TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山 
 
アーラ岳    あーらだけ 287.4m 久米島町(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 久米島
 
【2024年2月】 2024-18(TAJI&HM)
 
   宇江城岳より  2024 / 2

 久米島を代表する山は宇江城岳とアーラ岳で、どちらも一等三角点の山だった。実際に久米島に来てみると、こちらのアーラ岳の方が風格があって登高意欲をそそられた。地形図では破線路は見られなかったが、点の記を見ると北尾根に山頂まで続く登山道がありそうだった。
 このアーラ岳に向かったのは久米島に着いて三日目の2月2日で、この日の最初の山だった。レンタカーのナビをアーラ岳の北尾根辺りにセットして車を走らせると、アーラ林道に入った。アーラ林道はカンヒ桜が多いことで知られているが、2月始めはそのカンヒ桜がちょうど満開の時期とあって、車窓からは濃いピンクのカンヒ桜が点々と眺められた。登山口標識はあるだろうとの気持ちで車を走らせていたのだが、北尾根端に着いてはみたものの、どこにも標識は見えなかった。仕方なく近くの路肩が広くなっている所に車を止めて、適当に斜面に取り付くことにした。駐車地点の辺りもカンヒ桜が花盛りだった。そばの斜面に取り付くと、雑木林の空いた所を歩いて尾根筋に近づいた。すぐに尾根筋に出ると、そこに細々とした尾根道を見て一安心となった。後は尾根道を辿って山頂に向かうだけだった。尾根筋は緩やかとあって易しい尾根歩きだった。目印テープも付いていたので、その目印テープを確認しながら歩いた。尾根筋の西寄りを進むこともあったが、山頂が近づくと尾根筋を歩くようになった。周囲はずっと樹林が続いており、展望が現れないまま山頂に着くことになった。その山頂はなだらかになっている上にヤブっぽいとあって、すぐには三角点は見つからなかった。それでも丁寧に探した結果、リュウキュウチクが茂る辺りで一等三角点(点名・久米島U)に出会うことになった。ヤブ山で三角点を見つけるのは、うれしいの一言だった。そこまで展望は全く無かったのだが、三角点近くの岩の上に立ってみると、いきなりと言った感じで展望が現れた。北には伊江城岳が眺められ、東にも南にも青い海が眺められた。展望には期待していなかっただけに、これはうれしい誤算だった。ひとしきり展望を楽しむと、下山は尾根道を戻るのみ。登山道があることは何とも有り難く、目印テープを追って北尾根を辿った。この下山では登山道を最後まで歩いた。林道に下り着くと、そこは往路の取り付き点とは数十メートルしか離れていなかった。ただ目印が無いだけでなく、ぱっと見た感じでは登山口とは全く分からなかった。
(2024/3記)
<登山日> 2024年2月2日 9:05アーラ林道駐車地点スタート/9:08尾根道に合流/9:23〜46山頂/10:04登山口/10:07駐車地点エンド。
(天気) 快晴。尾根の樹林の気温は21℃で、山頂は24℃だった。涼しい風を受けた。少しひんやり感があって快かった。
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北側からアーラ林
道に入った

林道を緩やかに登
るうちに、前方に
アーラ岳が見えて
きた

アーラ岳を大きく
見る
アーラ岳の北尾根端が近い位置に駐車とした そこでもカンヒ桜が満開だった 上空は快晴 カンヒ桜を間近で眺めた 駐車地点から北の方向を眺めた 登山口が分からないため、近くの斜面に取り付くことにした
緩やかな斜面に取り付いた 木々の空いている所を歩いて尾根筋を目指した リュウキュウチクも多く、軽いヤブコギで進んだ
尾根筋に着くと、そこに細々とながら尾根道を見た 尾根道を歩いていると、ときおり目印テープを見た 登山道のそばに大岩を見た
ワジュロを見かけた 易しく歩ける所もあった 緩やかな尾根のまま、山頂が近づいた
山頂が間近になると、ヤブっぽくなってきた 山頂はヤブだった 三角点を丹念に探すことにした リュウキュウチクの中に、ちらりと三角点を見た
漸くの思いで、一等三角点に出会った 一等三角点(点名・久米島U)を間近に見る 三角点の近くに大きな岩があり、その上に立ってみた
岩の上に立つと、期待していなかった展望が現れて、少々驚きを持って眺めた 北西から北、北東にかけてを眺める

大岳から宇江城岳
へと続く尾根を見


久米島の最高地点
となる310mピ
ークの辺りは航空
自衛隊久米島分屯
基地だった
雲で陰っていた宇江城岳が明るくなった フサキナ山の方向を少し大きく見る

北東から東、そし
て南までを眺める

島尻崎が久米島の
最南端だった

宇江の写真に写る
塩原ムイを大きく
見る

島尻崎の辺りを大
きく見る

奥武島の辺りを大
きく見る

奥武島の手前にイ
ーフビーチを見た

(←)
北西方向に兼城港
を見る

 (→)
  兼城港にガラサー
  山を見た

南隣はほぼ同じ高
さの280mピー
クだった

その右手の海の彼
方が尖閣諸島だっ


岩から下りると、
周囲はリュウキュ
ウチクで何も見え
なかった
下山は尾根道を最後まで歩くことにした 尾根道ははっきりしていたが、目印を追って歩いた 緩やかな尾根とあって、下山は気楽だった
歩き易いまま登山口に近づいた アーラ林道が見えてきた 登山口に着いたが、登山口を示すものは無かった
近くの電柱は「アーラ72」だった 駐車地点まで僅かな距離だった カンヒ桜を眺めた