TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山 
 
だるま山  だるまやま 203.0m 久米島町(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 久米島
 
【2024年2月】 2024-14(TAJI&HM)
 
   大岳小学校のそばより  2024 / 2

 久米島の山として分県登山ガイドに紹介されていたのが、宇江城岳とだるま山だった。宇江城岳は山頂そばまで車で行ける観光地でもあるので、実質登山対象となるのはだるま山と言えそうだった。そのだるま山の紹介コースもスタート地点とされた上田森農村公園の駐車場から上江州ダム湖までは車道歩きなので、ダム湖まで車を進めると20分ほどで山頂に立てる簡単な山ではあった。それでは面白くないので、山頂まで50分ほどかかるとされている紹介コースを歩くことにした。
 向かったのは2024年2月の最初の日。前日と同様に良く晴れていた。上田森農村公園の駐車場に着いたのは9時前のこと。公園の北隣に見えていたのは大岳小学校だった。公園の入口にはだるま山の標識があり、登山口まで400mとあった。それは短過ぎると思いながら標識が示す東の方向へと歩き出した。100mほど歩いてまた標識が現れたが、そこには距離は描かれていなかった。小学校の縁を回るように北へと向かって行く。もう一本道なので道なりに歩いて行った。だるま山に近づくと、南麓側の山裾を東へと歩くようになった。ずっと舗装路だったが、雰囲気としては林道だった。その車道沿いに点々と咲いていたのはカンヒ桜で、小ぶりの赤い花が目を楽しませてくれた。ほぼ平坦な道としてだるま山の東側まで歩いて来ると、上江州ダム湖のそばに出た。その辺りは駐車スペースがあったので、楽にだるま山を登りたいときは、そこまで車で来ても良さそうだった。ダム湖の位置で車道は二手に分かれたので、左手のだるま山に近づく方に入った。すぐにコンクリートブロックの車止めが現れたが、道としてはその先も続いていた。ただ車道と言うよりも遊歩道の雰囲気はあった。その道そばに東屋を見ることがあり、その辺りは公園風になっていた。車道が終わると、山頂に通じる遊歩道が始まっていた。そこが登山口と言えそうだった。遊歩道はほぼ階段状の道で、易しく歩いて行けた。その易しいままに山頂に着いて、ガイドブックの通りに山頂展望を楽しめると思っていたところ、山頂で様相が一変した。そこはすっかりリュウキュウチクのジャングルになっていた。ガイドブックの通りにベンチを見たが、それはもう残骸になっていた。ガイドブックが書かれて10年以上経過していたが、その間に手入れはされなかったようで、今は展望の欠片も無かった。むなしく四等三角点(点名・だるま山)を確認したが、これでは登って来た甲斐が無いと思い、少し展望を探ることにした。周囲に登れそうなしっかりした木は無かったが、何とか体を支えてくれそうな木はあったので、それを登ることにした。ぐらつきながら何とか登ると、少しは展望が現れた。南に見えていたのはアーラ岳で、西の海岸線も少しは眺められた。これで漸くだるま山に立っていることを実感出来た。山頂で佇んでいたのは20分ほど。上江州ダム湖まで戻ると、ガイドブックに示された別の車道には入らず、往路コースをすんなりと戻った。再びカンヒ桜を眺めながらだった。
(2024/2記)
<登山日> 2024年2月1日 8:58上田森農村公園駐車場スタート/9:30上江州ダム湖/9:36登山口/9:43〜10:00山頂/10:46上田森農村公園駐車場エンド。
(天気) 晴れ。雲は多かった。山頂の気温は22℃。少し蒸す感じがあった。涼しいながらも湿っぽい風を受けた。視界は良かった。
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上田森農村公園の駐車場に車を止めた 海岸線が近かった 海は北西の方向だった 公園の入口にはだるま山の標識が立っていた
だるま山の遊歩道入口まで400mとあったが、そんなはずはなかった 駐車場と学校との間の道を東へと歩き出した 北の方向へと向かう位置にも標識が立っていた
この標識には距離は書かれていなかった 北へと向かって行く 赤い花を多く見るようになった カンヒ桜だった
山裾を歩くようになると、林道の様相となった カンヒ桜を愛でながら歩いた 公園風になっている所があった

(←)
だるま山の山裾を
東へと歩いて行く

 (→)
  上江州ダム湖のそ
  ばまで歩いてきた
だるま山に向かえる道は、入口に車止めが置かれていた まだ車道だったが、遊歩道と言っても良さそうだった 右手に東屋を見ることがあった
小橋を渡った 車道の終点に着いた その終点位置から山頂への小径が始まっていた
丸太の階段道を登って行く すっかり遊歩道歩きだった 易しいまま山頂が近づいた
山頂に着くとこの岩が現れて、その先はリュウキュウチクに覆われていた リュウキュウチクに囲まれて細々と小径を見たが、僅かな距離しかなかった 小径のそばに三角点を見た 写真の左隅に写っている
四等三角点(点名・だるま山)を見る リュウキュウチクの丈は高く、展望は全く無かった リュウキュウチクの中に、残骸となったベンチを見た
何とか展望を得ようと近くの木に登ってみた 南の方向に見えたのはアーラ岳だった アーラ岳を大きく見る
上の写真の今少し右手の辺りを見る 防波堤の手前の町は兼城だった 兼城港の防波堤と繋がる小島はガラサー山だった

(←)
西の海も何とか眺
められた

 (→)
  左の写真の中央部
  少し大きく見る
下山に移った 丸太の階段を下って行く 遊歩道のそばにベンチの残骸を見た
登山口に戻ってきた 車止めの位置に戻ってきた ダム湖を見る 雲が増えて湖面は陰っていた
後は車道歩きだった 再びカンヒ桜を愛でながら歩いた 上空に青空が広がってきた
クワズイモの葉を見る 大岳小学校の体育館が見えてきた 下り坂に入ったとき、前方に海が眺められた
(←)
南の方向、木々の
隙間からガーラ岳
を見た

 (→)
  駐車場が近くなっ
  たとき、小学校の
  校庭からだるま山
  が眺められた

駐車場はスタート
時と同じく、自分
の車を見るだけだ
った

駐車場から見える
海は相変わらず明
るかった