2018年2月の第二週は、仕事でシンガポールを訪れた。数日前に雨期が終わって、漸く雨の降らない日が見られるようになったとのこと。この冬のシンガポールは少し気象がおかしかったようで、22℃まで気温が下がった日もあったとか。前日も朝晩はけっこう涼しく感じたが、この日は良く晴れた日とあって、夕方となっても30℃を越えていた。その暑さの中、夕暮れ時の散策を近くの公園で楽しむことにした。宿泊先はシンガポール川に近いホテルだったので、パールズヒルシティパークまでは10分ほどの距離だった。この公園は2回目とあって勝手は分かっていたので、今回は西斜面の階段を登って丘の上に出た。公園の中央は配水池の施設が広く占めており立入禁止になっていたが、その周囲は手入れの行き届いた熱帯林で、そこに遊歩道が巡っていた。その遊歩道を左回りで歩いて行くことにした。その丘の上は本来は静かなはずだったが、この日はうるさかった。近くで木立の剪定作業が行われており、電動ノコの音だった。それも丘の南側へと回り込むと聞こえなくなり、静かな散策となった。このシンガポールの地でうれしいのは季節を問わず花が眺められることで、この日も池回りで色々な花が眺められた。そして前回と同様に夕陽が沈む頃まで園内のそぞろ歩きを楽しんだ。
(2018/2記)(2020/3改訂) |