TAJIHM の 兵庫の山めぐり <中国の公園
 
上海共青森林公園 上海市)
 
【2007年12月】 2007-103(TAJI)
 
   共青森林公園内にて  2007 / 12

 2007年12月の最初の週は、この年3度目の上海訪問となった。予定は10日間ほどで、その間の週末が前2回と同様に休日として過ごすことになった。そこで緑の多い所で半日ほど過ごそうと考えたのだが、上海市内には山どころか丘も見えないので、緑の多い所となるとどうしても公園へ行くことになる。その公園は上海市内には300ほどもあるそうで、最も大きな公園は6月に訪れた世紀公園と思えたが、それに近い大きな公園は他にも幾つかあり、その中から選んだのが共青森林公園だった。市街地に比較的近く大きさも世紀公園より少し小さい程度で、歩き回るには十分な広さのようだった。
 出かけたのは8日の土曜日。上海はいつもスモッグで澱んだような空のになることが多いのだが、この日は珍しく朝からすっきりと青空が広がっていた。視界も良く澄んで、浦東地区のホテルの窓から高層ビル群がくっきりと見えていた。ホテルを出たのは9時過ぎ。世紀大道駅から地下鉄を四号線、三号線と乗り継いで虹口サッカー場駅で下車。そこからはタクシーを利用することにした。距離にして10kmほどと思っていたのだが、高速道路を走ったり住宅地を抜けたりするものの公園は見えて来ず、いつ着くのかと思っていると、いきなりという感じで公園の西大門に着いた。時間は20分ほどで、どうやら最速コースを走ってくれたようだった。入園料は10元(約170円)。園内に入ると大木が枝をいっぱい広げて緑のトンネルを作っており、いきなり森林公園の名に相応しい雰囲気で散策が始まった。そして園内に入って漸く公園の地図を目に出来た。程良い大きさの池が水路で結ばれており、森を楽しむだけで無く、水とも親しめるようになっていることが分かった。また遊歩道が縦横に巡らされており、色々とコースを選んで歩けるようになっていた。この日は小春日和と言えそうな暖かさで、それにつられたのか多くの家族連れで園内は賑わっていた。こちらもその人たちに混じって足の向くままに歩いて行くこととした。
 園内をほぼ一巡りしたのではと思えたときは4時間近くが経っていた。その様子は下の写真の通りで、期待通りに様々な風景との出会いを楽しむことが出来た。足も程良く疲れており、もう時計は14時を回っていたので森林公園を後にすることにした。西大門より出てタクシーを拾い、朝に到着した虹口サッカー場駅へと戻って行った。
(2008/2記)(2020/10改訂)
<登山日> 2007年12月9日 10:40西大門から入る/14:20南大門を出る。
(天気) 快晴。上海では珍しく青い空が広がり、雲はほとんど見られなかった。気温は12℃ほどで、少し寒いと感じる程度だった。風は無く、小春日和と言えそうな陽射しの快さだった。
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タクシーはいきなり共青森林公園の前に出た 西大門の前に着く 園内に入ると緑のトンネルから歩き始めた
園内にはミニ機関車が走っていた 池杉(中国名)の林を見る 逆光で見る植物が美しい
この道を歩いて池のそばに近づいた 池の湖面は静かで、青い色をしていた 柳の木立が逆光に光っていた
午前の園内は静けさに包まれていた 池の周囲をなぞるように歩いた 忽然と現れた橋の風景に目を奪われた
なぜかテントを張っている家族がいた 園内の花壇を見る まだ紅葉したカエデが残っていた
緑陰の言葉が相応しい風景だった 湖面にボートを浮かべる家族連れが多かった 園内には水路が縦横にあった
水路の下流側を眺める 水路を離れて森へと近づいた 大木の枝の広がりを眺める
森の中へも水路が入り込んでいた 黄葉したイチョウ並木を見る 人工の沢が作られていた
園内唯一の山だった 標高は5mか 広々とした森の中を歩いて行く 森を抜けるとまた池のそばに出た
広い湖面を眺める 湖面に映る緑を暫し眺めていた ぽつねんと立つ木を眺める
湖面に映る風景があるたびに足を止めていた 西欧の公園にいるのではと思ってしまった 緑の散歩道を歩いて行く
朝に歩いた池に戻って来たようだった 池を離れて緑の中を南大門へと向かう 南大門より出て公園散策を終了した