
山頂は素晴らしい展望地だった 南から西、そして北へと眺める 沖縄市の市街地が広がっていた
北から東にかけてを眺めた 恩納岳の方向、手前に写っている建物が老人ホームカシータだった
恩納岳の方向を大きく見た
下山は登るとき以上に慎重に下った パートナーが下るのを見守った 祭壇の位置に戻ってきた
祭壇のそばから山頂を見上げた カシータに近づいた 駐車場へはカシータの西側の道を歩いた