TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山
 
カンスイムイ 190m 本部町(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 仲宗根
 
【2017年12月】 2017-132(TAJI&HM)
 
    南西麓となる県道115号線に近い位置より 2017 / 12

 2017年12月に久々に沖縄を訪れると、8日は強風の中で本部町のカルスト地帯を訪れて本部富士とデーサンダームイを登った。そのハイキングで分かったことは、カルスト地帯には遊歩道が作られておりカルスト風景を楽しめるハイキングエリアになっていることだった。同じスタイルの案内板が要所要所に立っており、それを見るとこれまで知っていた本部富士(ミラムイ)とデーサンダームイ、ウフグシクムイ以外のカルストの山にもギマムイ、ヘービラムイ、テークムイと名前が付いていた。そのカルストの山は麓から見上げるよりも山上からの方がよりはっきりと分かり、デーサンダームイに登ったときに他にも円錐カルストの山があることが良く分かった。それと気になったのが南麓の広場だった。きれいに整備されており、そばにカルストの岩も見えていた。デーサンダームイから駐車場に戻って来ると時間はまだ15時前だったので、広場だけでもどのような所なのか確認することにした。駐車場を離れて町道を南へと走ると広場に近づけそうな枝道を見たのだが、それは車が通れる道幅はあるものの遊歩道とされていた。遊歩道とは言っても車も通れるのではと思え、その幅広の道に車を進めるとやはり遊歩道だったようで、ベンチが置かれた位置から先は階段になっていた。そこでベンチのそばに車を止めて、後は歩くことにした。階段を下って行くと再び広い道となり、その先で儀間地区を通る町道に合流した。その合流地点の間近が広場だった。広場に入るとそこに建っていたのは「北ぬ方御嶽(にぬふぁうたき)」の管理棟で、そばにはカルストの小さな岩山があった。そこが「北ぬ方御嶽」で、デーサンダームイからも見えていた岩山だった。近づくと厳かな雰囲気が漂っていた。案内板には「たくさんの神々が降臨しています」と書かれていた。また「参拝をして神様よりパワーをいただいて下さい」とも書かれていた。その「北ぬ方御嶽」を参拝すると引き返し始めたのだが、そこにもカルストの案内板があり、そばの山はカンスイムイとなっていた。そのカンスイムイに作業道が付いていた。入ってよいか、また山頂へ行けるのか分からなかったが、既に登りたい気持ちが起きていたことでもあり、行ける所まで登ってみることにした。その登る途中で南に姿の良いカルストの山が眺められた。それはデーサンダームイの山頂からも良く見えていた山で、ギシキリムイではと思われた。作業道はどんどん登れて、途中で車に出会った。車には誰もいなかったが、その持ち主と今少し先で出会った。地元の人のようで、山頂まで道は続いているとのことだあった。また山頂を是非訪れて下さいとも言われた。安心して先へと向かうと作業道は山道となり、その辺りより周囲はカルスト地形となった。そして歩き易いまま山頂到着となった。カンスイムイは地図で見ると、等高線だけの190mピークのようだったが、高い木が無いとあって他のカルストの山と同じく素晴らしい展望地だった。強風を受けながらだったが、その山頂からの展望を十分に楽しんだ。デーサンダームイよりも低いとあってデーサンダームイが大きな姿で眺められた。また南西には瀬底島も眺められた。偶然ながらも新たなカルストの山を登れたことに満足して山頂を離れた。そして駐車地点へと戻って行った。
(2018/1記)(2020/4改訂)
<登山日> 2017年12月8日 14:55遊歩道の途中からスタート/15:03〜06北ぬ方御嶽/15:10作業道入口/15:22〜29山頂/15:40作業道入口/15:40エンド。
(天気) すっかり曇天で、風速10mほどの強風が吹き荒れていた。山頂の気温は16℃。視界は少しうっすらとしていた。
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デーサンダームイから駐車場に戻ってきたとき、そこ
から南の方向を見るとカンスイムイの頂が見えていた
駐車場から町道を南へと走り、途中で遊歩道に入った
 車が進められるのはこのベンチの位置までだった
遊歩道は階段道になっており、それを下って行った
     
麓に着くと、また広い道になった 近くでクワズイモの群落を見た 前方が開けてきたとき、近くの小さな山が望めた
    

 町道に合流すると
 広場を目指して北
 に向かうことにし
 た

 ギマムイの山頂も
 石灰岩に覆われて
 た
案内板を見ると、円錐カルストの山が沢山描かれていた  右手に広場が現れて、そちらに向かった 広場の一角に建っていたのは「北ぬ方御嶽」の建物だった

建物の先に岩場が
あって、そこが
「北ぬ方御嶽」だ
った

岩々には神々が宿
っているとか

参拝をして神様よ
りパワーをいただ
いて下さいと書か
れていた
引き返す形で遊歩道に向かった ジマジョウムイのそばを通ると、左手前方にカンスイ
ムイの尾根端を見た
カンスイムイの尾根端に作業道を見たので、歩いて行
くことにした
枝分かれ道があったが、山頂を目指した 道そばにランタナの花を見た 作業道は緩やかな道として続いた
車道の傾斜が増すと、コンクリート舗装の部分が現れた 南西に見えたのはギシキリムイだった 周囲に鋭い石灰岩を見るようになった
作業道は終点となった 山頂との標高差は20mほど
だった
山頂へは小径が付いていた 石が多かったが、無理なく歩けた
石灰岩の上を歩いて行く ツワブキを見かけた 山頂が間近になった
カンスイムイの山頂に着いた 他のカルストの山と同様に展望が良かった 南東から南にかけてを眺めた

足下間近を走って
いたのは県道115
号線だった

東を見ると、その県道115号線がカ
ンスイムイの縁を
巡って北へと延び
ていた

北西から北東にか
けてを見る

カルスト地形の山
が点在していた
山頂を後にして往路を戻った 作業道に戻ってきた 石灰岩の巨岩を見る
大岩の一つにパートナーが立った 足下を走るのは県道115号線だった 前方に見えてきたのはジマジョウムイと思えた
作業道の入口まで戻ってきた 遊歩道に入った 階段を登った先が駐車地点だった