◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <鹿児島県の山> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
清見岳 きよみだけ | 402.0m | 指宿市(鹿児島県) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1/2.5万地図 : 今和泉 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2015年12月】 | 2015-119(TAJI&HM) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
指宿市大迫より 2015 / 12 |
薩摩半島の名峰と言えば開聞岳。その開聞岳を登るのでは無く、開聞岳を眺められる山に登りたいと考えた。そして前景として池田湖が望めれば言うこと無しである。その考えでガイドブック「新・分県登山ガイド−鹿児島県の山」を見て決めたのが清見岳だった。向かったのは2015年12月のクリスマスの日だった。滞在先のホテルが霧島市だったため、池田湖畔に着いたときは10時が近い時間になっていた。清見岳は池田湖の東岸側となるため、そちらへと車を走らせると「やすらぎ公園」が現れた。そこは開聞岳の展望地で、目の前は池田湖とあって清見岳よりも先に池田湖を前景とした開聞岳が眺められた。さて登山口はどの辺りかとガイドブックを取り出して眺めたところ、清見岳の登山口は池田湖畔では無く反対側の北面側にあることに気付いた。どうもガイドブックを適当にしか眺めていなかったようである。ガイドブックに示された登山口へ向かうとすると30分ほどかかりそうに思えたが、ガイドブックの地図を改めて眺めると、何となく池田湖畔側からも登れそうに思えた。そこで今少し車を東へと走らせると、林道が分岐する位置に清見岳の文字を見た。これで一安心だった。林道に車を進めると更に林道(笠ノ下線)が分岐して、そちらの方が清見岳に近づけるようだった。ただ車をどんどん進める気は無く、早めに歩こうと笠ノ下林道の起点より少し戻って、路肩が広くなっていた所に車を止めた。そして林道歩きを開始した。笠ノ下林道へと入り、5分ほど歩くと左手に作業道と呼べそうな荒れた林道が分岐した。そこに清見岳の文字は見なかったが、地図を見るとそちらの道が清見岳に近づけるようだった。そこで迷わずその作業道に入った。進むほどに草ヤブとなるも、道ははっきりとしていた。その荒れ道を進んでいると、登山口を示す標識が現れたので、それに従って作業道を離れ左手の尾根に向かった。適当に荒れ地の原っぱを突き抜けて尾根に近づくと、尾根に登山口の標識が立っていた。その標識を目指して急斜面に取り付いた。急斜面と言っても数メートルも登れば尾根上に出た。尾根の方向は真っ直ぐ清見岳に向かっており、左手には木々を通して池田湖が見えていた。もう尾根道を辿るだけだった。尾根は照葉樹林帯になっており、いかにも南国の山を登っている雰囲気があった。登山道ははっきりしており、傾斜も緩やかとあって気楽な登りだった。ときおり開聞岳が木々の隙間から眺められた。その易しい登りを15分ほど続けると、前方が明るくなった。そこが山頂だった。山頂は狭い範囲で開けており、中央に一等三角点(点名・清見ヶ陣)を見た。そして西側には遮るものの無い展望が広がっていた。足下は池田湖で、正面には開聞岳が端正な姿を大きく見せており、まさに絵になる光景だった。もう十分に希望が叶えられたと言えそうだった。山頂に風は無く初春の暖かの中で、暫し開聞岳の姿を眺めていた。その山頂からは北西方向にもはっきりとした道があり、それがガイドブックで紹介されていた日照仏神社からのコースのようだった。そちらの方が道幅も広くメインコースの趣があった。なおガイドブックをよく見ると、登ってきた南東尾根コースも下山の道として書かれており、始めに歩いた林道は日照仏神社に通じているので、このまま北西尾根コースを下っても、林道歩きで駐車地点に戻って来られるようだった。但しこの日はその考えは無く、下山はすんなりと登ってきた南東尾根コースを引き返した。下山はすたすたと下ったこともあり、山頂から24分で駐車地点に戻ってきた。 (2016/1記)(2020/9改訂) |
<登山日> | 2015年12月25日 | 10:14スタート/10:16笠ノ下林道に入る/10:32登山口/10:46〜11:02山頂/11:12登山口/11:26エンド。 | |
(天気) | 快晴。雲は少なかった。山頂の気温は16℃で、風はほとんど無かった。視界は少しうっすらとしていた。 | ||
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