◆ TAJI&HM の 兵庫の山めぐり <長崎県の山> ★ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
経ヶ岳 きょうがだけ | 1075.7m | 大村市(長崎県) 鹿島市・太良町(佐賀県) |
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1/2.5万地図 : 多良岳 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2020年5月】 | 2020-80(TAJI) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長崎空港より 2020 / 5 |
2020年ゴールデンウィークは 新型コロナウィルス禍で、全国的に外出自粛要請が出ていたが、以前から決まっていた仕事があり、長崎県に出張することになった。その出張期間中の5月7日は客先都合により休日となった。その7日が朝から素晴らしい快晴だった。大村市内に滞在していたのだが、その大村市街から良く見えていたのは郡岳で、他にも経ヶ岳から多良岳へと続く尾根もくっきりと眺められた。その山並みを見て是非とも登山をしたくなった。郡岳は以前に登っていたので、佐賀長崎県境に聳える経ヶ岳を登ることにした。大村市街から見る姿はまさに鋭峰だった。幸いホテルには近郊ハイキングのパンフレットが置かれており、経ヶ岳の登山コースも紹介されていた。そのパンフレットを持ってレンタカーで経ヶ岳の麓、黒木集落に向かった。大村市街から黒木集落までは十数キロで、9時には黒木集落に着くことが出来た。駐車場の案内板があり、それを見ると駐車場は3カ所あった。経ヶ岳は周回で歩ける山なので、それを考慮して第2駐車場に車を止めた。そこは10台分ほどの駐車スペースがあったが、既に7台ほど止まっていた。この日は平日だったが、好天に誘われて出かけてきたハイカーは多いようだった。そこからの経ヶ岳登山の様子は下の写真帳をご覧いただきたい。始めに車道を引き返すと黒木バス停の前を通った。その先で車道が二手に分かれると、右手の方に入った。すぐにその車道から右手に細い車道が分かれており、そこに経ヶ岳の標識が立っていた。その細道が大払谷コースに繋がる道だった。水道設備のそばを通ると小径が左手に分かれた。その小径に入って二つの害獣避けゲートを抜けると、漸く山道となった。小さな沢を渡って植林地へと入る。植林地は自然林に変わったり植林地に戻ったりしたが、その中に石垣を見ることがあった。どうやらその辺りは以前は棚田だったと思えた。北東方向へと登って行くが、登るうちに枯れ沢を歩くようになり、そこは大きな石がごろごろしてけっこう歩き難さがあった。更に傾斜も増してきた。コースを外れたかと思ったが目印は続いていたので、歩き難さを我慢しながら登った。途中で枯れ沢を離れて樹林帯を登るようになったが、傾斜がきついこともあって楽にはならなかった。漸くの思いで主尾根に出たときは、ほっとしたのが正しい感想だった。その合流点には「つげ尾」の名が付いており、そこからは尾根を東へと歩いくことになった。山頂まで600mだった。その尾根歩きに移ると、強い風を受けるようになった。ちょっと冷たさのある風で、気温を見ると13℃まで下がっていた。緩やかな尾根歩きだったが、山頂が近づくと一気に急尾根となった。所々にロープが張られていた。それまでずっと展望は無かったのだが、その急坂登りの中で大村湾が眺められるときがあった。山頂に着いたのは、つげ尾に出てから20分少々での到着だった。意外と狭い山頂で、幾つか岩があり、中央の岩の上に一等三角点(点名・京ノ岳)を見た。その狭い山頂の周囲は樹林が囲んでおり、展望は良いとは言えなかった。但し東の方向の木々こそ樹高が高いため展望は無かったが、その他の方向は樹高が低かった。そこで一番大きな岩の上に立ってみたところ、一気に展望が広がった。まさにパノラマと言ってよいほどの風景の広がりで、南には尾根続きとなる五家原岳が雄大で、その左手後方の鋭い山は平成新山だった。西は大村湾を囲む山並み、北は天山山地だった。経ヶ岳の山頂も強い風が吹いており、その風のおかげか視界は十分に澄んでおり、贅沢な思いで展望を楽しめた。山頂では少々長居をして50分ほど休むと、下山は東に向かった。その東へと入ると、すぐに登山コースは二手に分かれた。自然な感じで下れるのは左手だったが、そちらは佐賀県側だった。黒木集落に戻るので、「中山越」の標識がある右手の道に入った。ややマイナー感のある小径だったが、道としては易しかった。それが中山越まで歩いて黒木集落への小径に入ると、往路コースと同様に小石が増えてきて沢筋を歩くようになった。その沢筋も小石が多くあって歩き難い上に、沢を渡ることが何度かあり気が抜けなかった。その沢筋を離れると一気に歩き易くなり、山道は林道へと替わった。はっきりとした林道を歩くようになると、八丁谷登山口に下り着いた。そこは多良岳の登山口だった。その先も林道歩きを続けて車止めが現れると、そのそばが第1駐車場だった。そこより更に数分歩いて第2駐車場に戻ってきた。快晴はずっと続いており、駐車場から見上げる空に濁りは無かった。 (2021/10記) |
<登山日> | 2020年5月7日 | 9;10黒木第2駐車場スタート/9:26樫木原第1加圧施設/10:36つげ尾/10:59〜11:46山頂/12;23中山越/13:05八丁谷登山口/13:24第2駐車場エンド。 | |
(天気) | 快晴。澄んだ青空に雲はほとんど見られず。山頂の気温は16℃で、風が強くあり肌寒さを感じた。視界は十分に澄んでいた。快晴は終日続いた。登山口に戻って来ると、気温は22℃を越えていた。 | ||
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