二度目の石川岳も当初から決めて登ったのでは無く、急な思い付きからだった。2012年の12月は天皇誕生日を挟んでの連休を沖縄で過ごすそうと、22日の深夜に沖縄入りした。そして23日から自由行動となったのだが、その23日は朝からどんよりとした曇り空だった。その日は少し骨のある登山を予定していたのだが、小雨の降り出しそうな空を見て、計画を変更することにした。そして首里城の観光に向かったものだった。その首里城の散策が終わったのが13時半ごろだった。その後の時間をどう過ごすかだったが、まだ暗くなるまでに3時間半ほどあったので、無理をすれば小さな山なら登れそうに思えた。そこで思い付いたのが石川岳だった。石川岳にはA、B、Cの3コースがあるのだが、まだCコースを歩いていなかったのが心残りだった。そこでこの機会に石川岳のCコースを歩こうと考えた。首里城公園を離れると沖縄自動車道へと向かい、西原ICから石川ICまでを利用した。そして登山口のある石川青少年の家に着いたのは14時半前だった。事務所で登山届けを出してからスタートとした。その後はほぼコース順路に従っての行動なので、ハイキングの様子については下の写真帳をご覧いただきたい。但し、推奨の順路とはコースの取り方を少し変えた。最初はCコースを歩いて山頂に立つつもりだったが、早く山頂に立ちたく、先にAコースを歩いて山頂に立った。そして分岐点まで引き返すと、改めてB・Cコースに入った。二つのコースがターザン広場で分かれると、Cコースを歩いた。そしてCコースで再度石川岳の山頂に立った。後はAコースに入って、途中で分かれた下山道で下山とした。Cコースに関しては山中を大回りで歩くコースとしか認識していなかったため、ターザン広場の先からはずっと沢コースになっていたのは意外だった。沢沿いを歩くよりも沢の中を歩くことの方が多く、市街地に近い所で沢歩きが出来ることに、新鮮な感じも受けて面白かった。大回りで歩くために日が暮れかけることが心配だったが、二度目の山頂でもまだ十分に明るさがあったので、一安心だった。結局、2時間程度の手頃な時間でハイキングの終了となったが、Cコースの沢歩きをしてこそ、石川岳の良さが分かるのではと思えた。
(2013/1記)(2023/1写真改訂) |