名護岳には過去2回登っていたが、一番距離の短い名護岳林道からのコースは登っていなかった。そこで他の山を登った序でにその林道コースを登ってみようと考えていた。それを実行したのは2022年12月の沖縄山行三日目、22日のことだった。この日の三つ目の山として一ツ岳を登り終えて、最後の山として名護岳に向かった。名護岳に向かうに当たっては国道58号線に出るようなことはせず、番越林道、県道18号線と走り、名護岳林道を南側の起点から入った。その名護岳林道を名護岳から見て北東の位置まで走ったとき、登山口標識を見た。その辺りに駐車スペースは無かったので、その先で現れた駐車スペースに車を止めた。そこにはコース番号の標識があり7番だった。そこから行動開始して、登山口まで2分だった。登山口の番号は8番だった。後は登山道のままに登って行くのみ。周囲はすっかり自然林で、雰囲気は悪くなかった。登山道も荒れは風は全く無く、はっきりとした登山道として続いていた。その林道コースは登山口と山頂との標高差は110mでしかなかったが、ロープが張られた急坂部もあってしっかり登ることになった。山頂が近づくと緩やかな道となり、登山口から13分で山頂到着となった。山頂は以前のままに開けており、陽射しを受けて明るい山頂だった。そしてそこに三等三角点(点名・名護岳)を見た。展望も以前と変わらず良く、南の方向を除いて広く展望が得られた。本部半島をバックにして名護の市街地が広がっていた。北東には多野岳の姿が大きかった。そして東は太平洋も望めた。山頂で休んでいたのは20分ほど。下山は往路を戻るのみ。急坂部を慎重に下って林道に戻ってきた。距離は短いながらもしっかり歩ける良いコースだと思った。
(2023/1記) |