TAJIHM の 兵庫の山めぐり <石垣島の山 
 
カーラ岳 135.9m 石垣市(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 石垣
 
【2019年1月】 2019-14(TAJI&HM)
 
   南麓より  19/1

 カーラ岳は石垣島にあってごく小さな山なのだが、航空機マニアにはちょっと知られている山のようだった。それはカーラ岳が石垣空港の間近にあるためで、山頂が航空機の離陸を写せる絶好の撮影ポイントになっているようだった。2019年1月23日から始めた二度目の石垣島山行は、最初の山としてこのカーラ岳を登ることにした。
 この日に利用したピーチ航空MM231便は関空を早朝7時35分に飛び立つとあって、石垣空港には10時20分と朝の時間帯に着くことになった。この日の石垣島は予想通り快晴で、青空が広がっていた。レンタカーを借りるのに少し時間を取られるも、国道390号線を北へと走ってカーラ岳のそばに着いたのは11時半とまだ午前の時間だった。国道から空港の北辺に向かう枝道が分かれており、更に農道が分かれていたが、その分岐点辺りに駐車出来るスペースを見たので、そこに駐車とした。カーラ岳へは農道を歩いて近づこうとしたところ、農道とは別に牧草地にも轍の付いたうっすらと道が見えたので、風景の良い牧草地内を歩くことにした。前方にカーラ岳を見ながら歩き出すも、これはやはり無理だったようで、すぐに道は消えてしまった。そこで平行していた農道に出て、改めて農道歩きでカーラ岳に近づいた。そしてカーラ岳山頂から見ると南側の位置まで来たとき、コンクリートブロック造りの小屋が現れた。その辺りからカーラ岳に向かうとの情報があったのだが、小屋の周りに小径は見えなかった。実際は少し手前より農作業の道が分かれていたのだが、気付かず通り過ぎていた。そこでヤブをこいで農地に入った。そして畦沿いを歩いてカーラ岳に向かうと、緩やかな上り坂となり背後に石垣空港が見えてきた。山裾が近づくと再び灌木のヤブを突っ切ることになった。どうも勝手が違ったが、その時点で道誤りをしていたので仕方がない。灌木ヤブを抜けると草地の斜面に取り付いた。そこも適当に登って行くしかないと思っていると、すぐに小径に出会った。それが正しいコースのようで、後はその小径を辿って斜面を登って行くだけだった。ヤブっぽい道だったが、ヤブ山に慣れておれば問題なく登れる程度の小径だった。尾根に出ると東へと向かうようになり、程なくフェンスに囲まれた航空障害灯が現れた。その辺りが山頂のようだったが、北の方向が幾分高かった。そちらに三角点があると思えてフェンス沿いを北へと歩くと、フェンス近くのヤブの中に三等三角点(点名・嘉良岳)をあっさり見た。そこは展望が無かったので、フェンス沿いを東側へと歩くとそちらで開けた所が現れた。そこからは石垣空港も東の海もすっきり眺められた。どうやらそこが撮影ポイントのようで、滑走路を眺めていると目の前で航空機が飛び立っていた。その離発着の風景よりも東に広がる青い石垣の海に目を奪われた。まさにエメラルドグリーンの色で、それを見ているだけで石垣島に来ていることを実感出来た。北の方向も少し眺められて、そちらにはちらりと野底岳が見えていた。山頂で20分ほど休むと、下山は小径をずっと辿って戻ることにした。斜面を下りきるとヤブに入ることもなく農地のエリアに入ることが出来、そしてうっすらとした農作業用の幅広い道を歩くと、すんなりと農道に合流出来た。往路では今歩いて来た道を見落としていたようだった。合流点から少し東の位置にブロック小屋が見えていた。ルートさえ分かればカーラ岳は登るのにさほど難しい山では無いと言えた。後は農道を歩いて駐車地点へと戻った。前方に於茂登岳と浮海於茂登岳の並ぶ姿を見ながらだった。
(2019/2記)
<登山日> 2019年1月23日 11:34国道390号線のそばよりスタート/11:39ブロック小屋/11:53〜12:14山頂/12:26農道に出る/12:31エンド。
(天気) 快晴。雲は僅かだった。空の色は少し薄かった。山頂の気温は23℃で、風が強かった。その風には少し冷たさがあった。視界はややうっすらとしていた。
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始めは農道を歩かず、牧草地内の作業道を歩いたが 作業道はすぐに消えたので、そばの農道に出てきた 後は農道をずっと歩いてカーラ岳に近づいた
右手はサトウキビ畑だった 石垣空港も見えていた コンクリートブロックで作られた小屋が現れた 小屋のそばから無理やり牧草地に出た
牧草地を歩いて行く 緩やかな斜面を歩くとあって後
方に石垣空港をはっきり見るようになった
正しいコースを歩いていなかったため、ヤブコギで山
裾に取り付くことになった
斜面を適当に登り出すと、すぐに小径に出会った 正
しいコースに合流したようだった


右手前方に山頂
を見る


少しヤブをこぐ
感じで登るも、
小径ははっきり
していた
滑走路が良く見えるようになった 尾根に出ると、山頂を目指して東へと歩いた 程なくフェンスに囲まれた航空障害灯が現れた
ほぼ山頂と思われたが、北の方向が今少し高いためそ
ちらへとフェンス沿いをヤブコギで歩いた
フェンスの近くで、クワズイモの葉に隠れるようにし
て国土地理院の白い杭を見た
三等三角点(点名・嘉良岳)を見る
フェンスに戻って東側に回ると、そちらが開けていた フェンス内は当然立入禁止だった 滑走路を見ることが出来る絶好の場所だった


石垣空港の風景よ
りも東の海の風景
に目を奪われた

北から北東にかけ
てを眺める

(←)
北に見える山並み
を少し大きく見る


 (→)
  野底岳もチラリと
  見えていた

(←)
上の写真を今少し
大きく見る


 (→)
  左の写真の右側を
  見る
真東の方向を眺めた ただただ海の色がきれいだった 快晴の空を眺める
海を眺めた後は、離陸風景を眺めた 全日空NH1748便かと思われた 海が順光を受けていたならインスタ映えする光景だった
山頂で20分ほど休むと、下山は往路を戻った 再び軽いヤブコギをしながら小径を歩いた 尾根を離れて斜面に入ると、前方は石垣空港だった
快晴の下とあって、少し汗ばむ暖かさだった この下山ではずっと小径を辿った ヤブに突っ込むこともなく牧草地に出てきた
牧草地に入っても草むした作業道を歩けた 西に見えていたのは於茂登岳だった ごく気楽な感じで農道に合流した


後は農道を戻っ
て行くだけだっ



右手前方に於茂
登岳を見るよう
になった
於茂登岳と桴海於茂登岳の並ぶ姿を見る 於茂登岳を大きく見る 駐車地点が見えてきた