TAJIHM の 兵庫の山めぐり <沖縄県の山 
 
名護岳    なごだけ 345.2m 名護市(沖縄県)
 
1/2.5万地図 : 仲尾次
 
【2018年6月】 No.2 2018-87(TAJI&HM)
 
    名護市宇茂佐より  2018 / 6

 沖縄には何度か行っていたが、仕事は別として遊びとしては登山をするのが目的だったため、涼しい冬の季節にしか行っていなかった。そこで暑い沖縄にも行ってみたいとパートナーが言い出したのは2018年3月のことだった。費用を押さえたく3泊4日のフリーツアーを探すと、かっこうの物件が見つかった。キャンペーン特価とあり、6月前半なら航空券(神戸空港発着)+ホテル(朝食、夕食付き)+レンタカーで一人3万円だった。梅雨の季節が安い理由と思えたが、沖縄の梅雨は晴れ間もあるとの情報もあってすぐに申し込んだ。
 移動日は6月8日。この日の沖縄は晴れて気温は30℃を越えており、すっかり夏の明るさだった。但し天気予報ではフリーとなる9日、10日は曇りときどき雨の予想だった。翌9日は恩納村のホテルで朝を迎えた。予報通り上空は曇り空だったが西の空は青空も見えており、どんよりと言った感じでは無かった。この日は久々に登ってみようと名護岳に向かった。恩納村からの移動とあって名護城(なんぐすく)公園南口の駐車場に着いたときは10時を回っていた。朝よりも青空は増えており、梅雨空の感じは無かった。但し気温はもう30℃を越えており、蒸し暑さはひとしおだった。そこからの登山はほぼガイドブック(新・分県登山ガイド:沖縄県の山)通りに歩いた。始めに長い石段を登って行く。途中で車道を横切ることがあり、その車道に入って名護青少年の家へと向かうのがガイドブックのコースだったが、石段を最後まで登って神社の前に出た。その右手より小径が始まっており、それを歩くと広場に出た。そこが名護城跡で、人影は無く静かだった。そこから石段を下ると登山コースとなる車道に合流した。そのから名護青少年の家までは700mの距離だった。けっこう陽射しを受けながらの車道歩きとなって、はや汗まみれになってしまった。そのため青少年の家の先にあるキャンプ場で一休みとした。そこまで来るともう名護岳の中腹で、山頂が見えていた。その山頂との標高差は200mほどだった。キャンプ場の先から登山道が始まっており、沖縄の山らしく周囲は常緑樹林だった。その濃い緑の中を登って行く雰囲気は悪くなかった。登山道はえぐれた所もあったものの概ね歩き易い道だった。登山標識も整っており、それに従うだけだった。そのうちに階段を登ることが多くなり、急坂を登って着いた所は双耳峰の一峰となる前岳(標高330m)だった。そこより30m下り40m登り返して名護岳山頂に到着となった。ずっと蒸し暑い中を登ったとあって、汗まみれになっていた。その山頂は陽射しを受けていたので、木陰に入って休憩とした。ただ空は雲が広がっていたこともあり、陽射しは長くは続かず、ほぼ曇り空の下での休憩だった。その山頂は広く切り開かれていたこともあって、好展望を楽しめた。西には本部半島の山並みがあり、足下は名護市街が一望だった。東の海岸線も眺められて、いっとき展望を楽しんだ。また疲れた体を横にして、僅かな時間ながら昼寝をとったりもした。久々の名護岳を楽しむと、下山はすんなりと往路を戻った。
(2018/6記)
<登山日> 2018年6月9日 10:20名護城公園駐車場スタート/10:52名護青少年の家/11:31前岳/11:38〜12: 43/13:14キャンプ場/13:46エンド。
(天気) 雲が多いながらの青空も見えていた空が、次第にほぼ曇り空へと変わってきた。ときおり上空に青空が現れた。麓の気温は31℃で、山頂は29℃だった。湿っぽい風がやや強く吹いていた。視界はうっすらとしていた。
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名護城公園南口
に着いた そこ
より名護岳ハイ
キンを開始した

始めに石段を登っ
て行く
石段の途中で足を止めた 本部半島の上空は青空だっ
石段の登りが続いた 車道と交差した ガイドブックでは車道を歩くとなっ
ていたが
車道に入らず石段を最後まで登って神社の前に出た 神社の右手より小径が始まっていた 亜熱帯林の風景の中を歩いて行く

広場に出た そ
こが名護城跡だ
った 人影は無
く、静けさが漂
っていた

名護城跡からは広
い階段を下って行
った
階段を下りきると車道に合流した 登山コースに戻っ
てきた
名護青少年の家まで700mだった 赤い花が咲いていた 栽培種のインパチェンスと思え
車道は緩やかな道だった 車道の分岐点には標識があり、誤らずに歩けた 道そばで良く見たのはクマタケランの花だった
自然林に囲まれた中を歩いて行く ヒカゲヘゴを見上げる 和魂の碑(にぎたまのいしぶみ)に立ち寄った
近くできれいな赤い花を見た ハイビスカスの一種と
思えた
公園南口から30分かかって名護青少年の家に着いた 本館に近づいた
キャンプ場への道に入った 車は進入禁止だった ヒカゲヘゴの新芽を見た キャンプ場に着くと、名護岳山頂が望めた
キャンプ場の広場から登山道が始まっていた すぐに鬱蒼とした雰囲気となった すぐに道が抉れている所を通った
その悪路は短く、後は易しい道だった 丸太の階段になっている所も多かった 名護岳への登山道は右に折れることになった
陽射しの中を歩くこともあった 大型のカタツムリをよく見た アフリカマイマイと思われた 階段の登りが多くなった
周囲は常緑樹の世界だった 樹林としては楽しめたが、展望の無い登りだった 階段の傾斜が増してきた
ピークに着いた そこは標高330mの前岳だった 山頂は今少し先だった まずは鞍部へと下った そして登り返す もう山頂は目前だった

名護岳の山頂に
着いた 上空は
薄黒い雲が広が
っていたが、そ
の雲が割れて陽
が射してきた

山頂の三等三角点
(点名・名護岳)
を見る

山頂は以前と変わら
ず好展望地だった

梅雨どきとあって少
しうっすらとした視
界だったが、西に本
部半島の山並みが眺
められた
名護市の名護湾に近い辺りは陽射しを受けていた 本部半島中央部の山並みを見る 上の写真に写る古宇利島の辺りを大きく見る

(←)
北東に見える多野
岳の空は暗かった

 (→)
  多野岳を少し大き
  く見る
山頂からは東の海岸線も望めた そちらの空も暗かった 辺野古岳の右手には久志岳も望めた
山頂では登山道の入口で休憩とした 名護湾の方向に青空が広がることがあった 東の海も明るくなることがあった
山頂では一時間近く休んでいた 下山は往路を戻った 登山道ではクワズイモを良く見た 階段道を下って行く
途中は易しい道だった 別の登山道と合流してキャンプ場へと向かう 沖縄の山の雰囲気を味わいながら歩いた
また階段を下った この抉れた所を通ればキャンプ場は近かった キャンプ場に戻ってきた
キャンプ場から改めて名護岳を眺めた 名護青少年の家まで戻ってきた 青少年の家のそばから、南西に恩納岳を見た
青少年の家を離れると、暫くは車道歩きだった 車道の途中で展望地が現れて、名護湾が眺められた その辺りで咲いていたのはアリアケカズラだった
西の空はすっかり曇り空になっていた 公園入口を目指して石段に入った 公園入口に戻ってきた